Secret Sphere
<<Week8
-WEEK9-

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Smart Diary
ワカメ
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「魔法が栄えている国だというから、平和な場所だと思ったのに
 侵攻だなんて。恐ろしいこと。
 本当にいやになってしまうわ」

言葉と共に男の頬に伸ばされた女の手は、幾分年齢を感じさせるものの
日々の念入りな手入れと、労苦に無縁の生活によって未だ白く、滑らかであった。
指には品の良い造詣の指輪が嵌められており
部屋を薄明るく照らすランプの光を時折屈折させている。

危険を冒してまでこんな遠方までおいでになるお心の気高さ。
 奥様の慈悲深さには、私も心を打たれてしまいます」

頬に添えられた手を取り、笑みを刻んだ口元へ軽く引き寄せながら
男は女の耳元で、そう囁いた。

「いやだわ、お世辞ばっかり。
 二人っきりの時は、自由な二人でいるそういう約束でしょう?
 それと──ここでは名前で呼んで頂戴」

女が男の胸元にもたれて甘えると、肩を抱き。

「お世辞ではありませんよ。
 事実こうして会いに来て下さったのでしょう?
 キャサリンキャシー」

男の言葉に、女はまあ、ねとくすくす笑いを漏らす。

「主人には慈善事業の視察ってことにしてあるから、
 少しはちゃんとするつもりよ。
 慈善と福祉の活動くらいしか、
 あの家で私に許されていることなんてないんですもの。
 だから、それ以外の時間は私の自由にさせてもらうわ」

男の服の袖口を弄びながら、ベッドサイドのテーブルに置かれた
小さなランプに目を留めた。
陶器のアロマポットのような瓶の上部に、静かに浮かぶ立方体の光は
瓶の内部から漏れ出る光と共に、室内を妖しく照らしている。
火も、蒸気も使われている様子はない──魔法のランプなのだ。

綺麗なものね。魔法って
 うちにも、ああいうものがあればいいのに。
 蒸気の機械はうるさくて湿気も酷いし。
 ねえ、魔法の品をここで仕入れて、国で売ってはどうかしら?
 きっと、飛ぶように売れるはずよ」

「そうですね、魔法の品は国民全員の憧れですから。
 ――旦那様に進言してみましょうか」

「なにもわざわざあなたの勤め先に儲けさせなくても
 いっそ、あなた自身でご商売を初めては如何?
 そうよ、それがいいわ!
 そのための支援だって、惜しまないつもりよ。
 そうすればあなただって、こんな身分に甘んじなくていいのではなくて?」

女の目が輝く。その様子を見ながら、男は眉を下げて微笑んだ。

「旦那様には多大な御恩がありますから



嘘だ。


勤め先に義理立てしている訳ではない。
現実的に考えて、実行が困難なアイディアだからに過ぎない。
暇と金を持て余している貴族の奥様が考えつく程度のこと
やり手商人の呼び名が高い、男の主人が考えない訳がなかった。

魔法の品とは非常に繊細なものである。
魔法の源がその土地、その国と深く結びついている場合
品物を持ち帰ったとしても、その魔力はたちまち失われてしまうのだ。
そうなってしまえば、ただのガラクタだ。
どの土地にあっても変わらず作動する魔法の品が破格で取引がなされるのも
その品が強い魔力を有している証拠となるためである。
魔法の品を流通させるためには、まずはその品の魔力を調べ
魔法が一般化されていない土地でも問題なく使えるかどうか
耐久性や持続性を慎重に検討する必要がある。
もしこの街の商店街に並ぶ簡易な品々をそうしてをふるいにかけるならば、
おそらくほとんどの品は振るい落されてしまうことだろう。
魔法学園に保管されているような品々であれば話は異なってくるが
そういったものが一般の市場に出回ることは、まずない。
──その調査を効率的に行う手段がないか。という検討については
彼の勤め先で現在実際に行われていることであった。


しかし今、この部屋はそんなことを議論する場ではなかった。
この貴婦人を『おもてなし』する時間に、議論は必要ないのだ。
だから

「キャシー、あなたは本当に心優しい方だ
 ついその心に溺れてしまいそうになる。
 けれど、御恩を返し終えないままに旦那様の元を去ることは
 私の良心が許さないのです。ですから
 せめて今だけでも、あなたの優しさに浸らせて欲しい

