後期学園生活 12日目



基本行動宣言成功
戦闘行動宣言成功 [イベ][デュ][援護][大乱]
 └ 技設定 セリフ 必殺技名 を変更
メッセージ送信 フレア(2)


Diary


 
   第10話「自暴自棄の果てに」 ― 後期学園生活10日目 ―(※一部分既報)


 可憐は力が抜けてがっくりとひざを折る。相手に致命傷になるようなダメージは与えられなかったようだった。そうしているうちに、いつの間にか可憐は、やさぐれに肩をつかまれていた。背筋に寒気が奔った。
「お前を殺して俺も死ぬっ!」
 まずい。
 しかし、肩をつかまれている上に、さっきの最大魔法で心身ともにかなり消耗している可憐は動く事ができない。可憐に殺気が纏わりつく……。

ワン・オン・キル……

「ぅああっ!」
 可憐は右肩に激痛を感じてその場に倒れこんだ。もう動けない。
(……だめ、もう終わっちゃった)
 この状況下では圧倒的に不利だ。もう、可憐は、敗北を、覚悟した……。
 そうしているうちにも、やさぐれのとどめの攻撃が……なかなか来ない。痛む右肩を左手で押さえながら、ゆっくりと上半身だけ起き上がってやさぐれを見る。すると、やさぐれも腕を押さえて苦しんでいた。どうやら、反動がきつかったようだ。
「どうせこうなんだよ!」
 苦し紛れにこう絶叫した後、やさぐれはその場に倒れこんだ……。


   第11話「まだ終わった訳じゃないから……」 ― 後期学園生活11日目 ―


 激痛の奔った右肩を左手で抱え込みながら、そして今も感じる痛みに耐えながら、可憐は上半身を起こした。膝立ちになる格好になってしばし、そして右足からゆっくりと立ち上がる。右肩を依然押さえたまま、彷徨いながら歩く。十数歩彷徨って、適当な街灯の柱に背中をもたれかけた。立っているのも辛くて、そのままずるずるとしゃがみ込む。まだ少し荒い息を整えながら、可憐は頭上の空を見上げた。
 本日は曇天。雲量的には「晴れ」に分類される空だが、雲の切れ目切れ目からでないと青空が覗けない。それでも、その少しだけの空の遥か遠くに想いを馳せたりして……。
 ……そうしているうちに、だいぶ落ち着いてきた。まだ右肩は痛いが、動ける程度には回復してきた。ここは、早いところ保健室で治療してもらうのが一番だ。
 可憐はゆっくりと立ち上がる。そして倒れたままのやさぐれを一瞥してこの場を立ち去ろうとしたが……。やさぐれは単に倒れていただけではなかった。うつぶせ姿勢からひじで上体を支え、丁度匍匐前進をする格好になる。そして眼は異様な光を放ち、その表情は怪しく笑っていた。


