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Diary | ||
今回の戦闘は倒れる事なく戻ってこれたな。 帰りの旅路は冒険者共の陽気な声で騒がしかったが。 こいつらは帰りの際に、いつもこんな大騒ぎをしているのか? 冒険者と言うのは、真に度し難い奴等だ。 腐肉亭に戻り、他店の調査準備を纏めていると、客が来た。 客が来た!?いや、事実だ、信じてくれ、ああ、自分でも誰に向かってこの信じてくれ等と言っているのかまったく判らないが、ああ、撹乱しているようだ。ああ、ああ! 気を静めてから来た客を観察してみる。 客が着込んでいるのは赤い派手な服だ、客観的な印象だが、肩の飾りが軍服に近いく見える。 また、獣の耳や尻尾を持っている、獣人の類かも知れん。 そして殊更に目を引くのは……その外見だ。 非常に幼い……少女、と言う言葉よりも更に幼く見える。 その少女は、確かに子供のように有り余る元気を持って店内に入ってきた。 「おーっす、店主ーミルク一杯・・・・ げぇっ!?腐臭!? なんですかに、ここ!営業的に良いんですかに!?」 あぁ、腐りかけの肉を置いているからな、まぁ、今言う必要はないが。 さて、ようやく掴んだチャンスだ、焦るな、まずは紳士に接客から始めれば良い……。 「ああ!まったく何一つ問題はない……ありませんよ。 貴様、ミルクだった……でしたね?では、どうぞ。」 俺はミルクに毒を盛ってから、その少女にミルクを渡した。 |
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今回の滞在 | ||||||
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