男は貴婦人の耳元で熱っぽく囁いてみせる。

「ああ、なんて清廉なのでしょう、あなたという人は
 ええ、ええ。私はいつでもあなたの味方よ。
 あなたがあの、平凡な娘から解放された暁にはきっと
 私があなたの安住の地になってさしあげますからね」

貴婦人は男の頭を搔き抱き、その黒髪へ指を潜り込ませた。
さらさらとした髪を撫でる白い指先はやがて男の耳朶を撫で、
さらに耳介に留まる金のヘリックスに触れる。

「あなたがお世話をしているあのお嬢さん
 噂には聞いていてよ。
 何でも、グロースハンデル様が外でお作りになられたお子様だとか。
 お兄様方と変わらぬ教育を──というお志はご立派ですけれど
 いつまでもあなたの手を煩わすお年でもないのでしょう?
 そろそろ縁談のお話だってあっておかしくないと思うのだけれど」

「おや、そんなことまで。いけない人ですね、あなたは」

「だって、あなたのことなら何だって知りたいとあっ、ああ

男は顔を上げ、貴婦人の首筋に沿って唇を這わせ
手入れの良き届いた髪へと顔を埋めた。



「あの方はお嬢様は
 無知で、気の毒で、本当に愚かな、可愛い方ですよ」
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パーティメッセージ
亀
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PNo.115 暁 アカシ
からのメッセージ:
Iconアカシ
「防衛線だってよ!正念場だぜ!
気合いれていくぞ!!ウオオ!!」

PNo.314 アデルリッタ・グロースハンデル
からのメッセージ:
Iconアデルリッタ
「スペリオルの皆様からの防衛任務
 私などがどのくらいお力になれるか分かりませんが
 精一杯、努めさせていただきますっ。
 アカシさん、どうかご指示をよろしくお願い致しますっ」
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メッセージ
ワカメ
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PNo.115 暁 アカシ
にメッセージを送った。



PNo.115 暁 アカシ
からのメッセージ:
Iconアカシ
「うは!そりゃ楽しみだ!
いっぱい作ってきていいぜ!好きな具を入れてくれよな!

つっても、梅干しはさすがに分かんねーかな
肉を甘く煮た奴とか、唐揚げとかハンバーグとか、ツナマヨ魚の塩漬けみたいなやつとか、
チーズでも卵でも、なんかしょっぱい系の味付けなら大体なんでもだ!
甘いクリームとかはさすがに合わなさそうだけどな!

おにぎり目一杯ありゃー探索もこわくねーぜ!」

PNo.368 ファンルゥ・フリゲート
からのメッセージ:
Iconファンルゥ
「ん、それなら一つ、
 頼みたいというか聞きたい事が――」

Iconファンルゥ
「いや、その前にいよいよ攻めて来たヤツらを
 何とかしなくっちゃだな!

Iconファンルゥ
「アデルリッタも気を付けて。
 危なくなったらすぐ逃げるんだぞ」

PNo.442 マルル=ケッパー
からのメッセージ:
Iconマルル
「セドリックさんは遺跡の蟹を食糧として見ているのですか?!
な、何という猛者!」

Iconマルル
「アデルちゃん、私たちそんな魔法使いになれるでしょうか
蟹をさっとわからせてひと茹でして食べてしまえるような魔法使いに。」

Iconマルル
まぁ!アデルちゃんは亜人の街には来たことが無いんですね!
ふふ、いつか機会があった私の街に遊びに来てください!
ガブちゃんみたいなブラックドックや、
私みたいなマンドラゴラがいっぱいいますから!」

PNo.470 ガヴァルド=ドーキンス
からのメッセージ:
Iconガヴァルド
「居たのかセドリック。お前は何処にでも現れるな。
己の責務を全うするのは良いことだが、
そこまでベッタリではアデルリッタも気が休まらないんじゃないか?
それとも俺に会いに来ているのか?」

PNo.478 ウリナス
からのメッセージ:
Iconキュリーちゃん
「大丈夫、大丈」

Iconキュリーちゃん
「ひー!」
     スタイリッシュ執事さんから殺気を感じたぞ!
     思わず逃げ出すきゅうり。

Iconウリナス・パトゥルジャン
「そうだ、キューカンバーウォーターという
 フレーバーウォーターがあるらしい!」

     心を読んだ?いいえ、似たような思考なだけです。

    「暑い季節にぴったりだし、兄君も飲みやすいかもしれないぞ!」

     キュリーの逃げるスピードが一段と速くなった。
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青い鳥メッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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参加コミュニティ
ワカメ
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コミュニティNo.276 銀華邸
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.277 学園の裏通り
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.124 どこかの花壇
で、0人の発言がありました。