 ∽∽


 可憐はあれこれと思考を巡らせる前に、その場で魔法弾道を放った。結果的にそれが正解となる。可憐の魔法弾道が、相手のファイアランサーを相殺した。
 やさぐれは狂っているのではないかと思うほど、甲高い声で笑う。そしてこう言った。
「ここまで来ればどうでもいいんだよ!」
 どうやら、本気だ。本気で自分が死んででも可憐を殺す気らしい。
 可憐はさっきの戦闘で消耗したばかり、それはやさぐれも同じだが、やさぐれのほうが戦闘意欲が高い。この戦い、どういう方向に転ぶかまったく見当もつかない。ただ、可憐にとって救いだったのは、魔力が全て尽きたという訳ではないと言うことだ。まだどれだけ余裕があるのか……。
 そうしているうちにも、やさぐれはふらつきながら立ち上がった。そして詠唱で魔法を起動する。紅色の淡い光がやさぐれの右腕に纏わりつく。それを確認した後、可憐に向かって一気に走り向かってきた。
 可憐は動かない。この場合、動かないほうが相手の行動が読みやすい。尤も、可憐は下手に動いて無駄に体力を使いたくないという考えからだったが……。
(相手がその気なら……)
 可憐だってどうするかは決まっている。
(ごめんなさい。わたしは今からすこし命を粗末に扱います……)
 右腕が使えない状況なので、左腕のみを自分の顔の前に掲げる。そして、相手が自分のすぐ目の前に迫ってくるまでそのままの体勢でいる。相手が炎を纏った拳を振り上げ、そのまま力任せに可憐を殴りに掛かる。それでも可憐は動かない。
 まさに拳と可憐の華奢な身体が接するという、一瞬の刹那。可憐はしゃがみ込んだ。
「!」
 やさぐれの拳は虚しく宙を掻く。おそらくこのときまでは、やさぐれは勝利を確信していただろう。しかし……。
 可憐はしゃがんだ後、やさぐれの拳が宙を掻くのを確認する。近接で空振りすると、上体の重心が前傾になるので、相手はバランスを崩しやすい。そこへ可憐は容赦なくホーミングミサイルを打ち込む。
「ぐぁ!」
 呻き声を上げて、やさぐれが宙に吹っ飛ぶ。可憐は左腕を突き上げ、再びホーミングミサイルを発動した。魔法を喰らって宙に浮き、宙に浮いたまま、また魔法を喰らってまた吹っ飛び……。
 やさぐれは鈍い音を立てて石畳の上に着地、もとい落下した。そこへ、可憐は何のためらいなく魔法を発動する。
「ごめんなさい、でも宣戦布告はあなただったよね?」
 今度はマジックボム。やさぐれは倒れているので、魔法回避力が云々という問題などない。最初の苦戦が嘘だったかのように、面白いように魔法が入る。
「……ぅぐ!」
 倒れたままの姿勢で、やさぐれは呻くだけ……。
「さて、ここからが仕上げだよ」
 可憐は、確実に相手を戦闘不能にするため、最後にこの魔法を選んだ。
 淡い水色の文様。仄かに可憐を包み込む光。少しずつ可憐の周りの空気が渦を巻き始める。
「アクアストリーム」
 空気中の水蒸気が一瞬にして再結晶を起こし、氷の粒となったものを、自らの魔力に載せる。……と魔法の原理はこういうものである。
ストリームはまっすぐやさぐれに向かい、そして直撃する。

「……いや」
 アクアストリームの直撃を受け、大打撃を受けたやさぐれ。しかし、まだ戦闘意欲はあった。
「……お前を殺して……俺も死ぬっ……!」

ワン・オン・キル……

 事実上、やさぐれの最大魔法。体力をかなり消耗していても発動できるようだった。しかし、苦し紛れに放った魔法は攻撃対象となる可憐からすこしずれた方向に飛んでいった。可憐もかわす際に、少し右手の甲にその魔法を受けたが、我慢できる程度だ。
 やさぐれは今度こそ戦闘不能になって倒れた。

========================================

閑話休題。

可憐は右肩に激痛を感じてその場に倒れこんだ。も
前回のSS、ここで途切れてました。
残念、一番盛り上がるところだったのですが……。
……規定文字数を突破してしまったようで、そこから先がありませんでした。
逆に言うと、規定文字数を突破するくらい書いたと言うことで、それはそれでいいことなのでしょうが……。

と言う訳で、前回途切れていた先の部分を再びUPしました。
本当にあと少しで終わるという所だったんですが……。


Quick Action / etc




特に何もしなかった。



精霊研究会 Group Message


“ルビーアイ”ルーシー(650)からのメッセージ
オスカー「属性付加は属性の威力を上げるのにかなり効果的だと聞きました。風LV2を付加してのカマイタチはかなりの威力ですよ。」

Amber HolinessAngel・所属メンバー (Before)



香坂可憐(887)
復活3 逆境1 魔術10 精霊10 命術10
現在地 F9


Character Data (Before)


ENo.887 香坂可憐
HP2686 / 2686

1復活3場所F9 [特殊LV0]
SP377 / 436

2逆境1使用可能技一覧
NP11体格1013魔術10参 加 団 体
CP54敏捷1094精霊100天空眺望同好会
PS1650器用1015命術101精霊研究会
0(0)魔力2386 2
連勝10魅力1017 3
総CP464生命1398―――4
単位0精神1719―――5
= Profile =
種族人間
性別少女
年齢16歳

彼女を一言で形容すると「琥珀色の空」

少し大きめで、琥珀色の澄んだ瞳。
腰の辺りまで伸びる、同じく琥珀色のつやのある髪。
整っているとは思うんだけど、子供っぽい顔。
制服の袖からは、薄い琥珀色の肌が垣間見える。

