Secret Sphere
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-WEEK10-

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Smart Diary
ワカメ
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DayX.

~ 反芻を厭うはコンソメスープに似た趨勢 ~


戦争後。美食家は状況に混乱していた。


スペリオル軍と学園生の交戦は、魔法同士のぶつかり合いという勝負に勝ちながらも戦いの目的であった拠点の防衛に失敗。
事実上の敗北となった学園はしかし奥の手として時間逆行を発動すると宣言し、これからそれが実行されようとしている。

「時を戻すだと?」

他にも状況が呑み込めていないでいる生徒はやはり多くいるようだ。

結果の否定、それは過程の否定。
これまで不可逆であった物、前提を置き換えることが可能になると言うならば当然誰しも疑問に思うのだろう。

「そうすると俺が学園に来て今まで食って味わい賛美した物は...ッ」
「これまで食べた物の行方は何処になるんだ!?」

深刻な事態になってしまった。

今の自分を証明する裏付けは、その経緯である食事に於いて他は無い。
過去の肉体に意識を戻すとなると、自己は"既に食べた物"及び"それを味わった経験”に関して精神と肉体で乖離が生じるのではないか?

未来の精神状態に至る過程で必要な筈の経緯及び裏付けが伴わないなら、そもそも裏付けを備えている肉体の側が存在としてより強固であり、意識が主導して自己をすり替えることなど叶うのだろうか。


まさにそれが可能なのだと宣言されたのだ。


「俺を織りなす全ての食事が俺の証明、俺が捕食者として背負い俺と共に連れて行くべき同胞ッ おいそれと書き換えられる記録なわけがねえ。」


『全てを覚えて居ればお前は絶対者を保証されると?それこそお前の傲慢たる思い上がりであり、欺瞞であり、自らを分裂に至らしめた真因であるとは思わないのか。』

気付けば灰汁(アク)がこんなところにも付いて沸いてきていた。

『お前は味を極める道を諦め、味覚の世界へと逃げた。創造主ではなく受益者であることを選んだ。お前は主導者であったとしても妥協を逃れられる訳では無い。』



「てめえの問答に付き合う価値は無いと言ったろ、手前自身を論評する趣味はねえよ。」


「・・・上等だ、一切妥協をしねえってことなら俺がやるのは」



『過去の自身を待ち伏せ、ねじ伏せ、凌駕し、支配し、より優れたもので有り続けること。この時間が来るたびに繰り返し、それが済むたび辻褄合わせを行う。』


『せいぜい食べ残しの無いように。』

灰汁はパンを綺麗に焼くことを極める為に俺から出て行ったはずだが、わざわざ合いに来て知ったような事をいう辺り既に時間移動を経験しているのだと思しい。


「元々、この魔法世界の美食を完食し論評を付ける目的を曲げる気はねえからな、汚い暴飲暴食しかないてめえと違って俺にはプランとペースがある。」


そうでなければ乗っ取られる、上書きされる、時間を跨ぎ他人へ入り込むような相手を退けるには結局、前後を固めるしかない、書き換えに気が付く必要がある。わざとらしく脳裏にこぼして灰汁は消えた。


秘名の学園、美食を追う闘争はつづく。


To be continued... ▼




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パーティメッセージ
牛
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PNo.769 惜選 空慈
からのメッセージ:
Iconオシヨ
「ぼちぼち引き上げ時ってところか、なんだかんだ道中は楽勝だったな!
俺はたんまり食えたし、魔法もさんざん味あわせて貰ったからお腹いっぱいだぜ? もうちっとアイテムとして取っておけるもんがあれば尚よかったけどな。」
Iconオシヨ
「てことで同行サンキューッッ!またどっか行こうぜ。」
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メッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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青い鳥メッセージ
ヤドカリ
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メッセージはありません。
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参加コミュニティ
ワカメ
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参加コミュニティはありません。

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アイテム
ワカメ
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オシヨはアイテムNo.4 武器型クッキーの詰め合せ を食べた。
オシヨはMHPが増加した。
オシヨはMHPが増加した。
オシヨはMMPが増加した。
オシヨはMSPが増加した。
オシヨは魅力が増加した。
オシヨは魅力が増加した。
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魔法学園の声
蟹
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Icon
ミラージュ先生
「見つけたわよ。
 今日という今日こそは、
 アンタのその若さを保つ秘薬の作り方を頂くわ」

Icon
リベルタ先生
「ハァ……また貴様か。
 いい加減諦めろ、貴様は貴様のその妖術だけで良いであろうが」

Icon
ミラージュ先生
「誰が妖術使いよ!
 わたくしの美しさは永久的に保たれなくてはいけないの。
 わたくしの最高峰の魔法と、
 アンタの秘薬をもってしてそれは完成するのよ!」

