Secret Sphere
<<Week8
-WEEK9-

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Smart Diary
蟹
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ところで彼らは自分達がいかに善良で、しかし困難に晒されているかを懸命に主張していた。
それは私にとってはどうでも良い事だったのだが、人間にとっては大切なものであったらしい。

私が守ってきた人間達はある日、他の人間達から『正しくない』という理由で皆、殺されてしまった。
私が守ってきた人間達が想像し、思い描いた私の姿、私が成した事、私が教えた事はすべて『正しくない』 私は『正しくないもの』なのだと、彼らは断言した。


私は困ってしまった。
私の何が彼らにとって『正しくない』のだろう。
最初は彼らの言うところの神というものこそ『正しくない』ものではないのかとも疑ったが、その神は大勢の人から『正しいもの』として扱われていた。
ならば彼らの言うように『正しくない』のは私なのだろう。

だが、私は困ってしまった。
『正しくない』とはどういう事なのだろう。
私はただ、人間の願いを叶えただけだ。私自らが何かをしてやろうと考え、動いた事はただ一度もなかった。
人間の願いを叶える事が悪だとは思えない。彼らの神とやらもまた、人間の願いを叶えるものだからだ。

では次は、彼らの言うところの神を真似してみようと思いついたが、すぐに挫折した。
彼らの神は『正しい』人間を守り、『正しくない』ものを排斥するものだったからだ。
そもそも、その二つを区別できない私にはできない事だ。

ならば人間の言う『正しい』とはなんだろう。
彼らが『正しい』と言っていた書物には、具体的な事は書いていなかった。
だが、『正しいこと』を語る人間の話を色々と聞いて、『正しくないもの』を排斥する事以外にも「幸福」あるいは「苦しみからの救済」もまた『正しい事』だと気付いた。

これならば、私にも真似できるはずだ。
しかし、やり方は前と変える必要はあった。
願いを叶えるのではなく、私が率先して「幸福」や「苦しみからの救済」を与えなければならない。
私は思考する。

生物にとっての苦しみは死だ。それは人間も変わりないと思っていた。
だが死なない事は『正しくない』事だと、彼らの話にあった。
つまり、人間は死の存在を受け入れているのだ。死そのものは苦しみではないのだ。

つまり人間には、苦しみではない死があり、彼らの神はそれを与えるからこそ『正しい』ものなのではないだろうか?
私が『正しくない』と言われたのは、それを与えられない、あるいは苦しみでない死を得る邪魔をしていたからだったのではないだろうか?

では苦しみではない死とは何か。
その鍵が「幸福」ではないだろうか。

つまり、「幸福」を感じながら死ぬ事こそが彼らにって苦しみではない死であり「苦しみからの救済」であり『正しい』ものなのだ。
確かに、思い返してみれば願いをどれだけ叶えても、死を覆してほしいという願いが叶えられないと彼らは涙を流し、時に私に恨み言すらぶつけていた。

私は彼らの願いを叶えることで、彼らに、「苦しみからの救済」を私が与えてくれるのではと期待させてしまったのだろう。
悪いことをしてしまった。


では「幸福」とは何か?
その答えは簡単だった。「快楽」だ。
彼らは嬉しいことがあると、身体に快楽物質なるものを自ら流す。
この快楽物質なるものを浴びている状態は紛れもなく「幸福」であり、彼らはその快楽物質を出すために生きているのだから。

だが、私が提供したものでは同じように快楽を感じてくれるかわからないので、分かるまでの間は人間の身体が自ら快楽物質を出すように仕向けなければならない。
では快楽物質を出す行いとはなんだろうか。
それは生物にとって好ましい行い。生物の抱く欲求に他なるまい。

食事快楽物質は出せるが、胃腸などの容量以上には入れられない。限度がある
睡眠快楽物質は出しているのだろうが、眠っている彼らは「快楽」が実感できていない。それでは無意味ではないか?

――ああ、一つ合致するものがあった。

「それ」は限度がなく、こちらが補助すればいつまでも続ける事ができ、何より限度もない。
「それ」の合間に食事や睡眠も十分に与えられれば、生存もできるし他の欲求も満たせる。
「それ」で得た「快楽」で頭を満たせば、苦しみは起き得ない。認識すらできなくなるだろう。
「それ」を補助する手段は人間達も数多く持っている。学べば、私も真似事くらいはできるかもしれない

これだ。間違いない
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パーティメッセージ
亀
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メッセージはありません。
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メッセージ
蟹
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メッセージはありません。
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青い鳥メッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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参加コミュニティ
ワカメ
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コミュニティNo.174 触手の会
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.503 ガチャガチャしないと出られない部屋
で、0人の発言がありました。
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アイテム
蟹
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カペルはとれたて野菜のゴロゴロシチュープレート を食べた。

魔法学園指定農場で採れたばかりの野菜を濃厚なミルクでコトコトと、
優しい味わいのシチューに。パン付き。

MMP/MSPが増加した!
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魔法学園の声
ワカメ
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Icon
リベルタ先生
「何か臭うな……」

