Secret Sphere
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Smart Diary
蟹
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2.殲滅と庇護(2)


現在地点:殲滅の国 大神殿周辺市街地


入国してからの旅路はお世辞にも順調とは言い難かった。
大神殿からお触れが出ていたらしく、僕の肌を見られたら即座に各町の司祭がやってきた。
神の奇跡を用いる彼等相手に逃げまわざるを得なく、補給を断念することもたびたび。
不十分な水と食料での旅路を覚悟していたが、実際にそうなるとやはり辛い。

だが幸い、それを背負ったからこそ。
ここまで無事にやってこれている。

体の消耗はあれども五体満足なら、僕にとっては無事の範疇だ。
それに目的は達成した。

女神のかけら、それがまさか。

『道端の小石と見た目変わらないとは』
改めて言わないでくださいなんか恥ずかしく思います』
『いや僕としてはすごく助かったんだけどね。
これなら子供以外には持ってかれないだろうしさ。
それに魂の入れ物、ってなら形は関係ないんだろうし』

あれ、そっちの方が面倒じゃなかろうか。
子供の水切り遊びに使われてしまったらもぐって取ってこないといけなくなる。
他の人に肌を晒すことができない僕としては大分リスクを抱える行動なのではないか。

いやでも道端の落とし物を拾った体で、拾えたのはあの形状だからだしなあ、なんて。
思考を止める。

ここの街は国境と面している、このまままっすぐ行けば門があり、それをを抜ければ次の国。
幸い、この場所は門に近い。
だが、そうもいかなくなった。

「久しぶりだな」

響く声。
その声の主は、金属鎧を身に纏い、大剣を背負った一人の少年。
僕と違い恵まれた体躯を持つ彼を、僕は知っている。
風に短い赤髪をなびかせて、射貫く様にこちらに向けられる翠の瞳も。

久しぶりだね」

観念して声を絞り出す。
大神殿の中じゃなかったとしても、そうだよなあ。
気が付いてくるよなあ。
思わず笑ってしまう。

「筆頭司祭就任、おめでとう。グラニドス」

元々、この一言を告げることを目的に僕は技術を身に着けていた。
この一言を告げるために、旅の知識も各国の知識も得ていた。
ああ、でもこんな風な対峙は、望んじゃあいなかったのだけど。

「おう、ありがとうよ。アイダス」

それじゃ、と言葉を続ける相手を見て体に力を籠める。
各部位、膝、足首、その先へと。

『知り合いなのですよね、何でそんなに警戒を
『友人だよ、だからこそ』

内から響く声に、お前がそれを聞くのかと思わず思う。
責はどこにもないというのに。

『どうなるかがわかるんだよ』
「ここで別れだ。俺の手にかかって死んでくれ」
「そうくるよね」

背負った剣を抜き放つ彼を見る。
恵まれた体躯は、僕よりも高い身長を持つが、その大剣はそれよりも大きい。
神から下賜されたその両刃剣は、鞘が溶けるように消えることで抜刀を完了させる。

『どうして』
『君は、神の言葉がこの世界にどれだけの重みをもつのか知らないだけだよ』

僕という異常個体を標本にしてしまったから実感はないのだろう。

「生憎、僕はまだやらないといけないことがある身でね」
それで、隣の国に行くのだろう」
「そうなる。だからこそ、君は僕を殺そうとするんだろう?」
「ああ。解っているのに、殺されてはくれないんだな」
「ああ。解っているから、殺されてはやれないんだよ」

決別の言葉。
互いに響かせたそれが合図。

「殲滅を願う。この刃を以って、一切を」

祝詞が響く。
これが司祭の持つだろう能力の一つ、"奇跡"の使用条件。
神の力の一部を借り受けて使用するそれは、第一階梯から始まり、第五階梯まで存在する。
そしてこの神の階梯の全てを、僕は知っている。
この祝詞に対応したのは第一階梯。
斬撃に合わせて指向性を持った衝撃波を飛ばすだけのもの。
まともに受ければ自分の体は宙に飛ばされ、そのまま地面にたたきつけられるだろう。
だが、この"奇跡"には射程が短いという欠点がある。