Icon
リベルタ先生
「全く馬鹿馬鹿しい。
 見た目など皮一枚で皆同じようなモノだろう」

Icon
ミラージュ先生
「ハッ、研究には熱心だけれど歴史を解っていないわね。
 美というものは時には国すら滅ぼす力になるのよ。
 一体いくつの歴史が、美男美女を巡って国を滅ぼしたかしら?」

Icon
リベルタ先生
「それこそ下らんと言っているのだ。
 不変の物など面白味も何もない。
 それに振り回される者達を見るのは滑稽やもしれんが、
 それこそ久遠の時を不変とするならば、そんなものは泡沫にすぎん」

Icon
ミラージュ先生
「……解っていたけれどアンタとは徹底的に合わないわね。
 まぁ良いわ。
 わたくしはどんな手を使っても必ず手に入れてみせるから」

Icon
リベルタ先生
「ほお、大魔女様がどんな手を使ってもか。
 おお~~怖い、怖い」

Icon
ミラージュ先生
「……ホンット腹立つわねアンタ」
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朝練戦闘
ワカメ
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ランク戦
蟹
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通常戦闘
ワカメ
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Moonshiners遺跡の魔物たち
PNo.513 メル・メイヤーVSウィル・オ・ウィスプ
PNo.697 ラムチャ=ブロックバスターツナウィッチ
PNo.769 惜選 空慈這い寄る骨
PNo.862 捧 怜太郎CHEER
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探索
ワカメ
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探索中. . .
オシヨはSCを290、TPを19手に入れた。
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訓練
亀
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訓練を1回選択!
オシヨは運命力が31増加した。
オシヨは運命力が31増加した。
オシヨは運命力が32増加した。
オシヨは運命力が32増加した。
オシヨは運命力が33増加した。

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ワカメ
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PNo.525 マリー=バルバストル
からスペルサモン:ビショップを伝授してもらった!(SC-300)

PNo.627 ユラ・フォーリィ
からスペルファントムペインを伝授してもらった!(SC-300)

PNo.697 ラムチャ=ブロックバスター
からスペルルインメーカーを伝授してもらった!(SC-300)

line


スペルNo.14 ラ・セーヌ をアイテムNo.7 水付与 で調律!(TP-1)
スペルNo.14 ラ・セーヌ の属性が 水 に変化!
スペルNo.14 ラ・セーヌ の要素を除去。
スロット1 の要素 地付与 が砕け散る
砕け散った力が集まり、アイテムNo.4 として固定化! (TP+1)
スペルNo.14 ラ・セーヌ のスペル名が ブリュノワーズ に変化!

新スペル開発!
ブリュノワーズ は新スペルとして承認された!
スペル名:ブリュノワーズ

スペルNo.15 龍脈暗示の符 をアイテムNo.4 地付与 で調律!(TP-1)
スペルNo.15 龍脈暗示の符 の属性が 土 に変化!
スペルNo.15 龍脈暗示の符 のスペル名が ラ・セーヌ に変化!

新スペル開発!
ラ・セーヌ は新スペルとして承認された!
スペル名:土ラ・セーヌ

スペルNo.21 ルインメーカー をショップNo.2004 地付与 で調律しようとしたが、SCが足りなかった。

スペルNo.14 ブリュノワーズ のSP消費量が 1 減少!
威力が 12 減少!(TP-1)

スペルNo.14 ブリュノワーズ のSP消費量が 1 減少!
威力が 11 減少!(TP-1)

スペルNo.14 ブリュノワーズ のSP消費量が 1 減少!
威力が 10 減少!(TP-1)

スペルNo.20 ファントムペイン をショップNo.2033 威力増 で調律しようとしたが、SCが足りなかった。

スペルNo.11 ウェイブ をアイテムNo.2 麻痺付与 で調律!(TP-1)

スペルNo.11 ウェイブ をショップNo.2019 破壊 で調律しようとしたが、SCが足りなかった。

スペルNo.11 ウェイブ の威力が 9 増加!
SP消費量が 3 増加!(TP-1)

line


武器 エキュメー を 命中力強化!
エキュメー の 命中力 が 5 上がった!(TP-1)

防具 アセゾネ を 回避力強化!
アセゾネ の 回避力 が 14 上がった!(TP-1)

装飾 グラチネ を MMP/MSP強化!
グラチネ の MMP/MSP が 9 上がった!(TP-1)

