アメジストの一週間

「今回の攻略拠点は「怪鳥平原-寄る辺なき霊樹」ですね」

「時間になったら集まるのよ」

「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」

「……メッセージの送信ですね。承ります」

「……9件のメールが届いております」

「ああ、戦場では世話になったな。傷は無さそうで何よりだ。
わざわざこちらまで参ってくれたのか、感謝する。

綺麗な深紫色の瞳をしているのだな。東洋人にはない色合いだな。

また戦で同じ組になったら宜しく頼む。それでは、失礼する。」

「少し、間があいてしまいましたね、すみません
工房の方の掃除に手間取りまして…
（向けた視線の先にはクレイヴンがいるようだ）」

「おや、コンファインされるのですか
アメジストさんは、クレイブンさんと同じように
依代の方と共生されているんでしたね？」

「（依代の方の少女に向けてなのか、少し微笑み）
どうぞ、お元気で
（アメジストさんの頭をそっと撫でた）」

「アメジスト。君は本当に
英雄の自覚がないのかい…？
じゃあ召喚士様の召喚方法の間違いかな…？
それとも…もしかしたら、
単純に記憶にないだけかもしれないね。

呼ばれた理由を知りたくても、知らなくても
君はここにいることは変わらない。
召喚士様が呼んだことに変わりが無いなら…。
元の世界に戻りたいかい…？
」

「楽しいと思ってくれるなら嬉しいよ。
むしろ…助かるかな。その言葉は。
俺の場所がここにあるって実感できるから。

うーん…。独身1人生活で寂しいからかなぁ。
アメジストと話していると正直なまでに
言葉が出てきてしまうと言うか…。照れくさいな。」

「俺も。自信あまりもてない方で難しいよ。
うーん。そうだね。たとえば…

俺が腹を抱えて笑い転げていたら
アメジストは楽しそうに感じるかい？1。
2.それとも、笑ってたら悲しく感じる。
3.はたまた、馬鹿らしいと呆れ感じる。どれだ？

感じ方の違いだけど、笑う、笑えることは
幸せなことなんだよ。アメジスト。」

「あ、そ…そう、ご、ごめんね。ほんと…。
あと…ミツフネ君に庇ってもらえたのかぁ…。
強いよね。ミツフネ君。（←また目撃した）

…俺はあんな格好良く、凛とした風に
庇うこと出来なくてごめんね…。ははは…↓
（自分で言って凹んだトレハンの図）」

「まァ、そうなっちゃったかしらネ。＞身体の一部
アメジスト…ちゃん？（で、いいかしら、と呼び名を確かめた）…も？
（“私もそんなことあった”が何なのか、と首を傾げた）」

「あら。その身体は飽きたのかしら」

「いいわよ。好きな依代を希望しなさい」

「アーチャーの依代が希望なのね、魔石の準備は出来ているかしら？」

「ふうん……魔石は全部で1650個使うのね」

「わかったわ。でも依代の数は決まっているの、他の希望も聞いてから、使ってもいいか決めさせてもらうわね。アナタより魔石を使うコがいれば、そちらに回すから。どうせ使うなら、強い方が良いでしょう。ちなみに魔石の数が同じなら適当に決めるわね」

「じゃあ後から呼ぶから、待っていなさい」

「……残念だったわね。アナタより魔石を使うコがいたから、そちらを優先したわ。また来なさい」

「そろそろ時間よ。集まりなさい」

「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ！！」

「……落ち着きなさい」