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あるニート女は賭けにでた。
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一酸化炭素が部屋に充満する前に 見知らぬ愛らしい女の子が「お姉さま♪」って 玄関からお邪魔してくることに、生死を賭したのだ。
頭痛や耳鳴りという症状を経て、徐々に身体の自由が利かなくなってきたころ彼女はこう思った。 ――――お姉さまっていう呼び名より普通に名前にちゃん付けの方が萌えるかも――――いや、むしろ呼び捨てとかの方が―――――――――やり直す――――――――― 部屋の窓を開けに行こうとする彼女だったが立つことができない。わずかな後悔と妥協の中、彼女の意識が急速に闇に包まれていくとき、声が響いた。
『来なさい』
凛として冷たい、それでいてどこか純粋さを感じさせるような声だった。 |
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