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Diary | ||
撃ち抜いたはずのダチョウに似た鳥は、羽毛を赤に染めながらも立ち上がる。 原始生命力とでも呼ぶべきか、胸腔を潰されながらもそれは生きていた。 「出鱈目な……こないだの死に損ないでもあるまいに。 生き物なら生き物らしく死んでいろ」 悪態を零しながら二射の準備に入ろうとすると、何かが背に張り付いた。 匍匐体勢から転げて引き剥がそうとするが、そいつはしがみついて離さない。 そればかりか激しく暴れ、その度に背肉を抉る鋭い蹴爪。 「……っ!この……!」 ライフルを肩越しに廻らせ発砲。 飛び退いた感触からするに命中はしていないか。 闇に溶け込む黒いそいつは鳥の嘴を備えた……かものはしだった。 飛び退いた勢いのまま、遠方でハンマーを振り回す少女に一撃。 そいつはそのまま夜の闇へと消え去った。 気がつけば他の動物もいない。 「……やれやれ、だ」 めいめいに応急手当を済ませ、破損したバリケードを応急修理。 34名いた防衛部隊で現在生き残ったのは、撤退組を含め13名。 半数以上が凶悪な捕食者達の爪牙に倒れた事になる。 闇に包まれた果てない平原と、そこに潜むいつ襲い来るか分からない脅威。 そんな極限状況が精神をすり減らしてゆく。 前線部隊が敗走したとの知らせが入ったのは、その半刻後の事だった。 |
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今回の滞在 | ||||||
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攻略の時間になりました!! | ||||||||
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