Secret Sphere
<<Week8
-WEEK9-

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Smart Diary
亀
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自分は何者と契約したのか、何故そんなことをしたのか、どうやって契約を交わしたのか、どうやって生き延びたのか

記憶にぽっかりと空いていた穴は、そこにはまるピースを探そうとすればするほどに、大きくなっていった。
あの森でも、夢の中でも、ウォイヤが見つけた記憶の欠片はウォイヤの記憶と連続しなかった。
見つけた記憶の方が間違っているのか、それとも自分が覚えている記憶の方が間違っているのか、分からない。
しかし見つけた記憶は森を出れば、夢から覚めれば忘れてしまう。
完全に失われることはないにせよ、それは起きているウォイヤからは見えないように隠される。

けれど、森の中で、夢の中で得てしまった“違和感”だけは残り、それはウォイヤの記憶を少しずつ蝕んでいた。
見つけた記憶と連続しない記憶、説明のつかない場面、あり得ない過去、それらは急速に色を失い、形を失っていく。
今やウォイヤは、故郷の風景をさえ、ほとんど思い出せなくなっていた。

だから、ウォイヤは、使い魔とともに故郷へと“帰省”した。
つむぎに故郷を案内するため。そんな理由をつけて、けれど本当は、自分自身の不安を癒すために。
だから本当は、一人で来るのが、少しだけ怖かった。
それこそ、故郷への道さえも思い出せないのではないかと、そう感じた瞬間もあったがそれは杞憂だった。
汽車に乗り、いくつかの駅を通り過ぎて、やがて、記憶に残る山々の風景が目に入る。

ここだ。と、すぐに理解できた。
けれど、そこで見たものは、ウォイヤの思い描いていた“故郷”ではなかった。

駅に降りた瞬間から、見覚えのある道が、確かにあった。
こっちに行けば家があって、家族が、両親が待っていてくれる。
そんな記憶が、しかしぼんやりと、今この瞬間にも色を失っていく。
やがて、ウォイヤは駅前の街を通り過ぎた。
鬱蒼とした森の中へと、入っていく。

それは、あの時、夢で見た森。


月明かりに照らされて、ウォイヤが命を失った森。
妹を救うために、ウォイヤが対価を支払った森。
死の淵でやはり生きたいと願ったウォイヤが、命を与えられた森。


全てを、思い出した。

歪んでいたのは、見つけたピースではなかった。
夢の中で見つけたピースこそが、真実だった。
ウォイヤがずっと抱き締めていたのは、覚えていたのは、ありもしない記憶、存在しない過去。
ウォイヤをウォイヤとして生かすための、とても温かくて優しい嘘。
優しいその記憶に、残酷な真実のピースがはまるはずがない。
最初から、完成するはずのないパズルだった。


ウォイヤは秘密を知った。知ってしまった。
ウォイヤ・ワームはもうこの世には居ない。
けれど、自分は今ここにいる。
それは、まだ生きたいと願ったから。




いつの間にか、周囲は真っ暗な夜。頭上には、月が顔を出していた。






君は、誰なの?


遘√?繧ヲ繝ェ繧ィ繝ォ
縺阪∩縺ョ菴ソ縺?ュ
縺阪∩縺ョ蜿矩#


俺は、誰なの?


繧ヲ繧ゥ繧、繝、繝サ繝ッ繝シ繝
譁ー縺励>蜻ス
縺シ縺上′縺吶※縺滓ョ九j縺九☆


どうして、俺を騙してたの?


縺阪∩縺碁。倥▲縺溘°繧峨
縺シ縺上′蜿カ縺医◆縺九i縲


そんなこと、願ってないよ。


逕溘″縺溘°縺」縺溘〒縺励g?
驕主悉縺檎┌縺上※逕溘″繧峨l繧具シ
諢丞袖縺檎┌縺上※逕溘″繧峨l繧具シ


そっか。
ねぇ、これから、どうすればいいと思う?


縺輔=縺ュ


教えてよ。


縺昴l縺ッ縺阪∩縺梧アコ繧√k縺薙→
縺阪∩縺ッ縺セ縺?逕溘″縺ヲ繧九s縺ァ縺励g?