Icon
ミラージュ先生
「どうしたの?
 ズボラなあなたがにおいなんて気にして」

Icon
リベルタ先生
「いや、何かマナが枯れたような臭いがしてな。
 年寄りに多い臭いである」

Icon
ミラージュ先生
「はぁ?
 このわたくしが臭いって言うの!?」

Icon
リベルタ先生
「いや、誰も貴様の話はしていないが……」

Icon
ミラージュ先生
「……」

Icon
リベルタ先生
「……」

Icon
ミラージュ先生
「あんた分かってて言ったでしょ。
 捻りつぶすわよ」

Icon
リベルタ先生
「バレたであるか」
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朝練戦闘
蟹
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レイド戦
ワカメ
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第22パーティ岩嵐
PNo.285 ヘレナVS岩嵐部隊長
PNo.398 ジャン ハイイー岩嵐救護兵
PNo.46 相戸 マナ岩嵐救護兵
PNo.148 プリズム・ラヴァ岩嵐魔法兵
PNo.346 パブレット岩嵐救護兵
PNo.52 シュタール岩嵐救護兵
PNo.54 セレスティア・ノルエント・アストラ岩嵐救護兵
PNo.114 リヴトライ・ライラ岩嵐魔法兵
PNo.204 カペル・エスケイパー岩嵐魔法兵
PNo.414 リュシーカ・フェルディモス岩嵐魔法兵
PNo.663 シャルロット=ハルシオン岩嵐魔闘兵
PNo.520 プリムロゼ・アフ・エルシノア岩嵐救護兵
PNo.647 メイベル・ミッドロック岩嵐魔闘兵
PNo.808 トーマ・ソエイ岩嵐救護兵
PNo.823 志波姫ゆい岩嵐魔闘兵
PNo.43 ヴィンセント・シュトラウスCHEER
PNo.216 サリ・ハルニレCHEER
PNo.636 氷狐CHEER
PNo.744 セラフィーネCHEER
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レイド戦終了
ワカメ
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カペル は 500 SCを報酬として入手!
カペル は 25 TPを報酬として入手!
カペル は 50 RPを報酬として入手!
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探索
魚
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探索中. . .
カペルはSCを280、TPを18手に入れた。
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《使い魔術》
ワカメ
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Icon
チャーミィちゃん
「ワンワフ!! ワンワ!!
(さあきょうも使い魔のじゅぎょうをするぞ!
 するったらするぞ!!)」

Icon
チャーミィちゃん
「ワンワ、ワフンワン? ワンワ
(そーいえば、オマエたち遺跡でタンサクしてるんだよな?
 まー、してないヤツもいるかもしれないが)」

Icon
チャーミィちゃん
「ワンワフ、ワフワンワ
(オレサマも遺跡に散歩にいくこともあるんだが
 あそこでゴーレムとソウグウしたことはあるか?
 あとカラス)」

Icon
チャーミィちゃん
「ワフン、ワフワフ、ワン
(あれも召喚やら使い魔やらの対象なんだけどな、
 なんか単体で歩いてるよなあれ)」

Icon
チャーミィちゃん
「ワンワンワ、ワン
(まあ別に、ゴーレムはあの変人が作ったモノもこの辺でウロウロしてるし、
 カラスも飛んでるからフシギではないんだが)」

Icon
チャーミィちゃん
「ワフ……ワンワンフ……
(もしかすると……
 誰かが召喚したものが、あの遺跡に固定化されてさまよっているのかもしれないなと……
 オレサマはアタマがイイから思うわけだ)」

Icon
チャーミィちゃん
「ワンワ、ワキュンキュ
(ほんらい召喚術っていうのは、呼び出したあとに、
 呼び出した対象を還すギシキもしないといけないのだ。
 まあ、その辺はあの変人がすまーとなんちゃらで出来るようにしてると思う)」

Icon
チャーミィちゃん
「ワンキュ……ワンワン、ワン
(還すことが出来なくなったら……
 召喚されたヤツは元の世界に帰ることが出来なくて、
 彷徨ってマモノ化することもあるのだ)」

Icon
チャーミィちゃん
「ワンキュ、ワッフン!
(オマエたち、すまーとなんちゃらがやるとはいえ、
 ちゃんと呼び出したモノは還してやるんだぞ!)」


















Icon
チャーミィちゃん
「ワオーン、ワンワン!!
(やっぱり異世界のボールはよく弾むから楽しいな!!)」

Icon
チャーミィちゃん
「ワ、ワンワンワ
(も、もちろんこれは遊んだら元のバショに還してるぞ!!
 ……還してるからな!!)」

Icon
チャーミィちゃん
「ワンワ、ワンワフ
(召喚術はいろんなコトワリとやらを捻じ曲げるからな!
 乱用……するほど魔力は無いと思うが、
 後シマツはちゃんとやるんだぞ!)」

