 | 後期学園生活 5日目 |
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| Diary |
それは失われた物語。
遠い過去へと埋葬されいずれ消える物語。
暗い闇へと。
暗い暗い闇の淵へと。
何時にしたって、始まりとは唐突に訪れる。
誰も望む事もなく、数奇的な偶然、或いは必然の基に。
赤、朱、緋、紅。
それを一言で表現した場合、赤い、朱い、緋い、紅い。いずれにせよ、それらより単純、そして的確に言い表す方法は少ないだろう。
戦火。
その世界に、俗に神と呼ばれる存在は数千といた。大きく二つに分かれた神の集団、派閥或いは団体は、お互いがお互いを消さんと戦いをしていた。どれくらい戦っていたかは記録にない。しかしながら、最低の見積もりでも数百、数千との時を奪い、騙し、嘲り、殺していたそうだ。
だから、それについても、言ってみればごく当たり前な、ごくごく日常的な風景だったのかもしれない。その戦には当然の様に、人間やそれに準する種族が参加していた。故に止める者もいない、戦が戦を呼ぶ、そんな暗黒の時代が到来していたのだ。
叫び。
断末魔の絶叫をあげ、一人、また一人と倒れていく。その集落は今や完全に地獄と化していた。
ある者は焼かれ、またある者は何かに刺され絶命する。逃げ場と呼べたその場所には火の手が回っていて、まず消す必要があった。
しかし、この火炎の中で、残る様な水はなかった。いかに魔法が使える時代だとは言え、これだけの炎を消す魔法は少ない、また、そんな魔法の使い手はこの場にいない。
つまりは、その集落は既に手詰まりだったのだろう。一人、また一人と絶命する。一万三千を超えていたそこの住人の中で、生き残れた者は、恐らくはいないだろう。
少年は、その光景を目の当たりにしていた。かつて、集落で英雄と呼ばれた一人に、集落そのものが壊されていっている。一歩、また一歩と彼は悠然と歩くだけ、それだけで一人また一人とこの世界の生物を辞めさせられていく。
何人かの、勇敢な者達は彼に立ち向かった。だが、そもそも何人いても無駄と言うのをコンセプトに造り上げられたその英雄は、そんなものは、ものともしなかった。
闇。
族長のソエユさんが、補佐のウィズさんが、一番の豪傑と呼ばれたヴィドゥさんが、そして、父親と呼んでいたグリーフが、同時に闇に呑まれる。
文字通り、一瞬で。
先端から、侵蝕されたかの様に暗く黒くなったかと思った瞬間だった。その黒は一気に全身を蝕み、呑み込んでいった。
燃え盛る炎の中、少年は呆然と見ていた。唯一、彼に匹敵すると言われたグラディヌスですら、彼の歩みを止めるには至らなかった。
みんな、消えていってしまった。
暗い暗い深淵の淵へ。
そして、
彼の真っ赤な瞳は次第にこちらを向く。
にやり、と彼は笑った様な、そんな表情を取り、
周りが暗くなる。感覚がなくなっても、それは分かる。
意識が包まれていく。暗き闇の深淵に。
………。
……………………。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それは失われた物語。
遠い過去へと埋葬されいずれ消える物語。
暗い闇へと。
暗い暗い闇の淵へと。
白。今それが意味をするところは虚無。何もないまっさらな白い雪の世界を走る人影が二つ。
一人は女性。女性としては少々背が高い程度の背は黒の外套により覆われている。すっぽりと、フードに顔も入っているために、表情は全く見えない。しっかりもう一人を先導するように右手を握り、走る。
もう一人は少年と呼ぶにも幼い男の子だ。歳の頃は７、８歳程度。彼も黒の外套を羽織っていて、おでこの辺りまでのフードをかぶっている。紫暗の瞳が前の女性をしっかりと見ている。琥珀の髪が顔に張り付いているが、それを整えていない。否。整える時間も走るのに使っていると言える。
二人はただひたすらに走っていた。周囲には不自然なまでに何も無い様に見える。まっさらな雪だけが、行き場を無くしたかの様に落ちる。
足元の感覚も怪しい。どれくらいの時間、そこは人を拒んでいたのだろうか？少年の膝ほどまである雪。それは確実に二人の体力を奪っていた。
どこまでも凍てつく様な寒さ。その極寒の空間の中、吹雪く中で終わりは見えない。
光すら、あるのかないのか分からない。
終わりすら、もしかしたら無いのかもしれない。
それでも、二人はただ走る、走る、走る。休む事を忘れ戻る事を拒み、止まる事を恐れ、二人はただ、前に行く以外の選択肢が存在していなかった。
吹雪く雪が二人に当たり、風が二人に吹く。地面が二人の体力を奪い、視界が二人の精神を薙ぐ。それでも、二人は止まらなかった。
目指すべく場所なんてない。
でも、
そこにいてはいけなかったのだ。
不意に、ついに女性が倒れる。すがる少年。再び立ち上がる。しかし足元は安定しない。既に限界を超えた酷使に、もう歩く事を拒否するかの様に、足は主人を裏切る。
立ち上がった、その瞬間だった。
光。
一筋の光が、女性の後ろから射す。次第にそれは細かい光の線となり、破砕。線が物質となり刃となり、女性の頭から、目から、口腔から、首筋から、肩、肘、胸、腹と全てから同時に血が溢れる。下腹部、膝、足元まで、女性の肢体の中で無事な箇所は何処としてなかった。