そっか、そうだよな。
ありがとう、遘√?繧ヲ繝ェ繧ィ繝ォ


陦後▲縺ヲ繧峨▲縺励c縺


行ってきます。








秘密の価値は、知った後でしか分からない。
けれど、それを知ってしまえば知らなかった頃には戻れない。
この秘密に価値があったかどうかは、これから先の未来で、決まるのだろう。
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パーティメッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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メッセージ
くらげ
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メッセージはありません。
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青い鳥メッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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参加コミュニティ
ワカメ
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コミュニティNo.227 フェルゼン寮の一室【ウォイヤ&フィーク】
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.550 神聖ちびーずていこく
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.588 交錯する夢
で、0人の発言がありました。
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アイテム
ワカメ
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ウォイヤはアイテムNo.3 ウォイヤからのチョコレート を食べた。

MHP/MMP/MSPが増加した!
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魔法学園の声
海老
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Icon
スカーレッド
お~っほっほっほ!

Icon
マイト先生
フンッ! フンッ!

Icon
ラングリース先生
「フフフ……ハーッハッハッハ!

Icon
リベルタ先生
「クックック……ついに完成だ! フハハハハハ!!

Icon
マスク先生
「……うるせぇ」
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朝練戦闘
蟹
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レイド戦
ワカメ
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第25パーティ岩嵐
PNo.16 アルノー・C・エーレンフリートVS岩嵐部隊長
PNo.38 アレル岩嵐救護兵
PNo.532 リーフ岩嵐救護兵
PNo.572 トラヴル岩嵐魔闘兵
PNo.42 ザカライアス・リー岩嵐救護兵
PNo.153 エルレーン岩嵐魔法兵
PNo.257 エステル・ノーデルナ岩嵐魔闘兵
PNo.430 沼兎のヘイヤ岩嵐魔闘兵
PNo.167 ウィレム・ヴァントラン岩嵐魔法兵
PNo.212 ウォイヤ・ワーム岩嵐魔闘兵
PNo.542 チタニア・T・イリエイラ岩嵐救護兵
PNo.579 五月七日 つむぎ岩嵐救護兵
PNo.369 炭焼の焔岩嵐魔法兵
PNo.841 ステルキア岩嵐魔闘兵
PNo.1005 リベラティオ岩嵐救護兵
PNo.305 テグチCHEER
PNo.467 イド・メラン・レウコン・エリスロオスCHEER
PNo.563 ミセリコルデ・ヘファイストスCHEER
PNo.564 スティレット・ヘファイストスCHEER
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レイド戦終了
ワカメ
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ウォイヤ は 500 SCを報酬として入手!
ウォイヤ は 25 TPを報酬として入手!
ウォイヤ は 50 RPを報酬として入手!
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探索
ワカメ
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探索中. . .
ウォイヤはSCを280、TPを18手に入れた。
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《使い魔術》
ワカメ
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Icon
チャーミィちゃん
「ワフワフ!!!
(オレサマの 使い魔術の じゅぎょうをはじめるぞ!)」

Icon
チャーミィちゃん
「ワ……ワフ……ワッフ
(まさかとは思うが、使い魔が居ない生徒はいないよな?)」

Icon
チャーミィちゃん
「ワンフ、ワンフワンワ
(さて使い魔術だ! 皆おのおの、
 さまざまな使い魔を従えていると思う)」

Icon
チャーミィちゃん
「ワフ……モッフ……
(見た目やらなにやらは別に決まってないからな……
 ミョーな使い魔でもかまわないが……、
 ちゃんと使役しておけよ)」

Icon
チャーミィちゃん
「ワフ! ワワワ、ワン!
(使い魔は術者自身が前に出るのがニガテでも、
 ずずいっと前に出てくれたり、逆に後衛に
 なってくれたりもする、とてもたのもしいやつらだ)」

Icon
チャーミィちゃん
「ワンキュ……ワキュ
(使い魔たちは術者自身の力にきょうめいして成長する。
 例えば術者の体力がつけば使い魔の精神が、
 術者が精神を鍛えれば使い魔の体力が上がっていくぞ)」

