翡翠の一週間

「今回の攻略拠点は「怪鳥平原-寄る辺なき霊樹」ですね」

「時間になったら集まるのよ」

「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」

「……1件のメールが届いております」

「お、お前もしかしてうまく喋れないのか？
でも、見た目は子供って感じもないし…言語障害とかかな。
まぁ、人と話してればその内上手くできる様になるさ。
俺でよければ練習相手として使ってくれ。

あぁ、ごめん…珍しかったからつい。
白くて綺麗だと想ったんだけどな…。
誰にでも見られたくない物はあるか、俺だって腹の傷は…。
（一瞬苦笑してすぐに笑顔になり）

ヒスイか、確か宝石の名前だよな綺麗な緑色の…。
俺のじいちゃんが同じ目標に向かっていく奴は皆仲間なんだって言ってた。
だからお前も友達、冒険者なんだろ？

あぁ、前の世界でもそう呼ばれてたから馴染みが…って、うわ！？
スキンシップが好きなのか？
妹とか居なかったからどう接すれば…撫でて大丈夫なのかな（恐る恐る手を伸ばし）

」

「そろそろ時間よ。集まりなさい」

「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ！！」

「……落ち着きなさい」