使い魔 クワッチーサビラ の MMP が 10 上がった!
使い魔 クワッチーサビラ の MSP が 10 上がった!(TP-1)

Iconオシヨ
「さーて、絞めはツナの食べ比べか。遺跡で海の味覚が得られるとは思わなかったが...運動が陸上生物に近いせいか、言われ無かったらコンビーフと間違えそうな食感してたよな。」
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目的の決定
ワカメ
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時戻りの儀式
ワカメ
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Icon
???
スフィアと呼ばれている。
その正体は、学園の最大の秘密のひとつ。
【時戻りの儀式】に関係しているらしいが……?
好きな食べ物はひみつ。
Icon
???
「……今の私の力だと、願いを叶える力は1回。
 1回だけ使えるよ」


Icon
学園長
「……そうか。では……行おう。
 時戻りの儀式を――」



各々のSmartBookから、魔方陣が展開された。
その後に、学園長の姿が幻影で映し出される。



Icon
学園長
生徒諸君、防衛の要、塔は破壊されてしまった。
 塔が無ければ学園内の魔力は徐々に四散し、
 やがて魔法を使えなくなってしまうだろう


Icon
学園長
そのため、私は……
 今から、時を戻り、塔が壊された事実を
 なかったことにしようと思う


Icon
学園長
このセカイの流れと、新しいセカイの流れは統合されるので、心配は――
 いや、何を言っているのか、分からないね


Icon
学園長
「とにかく、心配はいらない。
 私が責任を持って、このセカイを守るから――」


Icon
学園長
ついてきたいものはついて来るといい。
 私は歓迎する!










Icon
リベルタ先生
「我輩は行かんぞ」

Icon
マスク先生
「ええ? まさか生徒のために……」

Icon
リベルタ先生
「いや、二つのセカイが統合された時の感覚を知りたい」

Icon
マスク先生
「お前……いや、アンタはそういう奴だな……」










Icon
学園長
「では、時戻りの儀式を始めよう――」



学園長が手を掲げると、周りに複雑な魔法陣が展開される。


Icon
学園長
六天えるつの
 深淵のかけらよ」


Icon
学園長
てをべる大地の力よ
 悠久らぐれよ」



魔法陣から、一陣の風が駆け抜けていく。
学園長のフードが、ばさり、と翻った。



Icon
学園長
迷宮
 天空よ」





展開していた魔法陣が、呼応するように強く輝きを増す。

Icon
学園長
は――
 つのべしもの、ベルスフィア!

Icon
学園長
よ――
 らい、過去けよ!」



辺り一帯を飲み込むような眩い光を放ち――


Icon
学園長
儀式魔法 時戻り――」










光が収まると、学園長と、一部の教師、そして一部の生徒が、消えていた。


Icon
リベルタ先生
「……行ったか」

Icon
ミラージュ先生
「行ったか、じゃなくってよ!
 もっとちゃんと事情を説明しなさいよ!」

Icon
リベルタ先生
「ふん、我輩もよくは知らん。
 だがまあ……」


Icon
リベルタ先生
生徒どもよ。心配するな。
 どうせすぐに時間は統合されるであろう

Icon
リベルタ先生
それまで適当に過ごすが良いぞ」


Icon
マルル先生
「うわ~~ん!
 よく分からないけども……
 と、とにかく早く学園を立て直すんだわ!
 残ってる生徒の安全確認も急がないと~!!」










Icon
パルフィー先生
「……私も行きたかったな」

Icon
ラングリース先生
「どうやら、まだしばらくは時戻りの影響があるようですね
 そちらの魔方陣から、渡ることができるとか」

Icon
パルフィー先生
「ええ!?」










Icon
学園長
「さて……改めて始めましょうか」

Icon
チャーミィ
「ワンワー!」

Icon
マスク先生
「……はあ、また最初からか」

Icon
学園長
「仕方ないじゃない!
 済んだことはつべこべ言わない!
 ほら、行くわよ!」










Icon
学園長
「さて――」

Icon
学園長
「ようこそ」

Icon
学園長
「【魔法学園へ】」
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次回予告
蟹
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Moonshiners遺跡の魔物たち
PNo.513 メル・メイヤーVSツナファイター
PNo.769 惜選 空慈ウィル・オ・ウィスプ
PNo.697 ラムチャ=ブロックバスターCHEER
PNo.862 捧 怜太郎CHEER
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次回朝練予告
ワカメ
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次回ランク戦予告
蟹
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生徒No.769生徒No.472
PNo.769 惜選 空慈PNo.472 Aura
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次回風紀戦闘予告
ワカメ
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