Icon
チャーミィちゃん
「ワンワ、ワンワン!!
(じゃ、オレサマは遊んでくるから今日は終わり!)」

《使い魔術》の授業を1回選択!
カペルはMHPが35増加した。
カペルはMMPが19増加した。
カペルはMSPが19増加した。
カペルはMMPが19増加した。
カペルはMSPが20増加した。
カペルは魅力が17増加した。
カペルは魅力が17増加した。

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ワカメ
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カペルはガードを購入した。(SC-100)

カペルは射程減を購入した。(SC-100)

カペルは射程減を購入した。(SC-100)

カペルは攻撃列化を購入した。(SC-100)

カペルは地付与を購入した。(SC-100)

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PNo.20 フェイル・オールト
からスペルサモン:ツインウォールを伝授してもらった!(SC-300)

PNo.913 エルナ・リコレット
からスペルカウンターボムを伝授してもらった!(SC-300)

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カペルはアイテムNo.2 ガードを私有化!

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スペルNo.8 エレメント:ウォータ をアイテムNo.8 地付与 で調律!(TP-1)
スペルNo.8 エレメント:ウォータ の属性が 土 に変化!

スペルNo.8 エレメント:ウォータ をアイテムNo.13 攻撃連鎖化 で調律!(TP-1)

スペルNo.6 ターゲット をアイテムNo.14 攻撃列化 で調律!(TP-1)
スペルNo.6 ターゲット のスペル名が 触手迷宮 に変化!

スペルNo.3 毒液 を忘却した。
スペルNo.3 毒液 の要素を除去。
スロット1 の要素 射程減 が砕け散る
砕け散った力が集まり、アイテムNo.2 として固定化! (TP+1)
ペイン をアイテムNo.8に取得!
TPを 1 取得!

スペルNo.10 ショット をアイテムNo.9 射程減 で調律!(TP-1)

スペルNo.6 触手迷宮 をアイテムNo.11 射程減 で調律!(TP-1)

スペルNo.13 ガード をアイテムNo.15 地付与 で調律!(TP-1)
スペルNo.13 ガード の属性が 土 に変化!

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武器 触手くん を 命中力強化!
触手くん の 命中力 が 12 上がった!(TP-2)

防具 触手くんバッグ を 回避力強化!
触手くんバッグ の 回避力 が 10 上がった!(TP-2)

装飾 古びた勲章 を MMP/MSP強化!
古びた勲章 の MMP/MSP が 12 上がった!(TP-2)

使い魔 謎の触手生物 の MMP が 20 上がった!
使い魔 謎の触手生物 の MSP が 20 上がった!(TP-2)
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目的の決定
魚
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レイド後
蟹
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激闘の中、ジャノン率いるスペリオル勢を抑え込んだ。

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岩嵐のジャノン
「チッ、魔法が使えない世界じゃなかったのか?
 情報と全然違うじゃねぇか……!」

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岩嵐のジャノン
「仕方ねぇ……お前ら! 撤退だ!

まだ残っていた兵士たちが次々に消えていく。
どうやら帰還の魔法を使っているようだ。


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マスク先生
「よーし、皆。敵は去ったぞ!
 まだ完全に警戒は解けないが、とりあえずはお疲れ!」

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学園長
「想定は上回っていたが、なんとか耐えきったか……
 さて、次は何をしてくるか……」












ゴゴゴゴゴゴゴ……

脅威を振り払ったという安堵の雰囲気が漂い始めたその時、
塔の方角から轟音が発生する。

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マルル先生
うわわわ!? じ、地震なのだわ!?」

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リベルタ先生
「いや、違う。これは……」

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学園長
「しまった!」



塔が轟音と共に崩れていく。
学園の一部を巻き込み――。


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ジャック
ハーッハッハッハ!

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ジャック
「コルツィア団特製の強力地烈弾だぜェー!
 勝ったと思ったか! 安心したか!?
 ザまァみろォ!

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ジャック
「……って、うわぁっ!



ジャックを巻き込み、塔は無惨にも崩れ去ってしまった。


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パルフィー先生
「ああぁ……! 塔が……!
 このままでは――!」

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ミラージュ先生
「あらら、最後の最後にとんでもない事するわねぇ……
 塔の加護は失われていたとはいえ……
 これじゃあスペリオルが攻め放題じゃない……」



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学園長
「……」

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学園長
「これでは……どうにもならないな……
 仕方がない……」

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学園長
「……スフィア。
 ――願いの力は、使えるかい?」

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???
「……1回だけ」



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学園長
「そうか。
 これは、災厄を防ぎきれなかった私のミスだ。
 ……生徒たちに説明する時間も少ないが……やるしかない……

 時戻りの儀式を――」






※次回の授業イベントはありません。
 成長は行われます。
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次回予告
ワカメ
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魔法学園の生徒遺跡の魔物たち
PNo.204 カペル・エスケイパーVSイフリートの炎
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次回朝練予告
ワカメ
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