 | 後期学園生活 4日目 |
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| Diary |
休息時――
「やぁ、クニツグ。思わず小躍りしてしまいそう場所だね」
「……するのか？」
「私だって一応はオンナノコ、だよ。華は好む」
「……」
「特に散り際が」
「……」
「……何故そこで頷くかな。君が私にどういうイメージを抱いているかは存じてはいるけど、あんまりじゃないだろうか？」
「まぁ、そんな事はどうでもいいのさ。本題とは大いに逸れてしまう」
「本題？ 何か用でも？」
それにブラドはくすりと笑い、
「そりゃあね。私は兄上と違って、話好きな訳ではないから」
「――ウツロからも聞いたな。仲が悪いとか」
「いや、確かに悪いが。私個人の問題ではなく、兄上が問題でね」
「ほう」
ふと、ブラドは再び話が逸れつつあるのに気づき、一つくつくつと笑って。
「まぁ、それとは関係が無い。私が聞きたいのは、君の剣術の事でね」
「俺の？」
「そう、君のだ。――それは何処で学んだ？ 姫君――シュナイデ様かな？」
その目付きは何時に無く、鋭く――何時に無く、笑いが無く。
どんな時でも絶やす事の無かった、軽薄な薄笑いすら口元に浮かべず、ちらりと見える目は蛇の目のように感情が無い。
「いや、ほとんど我流だ」
「――――」
「どうした？」
「君は……いや、シュナイデ様は何も言わなかったようだね」
「あぁ……？」
「――ならば、私が言う事でもないか」
「おい……？」
そう呟き、いつものような笑いを口元に浮かべて、颯爽と身を翻し、振り向く事もなく彼女は花畑へと消える。
「なんだったんだ……？」
「――アイゼンヴォルフ、か。難儀な剣術を使うものだ」
＊ ＊ ＊
「――トマト？」
少し先にいった場所にあるのは満開の花々――と。
人の頭よりもやや大きな巨大トマト。
そのトマトは異色だった。
花畑にトマトがあるならば確かに異色だろう。
あんな大きなトマトならば確かに異色だろう。
だが、そのトマトはそれ以上に異色だった。
そのトマトは完熟だった。熟しすぎてほとんど腐っていた。
それでいてそのトマトは、ハロウィンのカボチャのような、下卑た表情を浮かべているように見え――
「ハロォー！」
尚且つ喋った。
「……なんだ、お前」
思わず呟く。
常軌を逸している、この島に来てからは、常軌を逸している存在とは縁があるが。
そのトマトはぼごりという音を立てて、地面から這いずり――
その下半身は紛う事無く、人間のものだった。
そのトマトは、右手でどこからか取り出したナイフを突き出し。
「ハローハローハロー！ お菓子をくれても悪戯しちゃうゾッ！？」
今回の敵か、と身構える。
この島に自生している植物だというのならば――ありな気がした。
「マイネームイズハロウィン！ ハハハハハハハハハァッ！！」
頭が地面にぶつかるのではないか、というぐらいに派手にのけぞった後、思い切りよく起き上がると。
右手に持っていたナイフを左手に持ち替え、起き上がった勢いで那継に投げつける。
「！」
かろうじて避けた那継、ひとまず接近しようと武器を構え、一歩踏み出し、
パパパパパパパンッ！
炸裂音と共に、足元に落ちたナイフが爆発した所で、思わず驚き一歩下がったところで。
「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ――！！」
トマトが両手を口（？）にあてて、大きくのけぞり大笑い。
あまりにのけぞりすぎて今度は頭をぶつけ、その勢いで後転――の途中で横に倒れて、大笑いを続けたまま、ごろごろと辺りを転がる。
その光景をぽかんと呆気にとられて、眺めていると。