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アイテム
ワカメ
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アデルリッタはアイテムNo.3 たっぷりキャロットのケーキ を使用しようとしたが、効果がなかった。

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アデルリッタはとれたて野菜のゴロゴロシチュープレート を食べた。

魔法学園指定農場で採れたばかりの野菜を濃厚なミルクでコトコトと、
優しい味わいのシチューに。パン付き。

MMP/MSPが増加した!
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魔法学園の声
ワカメ
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Icon
睦月先生
「……」

Icon
睦月先生
「…………、
 いい加減、後を付けるのはよさないか?
 あまりいい趣味とは言えないぞ」

Icon
ジル先生
「……
 お前……よくわかったな」

Icon
睦月先生
「上手く気配を消してはいたが……
 だが私には通用せん」

Icon
ジル先生
「気配を消す自信はあったつもりなんだがな
 お前、普通の人間じゃないな。
 何者だ?」

Icon
睦月先生
「……里見睦月。
 元の世界では数学教師だ」

Icon
ジル先生
「ふん、そういう話をしているんじゃあない
 ただの教師がこんなに勘が良いとは思えん」

Icon
睦月先生
「何でもいいだろう、ここでの仕事はキチンとこなしているつもりだ。
 これ以上、何も無いだろう?
 それに、私は学園長に頼まれて教師をしている……
 ただそれだけのことだ」

Icon
ジル先生
「…………」

Icon
睦月先生
「話は終わったか?
 私はそろそろ帰らせて貰うぞ」

Icon
ジル先生
「……待て、話はまだ―――」

Icon
ジル先生
「…………」

Icon
ジル先生
「ただの人間の教師が、
 獣人の私の目に負えない速さで消えることが出来るか……?」
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朝練戦闘
ワカメ
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レイド戦
ワカメ
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第2パーティ岩嵐
PNo.67 スクアーノ・スコッティVS岩嵐部隊長
PNo.115 暁 アカシ岩嵐救護兵
PNo.314 アデルリッタ・グロースハンデル岩嵐魔法兵
PNo.198 サンドイッチの妖精岩嵐救護兵
PNo.842 比良坂・黄泉岩嵐救護兵
PNo.234 フェリックス・バーネット岩嵐魔法兵
PNo.514 アイダス・ミラビリア岩嵐救護兵
PNo.557 ミュゼット・フィールド岩嵐救護兵
PNo.241 マイ=ノメリー岩嵐魔闘兵
PNo.525 マリー=バルバストル岩嵐魔闘兵
PNo.626 ペ・ペ・ペペペ岩嵐救護兵
PNo.653 チェルシー・クライオベル岩嵐魔闘兵
PNo.654 エルネスト・ヘイズニール岩嵐魔闘兵
PNo.673 草原の支配者岩嵐魔法兵
PNo.691 どてらぎつね岩嵐魔闘兵
PNo.275 ジャルディーノ・ボサビティCHEER
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レイド戦終了
ワカメ
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アデルリッタ は 532 SCを報酬として入手!
アデルリッタ は 27 TPを報酬として入手!
アデルリッタ は 532 RPを報酬として入手!
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探索
魚
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探索中. . .
アデルリッタはSCを280、TPを18手に入れた。
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風紀戦闘
ワカメ
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訓練
ワカメ
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訓練を1回選択!
アデルリッタはMSPが28増加した。
アデルリッタはMMPが28増加した。
アデルリッタはMSPが28増加した。
アデルリッタはMMPが28増加した。
アデルリッタはMSPが29増加した。
アデルリッタはMMPが29増加した。
アデルリッタはMSPが29増加した。
アデルリッタはMMPが29増加した。
アデルリッタはMSPが29増加した。
アデルリッタはMMPが29増加した。

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ワカメ
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PNo.363 白森 純
からスペルブルーラインヒールを伝授してもらった!(SC-300)

PNo.532 リーフ
からスペルしゅうかくを伝授してもらった!(SC-300)

PNo.913 エルナ・リコレット
からスペルカウンターボムを伝授してもらった!(SC-300)