どう、と前に倒れる女性。血を浴びながら、全身を朱に染めながらも、女性にすがる少年の叫びが響く。
白い白い世界の中で、少年は叫ぶ。真紅に染まった顔の、紫暗瞳には絶望しか映っていなかった。
叫びに応える者はいない。しかし、少年は叫ぶ。
神と呼ばれる存在の名を、奇跡と呼ばれる事象の名を。
しかし、誰からも応えはない。そこには、ただ白と赤のみがあるだけだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
希望と言う事象は絶望を定義する所から始まる。
絶望を知らない者は希望も知らない。知るとすれば虚言と偽りだけである。
ただし、絶望を定義したものが全て希望を持てるとは限らない。
神史暦2634年
シルヴァ・ファラント『荊の栄冠』
| Quick Action / etc |
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特に何もしなかった。
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| Party Message |
スバル「遅くなりましたが、これからもよろしくお願い致します」
| 箱庭の庭園 Group Message |
スバル(9)からのメッセージ
スバル「まぁ、この団体に入ってる人はいないだろうけど・・・・よろしく」
| 第108パーティ・所属メンバー (Before) |
|
| Character Data (Before) |
| ENo.9 柊 昴 | |||||||
| HP | 1080 / 1080 | 1 | 漲溢1 | 場所 | D9 ［花園LV1］ | ||
| SP | 277 / 277 | 2 | 過激1 | 技 | 使用可能技一覧 | ||
| NP | 3 | 体格 | 75 | 3 | 魔術5 | 参 加 団 体 | |
| CP | 39 | 敏捷 | 109 | 4 | 命術5 | 0 | 箱庭の庭園 |
| PS | 425 | 器用 | 75 | 5 | 1 | 精霊と歩んでいくもの達 | |
| 業 | 0(0) | 魔力 | 266 | 6 | 2 | ||
| 連勝 | 3 | 魅力 | 75 | 7 | 3 | ||
| 総CP | 144 | 生命 | 75 | 8 | ――― | 4 | |
| 単位 | 0 | 精神 | 85 | 9 | ――― | 5 | |
|  | |||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 | イベント戦闘 |
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第108パーティ 所属 † V S †
眼鏡男
眼鏡男
Enemy |
スバル「昴「うーん・・・・やるの？」 棗「いや、やれよ」」レティ「レンちゃんちょっと下がっててね」
眼鏡男A「私に適うとでもお思いかねッ！」眼鏡男B「私に適うとでもお思いかねッ！」
BATTLE START!!
非接触フェイズ
|
眼鏡男Bの攻撃！
眼鏡男B「降参するなら今のうちだよ？」ラピットファイア！！1
レティに142のダメージ！
スバルに138のダメージ！
眼鏡男Aの平穏LV1
眼鏡男AのSPが3増加！
眼鏡男Aの攻撃！
眼鏡男A「降参するなら今のうちだよ？」ラピットファイア！！1
レティに149のダメージ！
レティに139のダメージ！
スバルの攻撃！
スバル「まずは一発」マジックミサイル！！
眼鏡男Bは攻撃を回避！
レティの攻撃！
レティ「風の精霊さん おねがいします」カマイタチ！！
眼鏡男Aは攻撃を回避！
眼鏡男Aは攻撃を回避！
眼鏡男Aは攻撃を回避！
眼鏡男Aの平穏LV1
眼鏡男AのSPが3増加！
眼鏡男Aの攻撃！
眼鏡男A「時間だ、後悔の準備はいいかい？」ラピットファイア！！2
スバルに149のダメージ！
スバルは攻撃を回避！
眼鏡男Bの攻撃！
眼鏡男B「時間だ、後悔の準備はいいかい？」ラピットファイア！！2
レティに135のダメージ！
レティは攻撃を回避！
非接触フェイズ
|
スバルの攻撃！
スバル「んで二発」マジックミサイル！！
眼鏡男Bに322のダメージ！
戦闘フェイズ
眼鏡男Aの物攻LV1
眼鏡男Aの物理ATが上昇！
眼鏡男Bの物攻LV1
眼鏡男Bの物理ATが上昇！
TURN 1
|
スバルの攻撃！
眼鏡男Aに295のダメージ！
眼鏡男Bの攻撃！
レティに228のダメージ！
眼鏡男Aの攻撃！
眼鏡男A「ハーハッハッハッ！！」ブロードスプラッシュ！！3
スバルは攻撃を回避！
レティに208のダメージ！
レティ「ちょっとピンチかも・・・」レティの攻撃！
レティ「もえちゃえ〜」フレア！！
眼鏡男Aに130のダメージ！
眼鏡男Aに125の火属性ダメージ！
TURN 2
|
スバルの攻撃！
眼鏡男Aに337のダメージ！
レティの攻撃！
眼鏡男Bに145のダメージ！
眼鏡男Bの攻撃！
スバルに242のダメージ！
眼鏡男Aの平穏LV1
眼鏡男AのSPが3増加！
眼鏡男Aの攻撃！
スバルに224のダメージ！
スバルの攻撃！
眼鏡男Aに349のダメージ！
レティの攻撃！
眼鏡男Bに147のダメージ！