「聞いた事のある笑い声だと思ったら――ハロウィンか」
ウツロとブラドが後方から歩いてきた。
＊ ＊ ＊
「マイネームイズハロウィン。……プフーッ！」
一度笑いを止めて、全員が揃った所で、もう一度名乗ったかと思えば、那継の顔を見た途端にまた大笑いを始めた。
どうしようかと横を見やれば、ウツロは半ば呆れたかの様子でハロウィンを眺め。
「駄目だな、これは。……こいつは名乗った通りハロウィン。頭のこう見えてただの作り物だ」
代わりに紹介を始める。
「こいつは七十六祖でも四馬鹿と呼ばれる集団の一人で――」
「四馬鹿？」
「あぁ、七十六祖は概ね馬鹿が多いが、こいつ含めその四馬鹿はとくに極め付けでな。スケアクロウ、ハロウィン、軍司松治、コッペリア――全員馬鹿呼ばわりされる理由こそ違うものの、概ねこの通りだ」
と、言って顎でウツロはハロウィンを示す。
「まぁ、彼等を超えるような馬鹿も数多いけどね、彼等は四人組で行動する事が多いから、際立つ」
「ん、そうなら他の三人は？」
「それは本人に聞いてくれ」
ブラドは肩を竦めると、笑い転げているハロウィンを指差す。
それに気づいたか、ハロウィンは暫し腹を抱えていたが、ゆっくりと起き上がり。
「スケアクロウはいっつも通り、案山子だけこっちに寄越してオコメ食べてるヨ？ グンジはどこだろうネェ？ 別れチャッタ！ コッペリアは案山子と一緒一緒一緒！」
「では、案山子はどこにいるんだ？」
「島！」
「……」
「結局、何処にいるのか分からないようだね」
ブラドはそう言ってくつくつと笑った。
| Message |
那継は言った
那継「しかし……いつになったら戻ってくるんだかな」
烏丸「おっす、今戻ったぜ」
那継「……」
烏丸「どった？」
那継「いや、いきなりで驚いた」
| Quick Action / etc |
|
たるたる(252)にパーティ勧誘許可を出しました。
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| 第282パーティ・所属メンバー (Before) |
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| Character Data (Before) |
| ENo.282 備前 那継 | |||||||
| HP | 1147 / 1147 | 1 | 貫通3 | 場所 | B4 ［花園LV0］ | ||
| SP | 179 / 179 | 2 | 適応3 | 技 | 使用可能技一覧 | ||
| NP | 2 | 体格 | 126 | 3 | 武具5 | 参 加 団 体 | |
| CP | 37 | 敏捷 | 106 | 4 | 斬撃5 | 0 | 自称一般人肉体派 |
| PS | 150 | 器用 | 96 | 5 | 1 | ||
| 業 | 0(0) | 魔力 | 75 | 6 | 2 | ||
| 連勝 | 2 | 魅力 | 75 | 7 | 3 | ||
| 総CP | 106 | 生命 | 75 | 8 | ――― | 4 | |
| 単位 | 0 | 精神 | 75 | 9 | ――― | 5 | |
|  | |||||||||
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 | イベント戦闘 |
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第282パーティ 所属 † V S †
帰宅部員
Enemy |
帰宅部員「帰宅を邪魔する奴は、消す。」
BATTLE START!!