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スペルNo.17 ウェイト の威力が 17 増加!
SP消費量が 3 増加!(TP-1)

スペルNo.17 ウェイト の威力が 18 増加!
SP消費量が 4 増加!(TP-1)

スペルNo.19 カルパヴリクシャ をショップNo.2023 詠唱 で調律!(TP-1)(SC-100)
スペルNo.19 カルパヴリクシャ の要素を除去。
スロット2 の要素 アクティブ化 が砕け散る
砕け散った力が集まり、アイテムNo.3 として固定化! (TP+1)
スペルNo.19 カルパヴリクシャ のスペル名が ミステルデス・ゼーゲン に変化!

新スペル開発!
ミステルデス・ゼーゲン は新スペルとして承認された!
スペル名:ミステルデス・ゼーゲン

スペルNo.3 ヒール をショップNo.2024 無詠唱 で調律!(TP-1)(SC-100)

アデルリッタはエレメント:ファイアを購入した。(SC-100)

アデルリッタはアイテムNo.6 エレメント:ファイアを私有化!

スペルNo.24 エレメント:ファイア をショップNo.2004 地付与 で調律!(TP-1)(SC-100)
スペルNo.24 エレメント:ファイア の属性が 土 に変化!

スペルNo.24 エレメント:ファイア をショップNo.2018 猛毒付与 で調律!(TP-1)(SC-100)

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武器 金細工のホイッスル を 命中力強化!
金細工のホイッスル の 命中力 が 8 上がった!(TP-1)

防具 オートクチュール を 回避力強化!
オートクチュール の 回避力 が 13 上がった!(TP-1)

装飾 黒絹のリボン を MHP強化!
黒絹のリボン の MHP が 116 上がった!(TP-1)

使い魔 シュトラール の MMP が 10 上がった!
使い魔 シュトラール の MSP が 10 上がった!(TP-1)
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目的の決定
ワカメ
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レイド後
ワカメ
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激闘の中、ジャノン率いるスペリオル勢を抑え込んだ。

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岩嵐のジャノン
「チッ、魔法が使えない世界じゃなかったのか?
 情報と全然違うじゃねぇか……!」

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岩嵐のジャノン
「仕方ねぇ……お前ら! 撤退だ!

まだ残っていた兵士たちが次々に消えていく。
どうやら帰還の魔法を使っているようだ。


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マスク先生
「よーし、皆。敵は去ったぞ!
 まだ完全に警戒は解けないが、とりあえずはお疲れ!」

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学園長
「想定は上回っていたが、なんとか耐えきったか……
 さて、次は何をしてくるか……」












ゴゴゴゴゴゴゴ……

脅威を振り払ったという安堵の雰囲気が漂い始めたその時、
塔の方角から轟音が発生する。

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マルル先生
うわわわ!? じ、地震なのだわ!?」

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リベルタ先生
「いや、違う。これは……」

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学園長
「しまった!」



塔が轟音と共に崩れていく。
学園の一部を巻き込み――。


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ジャック
ハーッハッハッハ!

Icon
ジャック
「コルツィア団特製の強力地烈弾だぜェー!
 勝ったと思ったか! 安心したか!?
 ザまァみろォ!

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ジャック
「……って、うわぁっ!



ジャックを巻き込み、塔は無惨にも崩れ去ってしまった。


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パルフィー先生
「ああぁ……! 塔が……!
 このままでは――!」

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ミラージュ先生
「あらら、最後の最後にとんでもない事するわねぇ……
 塔の加護は失われていたとはいえ……
 これじゃあスペリオルが攻め放題じゃない……」



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学園長
「……」

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学園長
「これでは……どうにもならないな……
 仕方がない……」

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学園長
「……スフィア。
 ――願いの力は、使えるかい?」

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???
「……1回だけ」



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学園長
「そうか。
 これは、災厄を防ぎきれなかった私のミスだ。
 ……生徒たちに説明する時間も少ないが……やるしかない……

 時戻しの儀式を――」






※次回の授業イベントはありません。
 成長は行われます。
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次回予告
ワカメ
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夢見るヒーロー見習い遺跡の魔物たち
PNo.115 暁 アカシVS這い寄る骨
PNo.314 アデルリッタ・グロースハンデルウィル・オ・ウィスプ
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次回朝練予告
ワカメ
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次回風紀戦闘予告
蟹
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