Secret Sphere
<<Week9
-WEEK10-

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Smart Diary
海老
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時戻りの儀式。

学園長先生の話だと、時間を巻き戻すなんていうとんでもない術を発動させるための儀式みたいで。

先ほど学園で知り合った人たちとの挨拶を済ませて、今は寮の自室でおとーとくんと二人、術の発動を待つだけという状態。

Iconアザミナ
「はぁ何か世界最後の日を過ごしてる気分やわ

とは言いつつ、実際にこういう気分を味わうのは初めてだけど

世界の終わりみたいなものを経験したことはあるけど、その時は事前に予告されたんじゃなくて突然だったから

Iconティー
「そんな大げさな。確かに時間は巻き戻っちゃうけど、ここで過ごした記憶とか経験が完全になくなっちゃうわけじゃないだからさ」

Iconアザミナ
「でも一時的には忘れてまうんやろ? ちょっとかもしれへんけど成長したり、仲が良い子も出来たと思ったんやけどな

Iconティー
「ごめんねボクじゃ自分の分ならなんとかなりそうだけど、他の人アザミナ嬢の記憶への干渉を完全に防ぐことはできないんだもっと魔術に精通してるあの子なら出来たかもしれないのに

おとーとくん、めっちゃ責任感じてもうてる感じがするうちがネガティブになってしまってるから

このままじゃ湿っぽい感じのまま、儀式が始まってまうそんなんうちも何か嫌や

じゃあここでうちが出来ることは、明るくっていうのはちょっと無理かもだけど、とりあえず落ち込んでへんって感じの声で、

Iconアザミナ
「おとーとくん、そんな謝らんでもええよ」

Iconティー
「アザミナ嬢

Iconアザミナ
「また最初は情けないこと言ったりするかもしれへんけどきっと今と同じくらいには強くなってみせるから。
だから、あの入学式前の時みたいに最初の一歩が踏み出せへんかったら、また背中押してーな?」

Iconティー
「も、もうそこは『今以上に強く』とか『自分の力だけで学園の門くぐってみせる』くらいは言ってよねぐす

Iconアザミナ
「そんなに泣かんでも別に一生の別れになるとかじゃないんやし、それに時間が経てば記憶も戻るんやろ?」

Iconティー
「な泣いてないもん目に砂が入っただけだし

Iconアザミナ
「杖なのに目に砂なんて入りようないやんぐす

Iconティー
「そこはツッコまないでスルーしてよね。大体、そういうアザミナ嬢だって泣いてう、うわあぁぁん



湿っぽいのは嫌って思ってたにもかかわらず、結局泣いてもうたけど

まあでも二人して思いっきり泣いたことで、気持ちの整理はついたような気がする。

Iconティー
儀式、もう始まるみたいだね」

Iconアザミナ
「そっかじゃあ、今のおとーとくんとはしばらくのお別れやね」

Iconティー
「うん。次に入学する時はもっとしっかりしてるアザミナ嬢、期待してるからね?」

Iconアザミナ
「いやそんなに期待されても記憶無いわけやし自信無いけど

Iconティー
「ずこっ!? そ、そこは『任せとき』くらい言って締めてほしいんだけどっ!?」

Iconアザミナ
「嘘やって。記憶無いなりに頑張ってみるから」

Iconティー
「うんじゃあ」

Iconアザミナ
「そしたら

Icon二人
「また学園で!」


―――そして、儀式が発動した。















































~学園ではない何処かにて~

Icon???A
「うぅねーさまは依頼で別の世界、アザミナちゃんもしばらく学園に通うことになって家に二人ともいないから寂しいです
あれ? あなた、ねーさまと一緒に行ったんじゃなかったんです?」

Icon???B
「いや、何か今回は一人でいいから付いてこないでって言われたんだよね

Icon???A
「あー

Icon???B
「いや何その妙に納得したって顔! 何か腹立つなぁ
あー、まあどうせ君にはわからないとは思うけど、駄目元で聞いとくかなぁ」

Icon???A
「そっちこそ軽く喧嘩売ってます? はぁまあいいですけど何ですか?」

Icon???B
「まあここで生活する分には『今の』があれば問題無いんだけど、どこにあるかわからないってのは落ち着かなくてさ






―――ボクの本体、知らない?
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パーティメッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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メッセージ
ワカメ
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PNo.691 どてらぎつね
にメッセージを送った。

