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Diary | ||
前日の戦いで重傷を負った我は、強制的な休息を強いられていた。 仮初の肉体は召喚士の力に護られてでもいるのだろうか、元の世界であれば命を削り取られかねない大きなダメージを受けても幾日かの休息を経れば、再び立ち上がり武器を取る事が出来る。 尋常ではない程の回復能力は、英雄達の魂にこそ負担を強いるものではない、が、依代の身にどれ程の代償を求めるものなのだろうか。 簡素な寝台に押し込められ、己の天幕に戻れぬ事を不満に感じつつも包帯を巻き付けられた腕は握力が未だ戻らず、ほんの小さなものを摘み上げるのにも時間が掛かる。 こうして横になっているだけの時間が無為なものに思えてならず、自由にならない腕は、すぐに癒えるとわかってはいても、焦燥感を掻き立てられる。 「つまらぬ」と一言漏らした言葉に重なるように、小さな溜息が耳に届き、不意に同じ部隊で戦った少女が隣の寝台に収容されているのを思い出した。名はシルフィア=フェルノートと云ったか。 仕切りのカーテンを押し遣るように開いて見れば、彼女は寝台の上に座り、しんなりと俯いていた。二つに結ばれた髪に飾られたリボンも心なしか元気が無いように見える。 「如何した、娘。傷が痛むか」 問いかける声に、ハ、と顔を上げた彼女がふるふると首を振るのに合わせ柔らかな髪が左右に揺れる。 「ちょっと、この消毒薬の匂いが…」 戦場で妙に大きなハンマーを振り回していた雄姿に似合わぬ繊細げな表情に、思わず笑みが漏れた。白い太股に巻き付けられた包帯やそこかしこに貼られた膏薬の類は痛々しくはあったが、血色は悪くはない。 「それに、折角の日なのに、今日一日病室から出られないなんて…」 今日は何か彼女にとって特別な日であったのだろうか。 要するにつまらない、と。……そう言う事なのだろう。己と同じ不満に思わず笑みが漏れた。 「そうか、薬の匂いは嫌いか。……ならば我が良いものを見せてやろう」 此方へおいで、と手招いて何も無い虚空を指差す。 彼女が興味を惹かれた様子で近付いた所を、細腰を引き寄せて寝台の上へ抱き上げた。 「……ッ!?」 「この方が良く見える。ほらそこだ」 驚いて身を強張らせる彼女に見上げるように促しながら、脳裏に強く花の姿を思い浮かべる。 清楚な白い色、夕暮れに蕾を綻ばせ、甘く香る美しい花が少女の上に降り注ぐ。まるでこの目に見た事のない雪のように。 「………あ、…」 少女が息を呑んで身じろいだ。 二人分の重みに寝台が軽く軋む音がする。 「花………?」 己のイメージの中から零れ落ちるように、病室の簡素なカーテンの上に枝が伸び、白い花が次々に咲き誇り、そしてはらはらと花びらを散らし始めたのだ。 香油や茶にも使われる高貴な香りが味気ない病室に満ちて行く。 「すごい…」 「どうだ、少しは気分が良くなったか」 ハラハラと甘い雪が降り落ちる中、頬を紅潮させた彼女が嬉しげに頷いた。 http://king.vs.land.to/127_52_338_hbd.jpg 「素敵!王様、抱いて!」 「はっはっは、どおれ、愛いやつめ」 (どことは言いませんが一部妄想です) +++ その夜、我は夢を見た。 否。 正確には 見た と 思う 夢とは、人の脳が記憶を整理する為のものだと聞いた事がある。 で、あるならば、 記憶のない我が見る夢とは、失った過去を知らせるものなのだろうか。 それとも、 この 器の ものなのだろうか。 金色の 長い髪 エメラルドの 瞳。 白い肌。 ・・・・・ 我を見つめ、 懸命に語りかける あの佳人は 一体 何を伝えようと していたの だろう ・・・・・・・・ 何故だか酷く、 だるい。 肉体は回復した筈なのだが それに 首元に 違和感がある 首筋が少し腫れているようだ。 虫 にでも 噛まれたの だろうか? ああだが、 それにしても、 ・・・ 酷く だるい。 http://king.vs.land.to/127_500_dream.jpg 現に引き戻された我が見たものは、我の身体の上に乗り上げてくーくーと愛らしい寝息を立てている金髪の少女の姿だった。 ……何、だ?これは いつ我の胸は託児所になったのだ。 これは一つあれか、あれをやるべきか 理 解 で き な い (@ちぇる子) |
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今回の滞在 | ||||||
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Message(Personal) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Message(Linkage) | ||
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召喚士におねがい | ||||||||||||
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