眼鏡男Aの攻撃！
眼鏡男A「ハーハッハッハッ！！」ブロードスプラッシュ！！3
スバルに184のダメージ！
レティは攻撃を回避！
眼鏡男Bの攻撃！
眼鏡男B「ハハハハハッ！！」ペネトレイト！！4
レティに343のダメージ！
眼鏡男B「ふっ・・・」レティのHPが101減少！
レティ「ごめんなさい 先に逃げます〜」レティが倒れた！
眼鏡男A「そんな馬鹿な・・・」
眼鏡男Aが倒れた！
TURN 3
|
スバルの攻撃！
必殺技が発動！
スバル「さて、終わらせるよ「魂喰！」」魂喰！！
クリティカル！
眼鏡男Bに412のダメージ！
スバルのHPが206回復！
スバルの攻撃！
眼鏡男Bに330のダメージ！
眼鏡男Bの平穏LV1
眼鏡男BのSPが3増加！
眼鏡男Bの攻撃！
スバルに234のダメージ！
眼鏡男B「そんな馬鹿な・・・」眼鏡男Bが倒れた！
スバル「昴「はぁ・・・・終わったぁ」」
戦闘に勝利した！
360 PS、 10 CPを獲得！
スバルは ナズナ を入手！
レティは メガネ を入手！
| Normal Action / etc |
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魔力 が 22 上昇しました。(- 26 CP)
箱庭の庭園 の活動をしました！
箱庭の庭園 の活動をしました！
箱庭の庭園 の活動をしました！
箱庭の庭園 の活動をしました！
箱庭の庭園 の活動をしました！
箱庭の庭園 の活動をしました！
箱庭の庭園 の活動をしました！
CPが 34 増加しました！ NPが 1 増加しました！ E9に強制移動されました。 レティ(405)を同行者に指定しました。
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| Shout!! |
スバル(9)の叫び！
スバル「希望と言う事象は絶望を定義する所から始まる。ただし、絶望を定義したものが全て希望を持てるとは限らない。」
かまぼこ(11)の叫び！
かまぼこ「団体参加者随時募集ちゅ〜ですよ〜」
優(44)の叫び！
優「・・・大乱戦はどうなっているでしょうか？」
アスハ(89)の叫び！
アスハ「生徒の皆、今日のお祭りは楽しんでる？ 初のデュエル戦闘、そして第一回大乱戦、さらに芋掘り大会！ それじゃ、準備は良いわね？ せーのっ、でんぷんーーー！！！」
小町(172)の叫び！
小町「更新速度がはやいべさorz」
レティ(405)の叫び！
レティ「過去への償い それは思いやる気持ち 二人の気持ちは重なって・・・」
climson(450)の叫び！
climson「今日もひたすら能力上げかな」
兼一(588)の叫び！
兼一「いきなり援護戦か…どうなるかね？」
ふうか(921)の叫び！
ふうか「どうも調子でぇへんなぁ…（ため息」
紗枝(1215)の叫び！
紗枝「クスクス…危ない危ない。クスクスクス」
ヒサキ(1382)の叫び！
ヒサキ「何で俺みたいなか弱い非常勤講師がデュエルしかけられなきゃいけないんだァーーーーッ！？」
ちり(1413)の叫び！
ちり「時間が本気でなーい！(汗」
おしず(1444)の叫び！
おしず「保健委員さんを味方にすることが出来たのです、とっても幸運だったと思います、嬉しいな♪」
しずく。(1705)の叫び！
しずく。「きょうは、持ちかえてから・・・
えいっ、 ぴこっ☆ 」
| Event |
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何者かと遭遇した！
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| イベント戦闘予告 |
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第108パーティ 所属 † V S †
ウォーキング部員
 歩行小石  歩行小石 歩行小石
Enemy |
| 第108パーティ・所属メンバー |
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| Character Data |
| ENo.9 柊 昴 | |||||||
| HP | 555 / 1095 | 1 | 漲溢1 | 場所 | E9 ［山岳LV0］ | ||
| SP | 294 / 294 | 2 | 過激1 | 技 | 使用可能技一覧 | ||
| NP | 4 | 体格 | 75 | 3 | 魔術5 | 参 加 団 体 | |
| CP | 57 | 敏捷 | 116 | 4 | 命術5 | 0 | 箱庭の庭園 |
| PS | 785 | 器用 | 75 | 5 | 1 | 精霊と歩んでいくもの達 | |
| 業 | 0(0) | 魔力 | 295 | 6 | 2 | ||
| 連勝 | 4 | 魅力 | 75 | 7 | 3 | ||
| 総CP | 188 | 生命 | 75 | 8 | ――― | 4 | |
| 単位 | 0 | 精神 | 85 | 9 | ――― | 5 | |
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