PNo.694 アナベル・グリーンペタル
にメッセージを送った。



PNo.691 どてらぎつね
からのメッセージ:
Icon「でもその分強い魔法が使えるみたいだけどそうでもないのかな?
でも戦闘以外となるとか~
ボクは式神は色々使ってるからねぇ~ 話相手にはなれないけどさ」
Icon「あはは~そう言ってくれると嬉しいかも~
アザミナおね~さんが喜んでくれるなら、ね」
Icon「ん~と色々な種類があるんだね~
効いてたら興味湧いたし一緒に食べてみたいな。

でも、ここで食べられるのかなぁ~?」
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青い鳥メッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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参加コミュニティ
ワカメ
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参加コミュニティはありません。
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アイテム
ワカメ
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アザミナはアイテムNo.18 マジックキャンディ を食べた。

マジックキャンディ
虹色のキラキラしたキャンディ。
舐めると魔法のように7つの味へと次々変化する。

MSPが増加した!
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魔法学園の声
ワカメ
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Icon
モブ男くん
「なあ……知ってるか? 学園の噂……」

Icon
モブ子ちゃん
「え? なになに?
 マッド先生が、夜な夜な実験台になりそうな被験者を求めて
 歩き回ってるとかいう話?」

Icon
モブ男くん
「違くて……いやこえーなその話!
 それじゃなくて、学園に幽霊が出るっつー噂!」

Icon
モブ子ちゃん
「え、えー!?
 なにそれ初耳なんだけど……えええ普通に怖いじゃん!」

Icon
モブ男くん
「だろー!?
 俺のクラスメイトが見たらしくてさぁ……
 何かこう、全体的に青白くて……
 髪の長い女っぽい幽霊らしくて……」

Icon
モブ子ちゃん
「えー、でもさぁ……青白くて髪の長い魔法使いなんていっぱいいるよ?
 何かの見間違いとかじゃなくて……?」

Icon
モブ男くん
「いやだって、そいつが言うには詠唱無しで突然現れて、
 突然透けるように消えたらしいんだよ!
 もうこれ幽霊確定だろ?」

Icon
モブ子ちゃん
「うーん、でも魔法ならさぁ……」

Icon

Icon
モブ男くん
「えっ」

Icon
モブ子ちゃん
「えっ」

Icon
???
「……」


……。


Icon
モブ子ちゃん
き、キャー!!
 きえ、消えた!! 消えたよ!?
 いやー!! おばけー!!

Icon
モブ男くん
「ほ、ほら俺が言った通りだろ!?
 って、俺を置いて行かないでくれー!
 腰が抜けたんだー!!
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朝練戦闘
ワカメ
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ランク戦
ワカメ
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通常戦闘
蟹
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気弱娘とおしゃべりロッド遺跡の魔物たち
PNo.819 アザミナ・ラビシュリバーVS這い寄る骨
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探索
ワカメ
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探索中. . .
アザミナはSCを290、TPを19手に入れた。
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《魔武器学》
ワカメ
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Icon
マスク先生
「さて授業を始めるぞー
 準備はちゃんと出来ているか?」

Icon
マスク先生
「今日はそうだ、クラスについての説明をしておくか。
 確か、まだしていなかったような……」

Icon
マスク先生
「それじゃ生徒が振り分けられるクラスについて説明しておこう。
 種類が多いから、ちょっと覚えるのは大変かもしれないが……」

Icon
マスク先生
「まあ、基本的に自分のクラスを覚えておけばいいだろ。
 あとは……そうだな、一緒に探索へ向かう友人とかな」

Icon
マスク先生
「で、クラスについてだ。
 各先生一人ずつクラスを受け持っているのだが……

 例えば俺は重騎士クラスを受け持っている」

Icon
マスク先生
「重騎士クラスの推奨授業が魔武器学ってところだな。
 まあ、別に他の先生の授業を受けても構わんぞ」

Icon
マスク先生
「重騎士クラスは主に、防御と武器の扱いについて特化したクラスだ。
 他者を守り、前線を張るなら俺のところに来ると良い」

Icon
マスク先生
「他にも精霊術士クラスや錬金術士クラスなど、先生の数だけ様々だからな。
 自分に合うクラスを探すと良いさ」


















Icon
マスク先生
「……さてと、今日はこのくらいにしておくか」

Icon
マスク先生
「クラスは馴染めなければ変更することも出来るからな。
 気を負わず、まあ気軽にやってみればいい」

Icon
マスク先生
「俺のところに来たら、
 まあ俺の出来る範囲で色々叩きこんでやるからな」

《魔武器学》の授業を1回選択!
アザミナはMHPが40増加した。
アザミナはMHPが40増加した。
アザミナはMSPが18増加した。
アザミナは魅力が17増加した。
アザミナは魅力が18増加した。

