アンリの一週間

「今回の攻略拠点は「怪鳥平原-精霊の杜」ですね」

「時間になったら集まるのよ」

「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」

「メッセージは届いておりません」

「あら。その身体は飽きたのかしら」

「いいわよ。好きな依代を希望しなさい」

「マジシャンの依代が希望なのね、魔石の準備は出来ているかしら？」

「……アナタ、紫の魔石を持っていないほど入力したわね。全部使うことにしておくわよ」

「……だめね。その依代にコンファインするには、青の魔石がもっと必要よ」

「調べたい単語はおっぱいバレーであるか。クックッ、いいだろう、貴様の知識欲を満たす手伝いをしてやるのである。さあ、存分に調べるがいい！」

「そろそろ結果が出たようであるな……。クックッ、なんだ、調べ疲れて動けないか。いいだろう。情報をまとめてやろうではないか」

「貴様なに調べとるか！……無為を探求するのもまた修練。ま、しょーもないことを調べていても、小生は怒らないのである。一人のヴァカが延々と無駄な時間を過ごしているのを横で眺めるのは、これはこれで笑いを誘うものであるからな。たしかに情報検索は自由な単語を検索できる機能だが、テキトーデタラメに検索してればいいというものではないのである。よって検索する単語には念を入れて絞り込む必要があるのである。というかそれをまとめる小生のみにもなってみろって感じであるな」

「今度はもう少しマシな単語を拾ってくることであるな。コピペなんかがおすすめである。さらばだ！」

「そういえば、今回で6回目の来訪であるな。クックッ……精進するのである」

「そろそろ時間よ。集まりなさい」

「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ！！」

「……落ち着きなさい」