「本来であれば、だけど」

僕がするのは、背を向けての逃亡。
僕の目的は相手を倒すことではない。
ナイフを取り出し右手を切り裂いて血を流させる。

「ただ、タイミングを合わせないと

殲滅の第一階梯については、本来当たらない。
逃げ出した僕が今いる位置は射程外だ。
ただ、それを使う相手が悪い。

固有の能力と合致しすぎているんだよね』
『人がギフト、などと呼ぶものですか』
『そうそう、個人に宿る才覚、もしくは能力。彼の持つそれは』

「逃がすかぁ!」

叫び声が届く、何かの"圧"を感じる。
右足を地面にたたきつけ、体の捻りを加えて姿勢を制御。
ついでに、左手に握ったナイフを鞘に叩き込む。

背後に向き直り、左腕を差し出す様に突き出せば、そこに受ける衝撃。
次いで、自分の全身に叩きつけられる。

『"射程拡大"。最大射程を視界範囲内にまで広げるそれ』
それで今あなたが吹き飛んでいるわけですか』
『そういう事。さすがに市街の中だから広域殲滅に成り果てる第三階梯以降は持ち出さなかったみたいだけど』

吹き飛ばされる。
宙を飛ぶ体が地面にたたきつけられる前に、右手で肉厚のナイフを抜き放つ。
柄にべっとりと青の血が付着する。
手の中に握る柄、込める力を緩める。
一瞬だけ、ナイフから手が離れる。
間髪入れずに全力で手を握る。
僕の血で固定されたナイフの柄を掴むことで、勢いに減衰がかかる。
腕が悲鳴を挙げる、限界を迎える前に手を放して次のナイフを手に取る。
これを繰り返し、減衰に減衰を重ね、僕は地面へと無事に着地する。
門への距離を大分稼ぐことができたこと、腕がまだ無事であることに安堵の息を漏らす。

『今の動き、よくできますね
『練習したんでね』

中の声に答えつつ、走り出す。
相手は呆然とした様子を見せていたが、諦めずに追いかける様子だ。
同じことをしても意味がないため、近寄って斬り捨てようというのだろう。

「アイダス! どうしてだ! どうして俺に斬られてくれない!」

響く声。
その声は、神の影響を受けているわけではないのだろうと思い、笑う。

「この先、お前が行く国にはあいつらがいる。あいつらがお前と対峙したら、あいつらは、お前は! 苦しむだろうが! 神敵を、逃すわけにはいかねえけど、逃してえって思っちまうんだよ! あいつ等だってそうだろ!」

叫ぶ声に震えが混ざっている。
ああ、そうだ、君は優しい。
だからこそ、だ。

「こんな苦しみは、俺一人で十分だ! この苦しみから守るため、お前の命を俺に背負わせろ!」
「させてたまるかグラニドス。僕は君に背負われるつもりはないよ。潰れそうになっても、まだ大丈夫だと背負うのが君じゃあないか」

自分もまた、言葉を返す。

「君に僕を背負わせて、たまるか。君の重荷になって、たまるか。
『外敵を、傷つけるものを、全て殲滅することで背に負うものを守り抜く』、それが君たちが掲げるものだとしても」

殲滅と庇護をつかさどる神を奉る地。
この国の民が全員戦えるのはそういう事だ。
誰もが、『守りたい』と思うものを抱えることができ、そのために行動を起こせる人々が集う場所。
強く、そして美しい国だ。