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ワカメ
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武器 ティー を 命中力強化!
ティー の 命中力 が 8 上がった!(TP-1)

防具 ゆるふわリボンのストール を 回避力強化!
ゆるふわリボンのストール の 回避力 が 11 上がった!(TP-1)

装飾 星飾りのヘアバンド を MMP/MSP強化!
星飾りのヘアバンド の MMP/MSP が 9 上がった!(TP-1)

魔法武器 ティー の 攻撃力 が 10 上がった!(TP-1)
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目的の決定
蟹
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時戻りの儀式
ワカメ
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Icon
???
スフィアと呼ばれている。
その正体は、学園の最大の秘密のひとつ。
【時戻りの儀式】に関係しているらしいが……?
好きな食べ物はひみつ。
Icon
???
「……今の私の力だと、願いを叶える力は1回。
 1回だけ使えるよ」


Icon
学園長
「……そうか。では……行おう。
 時戻りの儀式を――」



各々のSmartBookから、魔方陣が展開された。
その後に、学園長の姿が幻影で映し出される。



Icon
学園長
生徒諸君、防衛の要、塔は破壊されてしまった。
 塔が無ければ学園内の魔力は徐々に四散し、
 やがて魔法を使えなくなってしまうだろう


Icon
学園長
そのため、私は……
 今から、時を戻り、塔が壊された事実を
 なかったことにしようと思う


Icon
学園長
このセカイの流れと、新しいセカイの流れは統合されるので、心配は――
 いや、何を言っているのか、分からないね


Icon
学園長
「とにかく、心配はいらない。
 私が責任を持って、このセカイを守るから――」


Icon
学園長
ついてきたいものはついて来るといい。
 私は歓迎する!










Icon
リベルタ先生
「我輩は行かんぞ」

Icon
マスク先生
「ええ? まさか生徒のために……」

Icon
リベルタ先生
「いや、二つのセカイが統合された時の感覚を知りたい」

Icon
マスク先生
「お前……いや、アンタはそういう奴だな……」










Icon
学園長
「では、時戻りの儀式を始めよう――」



学園長が手を掲げると、周りに複雑な魔法陣が展開される。


Icon
学園長
六天えるつの
 深淵のかけらよ」


Icon
学園長
てをべる大地
 悠久らぐれよ」



魔法陣から、一陣の風が駆け抜けていく。
学園長のフードが、ばさり、と翻った。



Icon
学園長
迷宮
 天空よ」





展開していた魔法陣が、呼応するように強く輝きを増す。

Icon
学園長
は――
 つのべしもの、ベルスフィア!

Icon
学園長
よ――
 らい、過去けよ!」



辺り一帯を飲み込むような眩い光を放ち――


Icon
学園長
儀式魔法 時戻り――」










光が収まると、学園長と、一部の教師、そして一部の生徒が、消えていた。


Icon
リベルタ先生
「……行ったか」

Icon
ミラージュ先生
「行ったか、じゃなくってよ!
 もっとちゃんと事情を説明しなさいよ!」

Icon
リベルタ先生
「ふん、我輩もよくは知らん。
 だがまあ……」


Icon
リベルタ先生
生徒どもよ。心配するな。
 どうせすぐに時間は統合されるであろう

Icon
リベルタ先生
それまで適当に過ごすが良いぞ」


Icon
マルル先生
「うわ~~ん!
 よく分からないけども……
 と、とにかく早く学園を立て直すんだわ!
 残ってる生徒の安全確認も急がないと~!!」










Icon
パルフィー先生
「……私も行きたかったな」

Icon
ラングリース先生
「どうやら、まだしばらくは時戻りの影響があるようですね
 そちらの魔方陣から、渡ることができるとか」

Icon
パルフィー先生
「ええ!?」










Icon
学園長
「さて……改めて始めましょうか」

Icon
チャーミィ
「ワンワー!」

Icon
マスク先生
「……はあ、また最初からか」

Icon
学園長
「仕方ないじゃない!
 済んだことはつべこべ言わない!
 ほら、行くわよ!」










Icon
学園長
「さて――」

Icon
学園長
「ようこそ」

Icon
学園長
「【魔法学園へ】」
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次回予告
ワカメ
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気弱娘とおしゃべりロッド遺跡の魔物たち
PNo.819 アザミナ・ラビシュリバーVSウィル・オ・ウィスプ
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次回朝練予告
ワカメ
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気弱娘とおしゃべりロッド魔法学園の生徒
PNo.819 アザミナ・ラビシュリバーPNo.531 我狼 舞
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次回ランク戦予告
ヤドカリ
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