メイファの一週間

「今回の攻略拠点は「怪鳥平原-寄る辺なき霊樹」ですね」

「時間になったら集まるのよ」

「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」

「……3件のメールが届いております」

「や、そこのお姉さん……もしかしてお嬢さん？　まあそこは置いといて、よければちょっとお時間もらえっかな？
　……俺のコト、覚えてる？　ああいやいや怪しい者じゃないよ。我ながら説得力すっげぇ無いけどなー（はははと笑い）」

「んで、こっから本題。
いま着てるその服さー、エキゾチックでイイと思うけど、それだとちょーっと防御力キツくない？　よければこの防具、使わないかな？
　俺もう使わないんだけど、ちっとも処分できなくて困ってんだよね。誰かに引き取ってもらえるとけっこー助かるんだ」

「……っと、長くなっちまったけど、詳しい話は向こう（掲示板＞雑談スレ）でしよっか。イヤならこれ以上はシカトしてくれりゃいいからさ」

「あら。その身体は飽きたのかしら」

「いいわよ。好きな依代を希望しなさい」

「アーチャーの依代が希望なのね、魔石の準備は出来ているかしら？」

「……だめね。その依代にコンファインするには、緑紫黄青の魔石がもっと必要よ」

「そろそろ時間よ。集まりなさい」

「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ！！」

「……落ち着きなさい」