「この僕が、彼等を傷つける存在になったとしても」

これから訪れる国々の筆頭司祭は何の因果か。
全てが僕の友人だ。
数少ない、幸せの記憶の中にいた、彼等との対峙。
彼等は優しいから、神敵となった僕との相対に心を痛めるだろう。
彼等の心に傷を与えることはわかっていながら、僕はこの旅路を行くと、決めたんだ。

「僕は僕の為に、この先に行くよ」

だから、彼が差し出した優しい手を、振り払う。

「じゃあね」

門へとついたのは僕が先。
ここから先は、筆頭司祭である彼はすぐに出ることができない。
立場があるからこそ、容易には出れない。
一度振り返る。
友人は涙を流しながらも、ただ決意を込めた瞳をこちらに向けて。

僕はそれから逃れるように、門の向こうへと体を消した。

「ああ」

全てが終わったら、笑い合えるのだろうか。
どうだろうか。
そうでなかったとしても、純粋に僕の事を思って差し出された善意を振り払うのは。

「きついよ、本当」

だがそれが、自分が決めたことなのだ。




                            3.殲滅と庇護 了
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パーティメッセージ
ワカメ
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PNo.234 フェリックス・バーネット
からのメッセージ:
Iconフェリ
「アイダス君、しっかりしてっからすぐ何か見つけてくれそうだよなー」

Iconフェリ
「金目のものはある! お宝はある! そう思おう!」
Iconフェリ
「じゃねーと、ただ不安になって怖ぇーだけじゃん

PNo.275 ジャルディーノ・ボサビティ
からのメッセージ:
Iconジャルディ
「借金なんてちょっとずつ返済で良いぞ」
Iconジャルディ
「その方が長く搾り取れるからな」

PNo.557 ミュゼット・フィールド
からのメッセージ:
Iconミュゼット
「ミュゼはこのメンバーで楽しいから良いと思うです!!
 頑張って一攫千金ですよぉ~!!」

Iconミュゼット
「ミュゼは戦うのあんまり向いてないので、
 ケガとかしたら回復するです!」

Iconミュゼット
「アイダスくんも前出過ぎて痛いことにならないように、
 気を付けてくださいなのです!」
Iconミュゼット
「いっぱいお宝見つけて山ワケですよ~~!!!
 ジャルディさんの借金をぎゃふんといわせてみましょう!!!」

Iconミュゼット
「あっでもミュゼ大金を見たら意識が遠くなるので!!
 大金発見したら見せないでくださいね!!」
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メッセージ
蟹
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PNo.557 ミュゼット・フィールド
にメッセージを送った。



PNo.234 フェリックス・バーネット
からのメッセージ:
Iconフェリ
「アイダス君は心配性だなー」
Iconフェリ
「なんでもうまくいくって思ってたほーが人生得だぜー」
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青い鳥メッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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参加コミュニティ
くらげ
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コミュニティNo.409 メーア寮【蒼月の間】
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.541 木漏れ日広場
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.609 木霊空木の孤独森
で、0人の発言がありました。
コミュニティNo.636 空望みのバルコニー
で、0人の発言がありました。
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アイテム
ワカメ
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アイダスはまほたま丼 を食べた。

ほかほかのごはんに甘辛い卵とじを乗せた丼ぶり。
お好みでアツアツの出汁をかけて。

回避力が増加した!
Icon
マスク先生
「……ん? アイダスも、まほたま丼にしたのか?」
Icon
マスク先生
「美味いよな、これ。
 他にも美味そうな学食はあるが、
 俺はついついこれを選んでしまう」
Icon
マスク先生
「早く出てきて早く食べ終われるから利便性も兼ねているしな」
Icon
マスク先生
「……ああ、ちゃんとゆっくり食べるんだぞ」
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魔法学園の声
ワカメ
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Icon
ラングリース先生
「や~あ! 子猫ちゃん、今日も素敵だねぇ!」

Icon
ジル先生
「……近寄るな、ケダモノめが」

Icon
ラングリース先生
「フッ、そんなクールな対応もまたキミの魅力……
 そう、漆黒の夜に浮かぶ一つの月のように、
 あるいは瞬く一番星ように……それはまさに……」
Icon
ラングリース先生
「――孤高の輝きッ!!