声質は、無邪気で明るい声。
甘えたようにも聴こえないことも無い。

事実、どうしようもない甘えん坊。
一応高校生なのだが、こういう性格と、童顔から、実年齢より子供っぽく見える。

空を眺めるのが好きで、毎日の日課になっている。
蒼穹は沈んだ気持ちを晴れ晴れとした気持ちにさせてくれるし……。
夕空は明日への勇気をもらえる気がする……。
だから、彼女の空への思いは日に日に強くなるばかり……。

幼い頃に両親を事故で亡くし、それ以来「暗闇」と「孤独」が嫌いになった。
誰もいない家は、とても静かで……。
そして、一人でいることが辛くなってきて……。
夜になると、暗闇の中で一人、寂しさに耐え切れずに泣いていた……。

彼女が願うは『強い人間になりたい』こと。
寂しさに負けて、ただ涙を流すような弱い人間にはなりたくないから……。





Noアイテム名種類 / 強さ / Grade / 効果1 / 効果2装備

1空想格子魔石 / 2 / 2 / なし / なし
2濃灰の魔環魔石 / 5 / 2 / なし / なし自由
3制服防具 / 10 / 2 / なし / なし防具
4胸章装飾 / 10 / 2 / なし / なし
5迷神の遺産魔石 / 2 / 2 / なし / なし
6メガネ装飾 / 12 / 3 / なし / なし装飾
7ピッケル刺撃 / 10 / 5 / 物攻LV0 / なし
8蒼光の聖環魔石 / 11 / 4 / なし / なし武器
9メガネ装飾 / 12 / 3 / なし / なし
10新鮮な雑草植物 / 2 / 2 / なし / なし
11丸石鉱物 / 3 / 0 / なし / なし
12丸石鉱物 / 3 / 0 / なし / なし
13楔石鉱物 / 4 / 2 / なし / なし
14楔石鉱物 / 4 / 2 / なし / なし



イベント戦闘



Amber HolinessAngel 所属

可憐(887)

† V S †
やさぐれ

Enemy




可憐「えっと、あの……できれば痛くないのがいいな……」

やさぐれ「あーもうやってらんねー!」



BATTLE START!!



非接触フェイズ
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]可憐2686 / 2686

377 / 436




[後]やさぐれ2075 / 2075

235 / 235




可憐の攻撃!
可憐「えっと、最初はこんなのでどうかなぁ?」
ホーミングミサイル!!
やさぐれに399のダメージ!


可憐の攻撃!
可憐「あうぅ、だめだった? じゃあ、もう一回やってみるね」
ホーミングミサイル!!
やさぐれに399のダメージ!




非接触フェイズ
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]可憐2686 / 2686

277 / 436




[後]やさぐれ1277 / 2075

235 / 235





戦闘フェイズ


やさぐれの物攻LV1
やさぐれの物理ATが上昇!
やさぐれの魔攻LV1
やさぐれの魔法ATが上昇!
やさぐれの回避LV1
やさぐれの物理EVAが上昇!
やさぐれの魔法EVAが上昇!



TURN 1
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]可憐2686 / 2686

277 / 436




[前]やさぐれ1277 / 2075

235 / 235




可憐の攻撃!
可憐「そんなに熱くなってちゃだめだよ、わたしがすこし冷やしてあげるね」
アクアストリーム!!
やさぐれに188のダメージ!
やさぐれに277の氷属性ダメージ!


やさぐれの攻撃!
可憐に222のダメージ!


可憐の攻撃!
必殺技が発動!
可憐「踊る紅、舞う紅、そして飛び散る紅……再生の祭典、Viva……
必殺技
レフェクティムカルネヴァーレ
やさぐれに147のダメージ!
やさぐれに150のダメージ!
やさぐれは攻撃を回避!
可憐「わたしの魔法、効かなかったの? 自信あったのになぁ……」
可憐のHPが148回復!





TURN 2
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]可憐2612 / 2686

147 / 436




[前]やさぐれ515 / 2075

235 / 235




やさぐれの攻撃!
やさぐれ「お前を殺して俺も死ぬッ!」
ワン・オン・キル!!2
可憐に624のダメージ!
殺気が纏わりつく・・・
やさぐれに379のダメージ!


可憐の攻撃!
やさぐれに215のダメージ!
可憐「とりあえず、ここまでは順調・・・なのかなぁ?」


やさぐれの攻撃!
やさぐれ「お前を殺して俺も死ぬッ!」
ワン・オン・キル!!2
可憐に597のダメージ!
殺気が纏わりつく・・・
やさぐれに403のダメージ!


可憐の攻撃!
やさぐれに255のダメージ!