非接触フェイズ
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帰宅部員の攻撃！
帰宅部員「放っておけばいいものを・・・」ピットフォール！！1
設置技「ピットフォール」を設置！
戦闘フェイズ
TURN 1
|
那継は帰宅部員を魅了した！
那継の攻撃！
那継「身を刃へと変えろ、ただ神経を研ぎ澄ませ、視覚を、聴覚を、嗅覚を、触覚を――全て戦いへと戦いへと戦いへと――！」ダメージアップ！！
那継の物理ATが上昇！
那継の魔法ATが上昇！
帰宅部員は魅了に耐えている！
帰宅部員の攻撃！
ピットフォール！！3
設置技「ピットフォール」を設置！
（帰宅部員の魅了の効果が消失）
那継に帰宅部員の設置技が発動！
帰宅部員「穴に埋もれて死んでしまえ。」ピットフォール！！
那継に94のダメージ！
那継のWAITが増加！
帰宅部員の攻撃！
ピットフォール！！3
設置技「ピットフォール」を設置！
TURN 2
|
那継に帰宅部員の設置技が発動！
帰宅部員「穴に埋もれて死んでしまえ。」ピットフォール！！
那継に103のダメージ！
那継のWAITが増加！
那継に帰宅部員の設置技が発動！
帰宅部員「穴に埋もれて死んでしまえ。」ピットフォール！！
クリティカル！
那継に115のダメージ！
那継のWAITが増加！
帰宅部員の攻撃！
那継は攻撃を回避！
那継の攻撃！
那継「身を刃へと変えろ、ただ神経を研ぎ澄ませ、視覚を、聴覚を、嗅覚を、触覚を――全て戦いへと戦いへと戦いへと――！」ダメージアップ！！
那継の物理ATが上昇！
那継の魔法ATが上昇！
TURN 3
|
帰宅部員の攻撃！
ピットフォール！！3
設置技「ピットフォール」を設置！
那継に帰宅部員の設置技が発動！
帰宅部員「穴に埋もれて死んでしまえ。」ピットフォール！！
那継に93のダメージ！
那継のWAITが増加！
那継の攻撃！
必殺技が発動！
那継「哭鳴セヨ、哀哭セヨ、慟哭セヨ、惨劇の焔ッ――！」『撃』！！
帰宅部員に541のダメージ！
帰宅部員の攻撃！
那継に93のダメージ！
那継の攻撃！
那継「身を刃へと変えろ、ただ神経を研ぎ澄ませ、視覚を、聴覚を、嗅覚を、触覚を――全て戦いへと戦いへと戦いへと――！」ダメージアップ！！
那継の物理ATが上昇！
那継の魔法ATが上昇！
TURN 4
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帰宅部員の攻撃！
ピットフォール！！3
設置技「ピットフォール」を設置！
那継は帰宅部員を魅了した！
那継の攻撃！
那継「身を刃へと変えろ、ただ神経を研ぎ澄ませ、視覚を、聴覚を、嗅覚を、触覚を――全て戦いへと戦いへと戦いへと――！」ダメージアップ！！
那継の物理ATが上昇！
那継の魔法ATが上昇！
帰宅部員は魅了されている！
（帰宅部員の魅了の効果が消失）
那継の攻撃！
帰宅部員に417のダメージ！
帰宅部員「今日は保健室か・・・」帰宅部員が倒れた！
戦闘に勝利した！
200 PS、 1 CPを獲得！
那継は ナズナ を入手！
| Normal Action / etc |
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C4に移動しました。
武具 のLVが1上昇しました。(- 5 CP)
自称一般人肉体派 の活動をしました！
自称一般人肉体派 の活動をしました！
CPが 33 増加しました！ NPが 1 増加しました！ たるたる(252)を同行者に指定しましたが同じパーティにいませんでした。
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| Shout!! |
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たくさんの叫びが聞こえてきます。 |
| Event |
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八百屋屋台には新鮮な野菜が並んでいる。 「オラァ！今日も野菜達が元気してっぞォッ！だが明日は分からねぇ！これって悲しい事だと思わねぇかァッ！？少しでも同情したなら買っていきやがれ！俺の酒代出せやァァッ！」
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それはそうと何者かと遭遇しましたよ！？
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| イベント戦闘予告 |
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第282パーティ 所属 † V S †
帰宅部員
Enemy |
| 第282パーティ・所属メンバー |
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| Character Data |
| ENo.282 備前 那継 | |||||||
| HP | 1133 / 1154 | 1 | 貫通3 | 場所 | C4 ［特殊LV0］ | ||
| SP | 94 / 180 | 2 | 適応3 | 技 | 使用可能技一覧 | ||
| NP | 3 | 体格 | 128 | 3 | 武具9 | 参 加 団 体 | |
| CP | 45 | 敏捷 | 106 | 4 | 斬撃5 | 0 | 自称一般人肉体派 |
| PS | 350 | 器用 | 98 | 5 | 1 | ||
| 業 | 0(0) | 魔力 | 75 | 6 | 2 | ||
| 連勝 | 3 | 魅力 | 75 | 7 | 3 | ||
| 総CP | 140 | 生命 | 75 | 8 | ――― | 4 | |
| 単位 | 0 | 精神 | 75 | 9 | ――― | 5 | |
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