Icon
チャーミィちゃん
「ワフン!! ワッフン!!
(だから全てを使い魔に任せるのではなく、
 術者自身もしゅぎょうが必要だ!
 たるんでいると、使い魔もたるんでいくからな!)」












Icon
チャーミィちゃん
「ワンフ、ワッフワッフ
(だからオレサマは言ってやったね。
 ただのホネ程度で釣られる安い男じゃない、と)」

Icon
チャーミィちゃん
「ワ……ワ!
(おっと、もうこんな時間だったか!
 オレサマは散歩にいかねばならん!)」

Icon
チャーミィちゃん
「ワンワ! ワワーン!
(今日はここまで!!
 皆ちゃんと使い魔とコミュニケーションをとるんだぞ!)」

《使い魔術》の授業を1回選択!
ウォイヤはMHPが35増加した。
ウォイヤはMMPが21増加した。
ウォイヤはMSPが21増加した。
ウォイヤはMMPが21増加した。
ウォイヤはMSPが22増加した。
ウォイヤは魅力が12増加した。
ウォイヤは魅力が13増加した。

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ワカメ
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武器 存在の対価 を 命中力強化!
存在の対価 の 命中力 が 14 上がった!(TP-2)
名称が 命を賭した思い に変更!

防具 特注の制服 を 回避力強化!
特注の制服 の 回避力 が 25 上がった!(TP-2)
名称が 生きたいという願い に変更!

装飾 縺?j縺医k縺ョ蜉?隴キ を MMP/MSP強化!
縺?j縺医k縺ョ蜉?隴キ の MMP/MSP が 17 上がった!(TP-2)
名称が 新しい契約 に変更!

使い魔 ウォイヤ(ゴーレム) の 攻撃力 が 20 上がった!(TP-2)
名称が ウォイヤ・ワーム に変更!
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目的の決定
ワカメ
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レイド後
ワカメ
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激闘の中、ジャノン率いるスペリオル勢を抑え込んだ。

Icon
岩嵐のジャノン
「チッ、魔法が使えない世界じゃなかったのか?
 情報と全然違うじゃねぇか……!」

Icon
岩嵐のジャノン
「仕方ねぇ……お前ら! 撤退だ!

まだ残っていた兵士たちが次々に消えていく。
どうやら帰還の魔法を使っているようだ。


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マスク先生
「よーし、皆。敵は去ったぞ!
 まだ完全に警戒は解けないが、とりあえずはお疲れ!」

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学園長
「想定は上回っていたが、なんとか耐えきったか……
 さて、次は何をしてくるか……」












ゴゴゴゴゴゴゴ……

脅威を振り払ったという安堵の雰囲気が漂い始めたその時、
塔の方角から轟音が発生する。

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マルル先生
うわわわ!? じ、地震なのだわ!?」

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リベルタ先生
「いや、違う。これは……」

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学園長
「しまった!」



塔が轟音と共に崩れていく。
学園の一部を巻き込み――。


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ジャック
ハーッハッハッハ!

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ジャック
「コルツィア団特製の強力地烈弾だぜェー!
 勝ったと思ったか! 安心したか!?
 ザまァみろォ!

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ジャック
「……って、うわぁっ!



ジャックを巻き込み、塔は無惨にも崩れ去ってしまった。


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パルフィー先生
「ああぁ……! 塔が……!
 このままでは――!」

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ミラージュ先生
「あらら、最後の最後にとんでもない事するわねぇ……
 塔の加護は失われていたとはいえ……
 これじゃあスペリオルが攻め放題じゃない……」



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学園長
「……」

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学園長
「これでは……どうにもならないな……
 仕方がない……」

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学園長
「……スフィア。
 ――願いの力は、使えるかい?」

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???
「……1回だけ」



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学園長
「そうか。
 これは、災厄を防ぎきれなかった私のミスだ。
 ……生徒たちに説明する時間も少ないが……やるしかない……

 時戻りの儀式を――」






※次回の授業イベントはありません。
 成長は行われます。
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次回予告
蟹
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もふもふ遺跡の魔物たち
PNo.212 ウォイヤ・ワームVS這い寄る骨
PNo.542 チタニア・T・イリエイラツナヒーラー
PNo.579 五月七日 つむぎイフリートの炎
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次回朝練予告
蟹
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