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Episode 6 猛攻 /Asult 街路に攻め込んできた死せる戦士の集団を食い止め追い返した私たちは 召喚士を先頭に、そのまま余勢を駆って敵陣深くまで飛び込んでいた。 敵は決して多くない。 半数以上は街路の防衛戦で破壊されたのだろう。 この拠点を守るネクロマンサーの男による『再形成』の術も間に合わない。 これは唐突な、しかし最も有効なタイミングの反攻作戦。 長らく膠着していた戦況は確実に、こちらに傾いていた。 準備不足が目立つところも無いとは言えない。 だが、虎児を得るには虎の巣穴に入るしかない。 そんなことを考えながら私は目の前の敵の一隊に 矢筒から乱暴に取り出した数本の矢を 無造作に撃ちかける。 ひるんだ相手に近くで戦っていた覆面姿の剣士が間髪入れず 斬撃を更に打ち込み…… それでも死に損ねた骸骨の戦士を眼鏡をかけた顔立ちの良い『壊し屋』が 今度こそ跡形もなく粉々に打ち砕く。 だが、わたしもじっとそれを見ている余裕はない。 隊の背後を突こうと回り込んだゾンビ剣闘士の一体に弓を構え じっと睨みつける。 ……彼らには気配というものはない。 だが、おおよそどのような行動を取るのか その辺りのパターンはここ数回の戦いである程度把握できていた。 隊の後ろで精神を集中させて賛美歌を歌うことで 皆の傷を癒していた奏唱使いの背に敵兵が近づき、 刃を振りおろす、その瞬間…… ぱぁん! 私が先ほどから狙いすまし、備えていた一矢がゾンビの頭部を弾き飛ばす。 弦術・原一旋転。 一矢を構え、ただ、狙いを付け放つ至ってシンプルな射技。 弓道における基本中の基本。 だが、そのスポーツ技術も鈍重なゾンビ達との戦いにおいては 最高の必殺技となる。 30分、50分が経ち、舞踏会場に血と腐肉の匂いが満ちる。 それでもまだつかない決着。 ……そう、この戦いは私が今まで経験した中で最も熱く、激しいものとなるのだろう。 わたしは救護所の少年に渡すつもりで買った 懐のチョコレートが溶けないか心配しながらただ敵を、敵兵を撃ち続けた。 ただひたすらに。 矢筒の尽きるまで。 この舞踏会場の攻防に今日こそ決着がつくと信じて。 Continue To Result |
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今回の滞在 | ||||||
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