Icon
ラングリース先生
「……だが、いつまでも独りでいては、
 いつかその輝きは陰り、
 やがてくすんでしまうだろう……」
Icon
ラングリース先生
「しかしその隣に、もう一つ。
 輝く星を添えてみたならば――?」

Icon
ラングリース先生
「そう、私という一等星を

Icon
ラングリース先生
「…………?」

Icon
ラングリース先生
「……子猫ちゃん?
 おや? どこへ行った?」



Icon
ジル先生
「こいつを思い切りぶん殴っても良いという
 校則は出来ないものか……」
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朝練戦闘
ワカメ
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ランク戦
ワカメ
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通常戦闘
ワカメ
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ジャルディ様と愉快な金の奴隷たち遺跡の魔物たち
PNo.234 フェリックス・バーネットVS土くれゴーレム
PNo.514 アイダス・ミラビリア歩行コウモリ
PNo.557 ミュゼット・フィールド遺跡のカニ
PNo.275 ジャルディーノ・ボサビティCHEER
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探索
牛
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探索中. . .
アイダスはSCを240、TPを14手に入れた。
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《探索学》
亀
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Icon
ジル先生
「……意外だな。
 私の授業は面白味がないだろうから、
 二重の意味で続かないと思っていたが」

Icon
ジル先生
「無駄口だったな……始めるぞ」

Icon
ジル先生
「地下遺跡……スペリオルとグラディアスを繋ぐ、
 ある種玄関口ともいえる迷宮だが、
 知っての通りいろんなものが落ちている事がある」

Icon
ジル先生
「スペルやら研究に有益になるものは学園が買い取り、
 その代金として、学園内で使用できるSCを
 受け取っているな」

Icon
ジル先生
「必要な物があれば購買に行け。
 腹が減ったら食堂に行くといい。
 遺跡探索をして結果を挙げている限り、
 不自由ない生活くらいは送れるだろう」

Icon
ジル先生
「学園が買い取りしないものもそれなりにあるだろうし、
 なんなら懐に入れても良いんじゃないか。
 魔道具の類はすぐにバレそうだがな」

Icon
ジル先生
「だが冒険者やトレジャーハンターの類は、
 それが重要な飯の種だからな。
 この学園に来た貴様らも、
 全員が全員裕福なわけではあるまい」

Icon
ジル先生
「私は目を瞑る」















Icon
ジル先生
「時間だ。
 死なぬよう精々技を磨け」

Icon
ジル先生
「他の教師は知らんが、
 私は貴様らが命を落とそうが知ったことではない」

Icon
ジル先生
「最大限保護された中で生きる努力をせず、
 結果命を落とす者は私は知らん。
 死ぬのが嫌なら死ぬ気で生きる力を身に付けろ」

Icon
ジル先生
「じゃあな」

《探索学》の授業を1回選択!
アイダスはMHPが33増加した。
アイダスは回避力が14増加した。
アイダスは回避力が15増加した。
アイダスは素早さが12増加した。
アイダスは素早さが13増加した。

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ワカメ
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アイダスはウェイブを購入した。(SC-100)

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アイダスはアイテムNo.3 ウェイブを私有化!

スキルNo.-30 ウェイブ のSP消費量が 25 減少!
射程が 1 減少!(TP-1)

スキルNo.-30 ウェイブ のSP消費量が 12 減少!
射程が 1 減少!(TP-1)

スペルNo.6 ウェイブ をショップNo.2005 光付与 で調律!(TP-1)(SC-100)
スペルNo.6 ウェイブ の属性が 光 に変化!
スペル名が 三点掌 に変化!

