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Diary | ||
……先週不意に聞こえたあの謎の声のお陰で、 攻略線で集中力を欠いて手痛い一撃を貰ってしまった。 とはいえ一緒の戦場の御同輩さん庇ったり、 武器弾き返したりとかそういう戦術も使えるようにはなったけど。 あー、でも弓構えながら鞘で衝き返すのは面倒かも。 剣術で習った鞘使って相手の刃を受けたりする二刀流の応用だったんだけど、 流石に違う系統の武器2つ抱えてってのは隙だらけだよなぁ…… ……又聞こえた。 だけど先週とは違う声。 確かに剣術の師範に体術も少しだけ習ったけど、跳び蹴りとか。 何で、知ってるんだ……? ……まあいいや。さあ今日もカートの調整して、預かり物の整理して、 テンコ主任さんに弓の強化の交渉御願いして、 それからいつも賑わうおでん屋さんに行って狼さんと遊んで…… ――そう考えながら掌を見て、思考が止まった。 両手の指先の幾つかが、疎らにほの白く変わっている。 驚いて視線を前にずらした先、丁度あった池に映り込んだ自分の姿。 ……髪の毛先、中にはひと房の半分までも、 真っ黒い筈の色が抜けて淡い黄金色に変わっている。 ……嫌だよ又聞こえる……幻聴なのか、それとも…… ねえコレまさかナノマシンが身体の中で悪さしてるとかそういうのだったりする?いやそれならそれでいいけど取引メイさん何も言わないから後出しばっかりで毎回凄い驚く羽目に…… ……つーかオイ、聞こえてんのか“藤河”? ……誰、なんだよ。 僕の中で喋ってる彼等は一体誰なんだよ!? ――“藤河”、僕達の事、もしかして忘れてる……?[ ――不意に叩き落されていく意識の中。 水面に映り込んだ僕の瞳は、常闇を溶かしたかのように、真っ黒だった。 |
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今回の滞在 | ||||||
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攻略の時間になりました!! | ||||||||||||
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