やさぐれ「どうせこうなんだよ!」
やさぐれが倒れた!




可憐「まだまだこれから……。願わくは、一人前になれますように……」

戦闘に勝利した!

430 PS、 17 CPを獲得!

可憐楔石 を入手!

BATTLE END.




Normal Action / etc




F8に移動しました。
F7に移動しました。
F6に移動しました。

逆境 のLVが1上昇しました。(- 10 CP)
精霊 のLVが1上昇しました。(- 10 CP)
精神16 上昇しました。(- 17 CP)
魔力22 上昇しました。(- 23 CP)

精霊研究会 の活動をしました!
  魔力1 上昇!
  敏捷1 上昇!

精霊研究会 の活動をしました!
  魔力1 上昇!
  敏捷1 上昇!

メガネ を捨てました。
新鮮な雑草 を捨てました。
丸石 を捨てました。

濃灰の魔環 への 丸石 の付加に失敗しました。

CPが 41 増加しました!

NPが 1 増加しました!



Shout!!


白夢(64)の叫び!
カウラ「こ、こ、この寒さ…如何に乗り越えましょうかねぇ…」

イリス(106)の叫び!
イリス「工芸部に所属してくれる人を募集するわ、工芸以外にも色々と雑務もあるけど特に気にならなかったらどうかしら?」

フィル(118)の叫び!
フィル「単位マイナスってなんぞ〜」

眼鏡ネジ子たん(1036)の叫び!
眼鏡ネジ子たん「歩行雑草さん久しぶりっ!相変わらず凄い筋肉ねっ!」


Event



何者かと遭遇した!


イベント戦闘予告



Amber HolinessAngel 所属

可憐(887)

† V S †
ウォーキング部員

Enemy




Amber HolinessAngel・所属メンバー



香坂可憐(887)
復活3 逆境2 魔術10 精霊11 命術10
現在地 F6


Character Data


ENo.887 香坂可憐
HP2355 / 2710

1復活3場所F6 [山岳LV0]
SP474 / 480

2逆境2使用可能技一覧
NP12体格1013魔術10参 加 団 体
CP52敏捷1114精霊110天空眺望同好会
PS2080器用1015命術101精霊研究会
0(0)魔力2626 2
連勝11魅力1017 3
総CP522生命1398―――4
単位0精神1879―――5
= Profile =
種族人間
性別少女
年齢16歳

彼女を一言で形容すると「琥珀色の空」

少し大きめで、琥珀色の澄んだ瞳。
腰の辺りまで伸びる、同じく琥珀色のつやのある髪。
整っているとは思うんだけど、子供っぽい顔。
制服の袖からは、薄い琥珀色の肌が垣間見える。

声質は、無邪気で明るい声。
甘えたようにも聴こえないことも無い。

事実、どうしようもない甘えん坊。
一応高校生なのだが、こういう性格と、童顔から、実年齢より子供っぽく見える。

空を眺めるのが好きで、毎日の日課になっている。
蒼穹は沈んだ気持ちを晴れ晴れとした気持ちにさせてくれるし……。
夕空は明日への勇気をもらえる気がする……。
だから、彼女の空への思いは日に日に強くなるばかり……。

幼い頃に両親を事故で亡くし、それ以来「暗闇」と「孤独」が嫌いになった。
誰もいない家は、とても静かで……。
そして、一人でいることが辛くなってきて……。
夜になると、暗闇の中で一人、寂しさに耐え切れずに泣いていた……。

彼女が願うは『強い人間になりたい』こと。
寂しさに負けて、ただ涙を流すような弱い人間にはなりたくないから……。





Noアイテム名種類 / 強さ / Grade / 効果1 / 効果2装備

1空想格子魔石 / 2 / 2 / なし / なし
2濃灰の魔環魔石 / 5 / 2 / なし / なし自由
3制服防具 / 10 / 2 / なし / なし防具
4胸章装飾 / 10 / 2 / なし / なし
5迷神の遺産魔石 / 2 / 2 / なし / なし
6メガネ装飾 / 12 / 3 / なし / なし装飾
7ピッケル刺撃 / 10 / 5 / 物攻LV0 / なし
8蒼光の聖環魔石 / 11 / 4 / なし / なし武器
12丸石鉱物 / 3 / 0 / なし / なし
13楔石鉱物 / 4 / 2 / なし / なし
14楔石鉱物 / 4 / 2 / なし / なし
15楔石鉱物 / 4 / 2 / なし / なし



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