スキルNo.5 模倣:死人の血 のSP消費量が 1 減少!
威力が 15 減少!(TP-1)

スキルNo.5 模倣:死人の血 のSP消費量が 1 減少!
威力が 13 減少!(TP-1)

スキルNo.5 模倣:死人の血 のSP消費量が 1 減少!
威力が 12 減少!(TP-1)

スキルNo.5 模倣:死人の血 のSP消費量が 0 減少!
威力が 11 減少!(TP-1)

スキルNo.5 模倣:死人の血 のSP消費量が 0 減少!
威力が 10 減少!(TP-1)

スキルNo.5 模倣:死人の血 のSP消費量が 0 減少!
威力が 9 減少!(TP-1)

スキルNo.5 模倣:死人の血 のSP消費量が 0 減少!
威力が 8 減少!(TP-1)

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武器 肉厚のナイフ を 攻撃力強化!
肉厚のナイフ の 攻撃力 が 20 上がった!(TP-1)

防具 防刃マント を 回避力強化!
防刃マント の 回避力 が 9 上がった!(TP-1)

装飾 黒の手袋 を MHP強化!
黒の手袋 の MHP が 73 上がった!(TP-1)

使い魔 何かの腕 の 攻撃力 が 10 上がった!(TP-1)
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目的の決定
蟹
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次回予告
ワカメ
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ジャルディ様と愉快な金の奴隷たち遺跡の魔物たち
PNo.234 フェリックス・バーネットVS苔スライム
PNo.514 アイダス・ミラビリア這い寄る骨
PNo.557 ミュゼット・フィールド這い寄る骨
PNo.275 ジャルディーノ・ボサビティCHEER
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次回朝練予告
ワカメ
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次回ランク戦予告
ワカメ
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チョコレートイベント - 先生
ワカメ
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Icon
ジル先生
「……いつも騒がしいが、今日は一段と五月蠅いな」

Icon
ジル先生
「……それに胸やけのするような、
 甘ったるい匂いばかりだ……」

Icon
ジル先生
「貴様の持っているそれからも同じような匂いがプンプンするが、
 それを私に差し出して何をするつもりだ?」

Icon
ジル先生
「言っておくが、それを貰ったとて
 授業を免除だの忖度しろだのは通じんぞ」

Icon
ジル先生
「…………」

Icon
ジル先生
「……ふん、冗談だ」

Icon
ジル先生
「日頃の感謝だかなんだかしらんが、そういうものを表すために
 チョコレートを贈る日だとは聞いている」

Icon
ジル先生
「その対象が何故私なのかは全くわからんが……
 貰っておいてやる」

Icon
ジル先生
「じゃあな」

先生チョコレート一覧
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チョコレートイベント - 青い鳥
ヤドカリ
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PNo.202 エルザス=ロートリンゲン
からのメッセージ:
Iconエルザス
「これも何かの縁だ、受け取ってくれ。」
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レイド予告
ワカメ
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ズズー……ン……

腹の底から響くような地鳴りと揺れが襲ってきた。

Icon
マルル先生
あわわ!
 ……び、びっくりしたのだわ……」

Icon
エメロード先生
「大丈夫ですか?
 ……最近、地鳴りが多いですね……」

Icon
マルル先生
「ホントホント、この前も驚いたんだわ……
 危うく収穫したニンジンを、
 井戸に全部落としてしまうとこだったんだわ」

Icon
マルル先生
「……何か、
 ヤな事が起きなきゃ良いんだけど……」

Icon
エメロード先生
「……そうですね……地下から響いてるようなこの感じ……
 何事も無ければいいのですが」

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マルル先生
「や、やめてよエメル~!
 生徒たちも不安になるんだわ~!」

Icon
エメロード先生
「そうですね……」

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学園長
「…………」

Icon
学園長
「(あと3週間といったところか……)」





――スペリオルによる侵攻に、動きがあった。

どうやら【第8回更新】時にレイドイベントの予告が発生するようだ。
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