後期学園生活 10日目



基本行動宣言成功
戦闘行動宣言成功 [イベ][デュ][援護][大乱]
 └ 技設定 セリフ 必殺技名 を変更
メッセージ送信 フレア(2)


Diary


 
   第九話「その仇を討つために」 ― 後期学園生活09日目 ―


「足が!足がァァッ!」
 可憐の試用技、ホーミングミサイルを二発喰らって戦闘不能となったウォーキング部員。魔法弾道の命中した足を押さえ、しきりに痛がっている様子が哀れに見えた。
「あ、あの……」
 可憐は、大げさなまでに足を押さえ込むウォーキング部員の様子に、心配になって声を掛けてみる。しかし、返答らしい返答は無い。ただ……。
「足が!足がァァッ!」
 と絶叫を繰り返していた。

 さっきの戦闘を見る限りでは、ウォーキング部員は運動部所属であるからか、基本的に物理攻撃が多い事がわかった。本来はウォーキングが専門という訳だから、移動速度の遅さを「スピードアップ」で補い、近接に持ち込んで打撃を与える。ということか……。おそらくこの様子だと、遠距離用の技は持ち合わせていないはずだ。
 まあ、もう終わった話であるが……。
 可憐は絶叫を繰り返すだけで会話が成立しないウォーキング部員に、踵を返して立ち去ろうとして、身体を半回転させたのだが、その途中で、背後から何かを呼びかけるような声が聞こえたような気がして、再び半回転し、結局は身体の向きは元に戻った。
 可憐が現在立っている位置は、倒れこんだウォーキング部員から、大体五メートルくらい離れた場所。そこから坂の下を観ると、こちらに駆け寄ってくる姿が確認できる。紺地のブレザーに、灰色のスラックスを身につけた生徒。髪は黒髪で少々ぼさぼさとしているのが気になる。
 その駆け寄ってきた生徒は、しかし可憐ではなく倒れこんでいたウォーキング部員に駆け寄った。
「ああ、なんて酷いこと……」
 新しくやって来た黒髪の少年は、ウォーキング部員の様子を確認すると、こう呟いた。
 可憐は少年の胸元に、例のバッヂが光っているのを見つけた。やはり、この少年もウォーキング部員のようだった。
「彼をこんな目に遭わせたのはあなたですか?」
 少年は顔を上げて可憐を睨む。可憐はその瞳をみて一瞬怯み、しばらく沈黙する。そして考えた挙句こう返答した。
「否定はしません」
「そうですか、そうであるならば、弔い合戦です。仲間を傷つけられて黙っている私ではありません。こうなったら遠慮なく行かせて頂きますよ」
 少年はそう言うと、一度両手を胸の前でクロスさせた。そして一、二秒とならないうちに少年をレモン色の光が包み込む。
(すごい、無詠唱補助魔法だ……)
 呪文がまったく聴こえなかった。可憐がたまに使う念唱とは違い、本当に無詠唱だ。何も言わずに、そして時間をかけずに技を完成させる。淡黄色の光ということは、この呪文はさっきのウォーキング部員と同じ「スピードアップ」だろう。
 この補助魔法を使われると、戦況判断が難しくなる。可憐は少年の姿を見失わないようにレモン色の光の先を注視する。しかし、ちゃんと目で追っていたはずなのに、可憐は少年の姿を見失った。
「えっ……」
 どこへ、消えた?
「残念、こっちだ」
 頭上から降り注ぐそのハスキートーン。可憐が見上げると、声だけでなく、少年本人も空から降ってきた。右手を握り締めて出来た拳が、少年を取り巻く光よりもう少し濃い黄色に光っていた。これはただの”殴る”動作ではない、れっきとした技だ。
 可憐はその情景が理解できなくて、思わず行動が止まってしまう。そして気がついたときには、少年との距離は互いの顔がくっつくくらい接近していた。
「ブロウ」
 少年は短くそう告げると、その黄色い光に包まれた拳を、可憐に向かって突き出した。
「きゃっ!」
 可憐は咄嗟に両手を顔の前でクロスさせて防御したが、間に合わなかった。ダメージを受けて地面に叩きつけられる。地面に大の字に寝転がる形になって、そのまま瞳を開くと、そこにはまだ少年の姿があった。休む暇もなく、少年がブロウを入れにかかる。
 今度は多少時間があったので、可憐はそれを回避する事ができた。少年の拳はただ地面を叩くだけで、鈍い音がした。少年はすぐに体勢を立て直すと、また宙に浮かんだ。
(何で、宙に浮いてるの?)
 人間が重力に逆らって浮くなんて初めて見た。半天使など、背に羽を持っているのならまあ解らなくもないが、この少年はその身体のまま浮いていた。しかも空を自由に闊歩できている。
 これもスピードアップの為せる技なのだろうか、それとも彼自身がもともと持っている能力なのだろうか?
 少年が再び、上空から拳を振り下ろそうとする。最初は空からの攻撃という常識を外れた行動に戸惑ったが、だいぶ慣れてきた。少年の飛行軌道を見定めた上で、十分に余裕をもって回避する。……だんだん判ってきた。彼が上空にいる時点では照準が合いにくいため、無駄な魔法の連発を防ぐために可憐は今まで一度も攻撃を仕掛けていない。しかし、彼が狙いを定めてこちらに一直線に向かってきたときは、彼の飛行軌道にブレが無いから、こちらとしても技を打ちやすい。さっきから見ていると、彼は同じパターンでの攻撃形態しかなさそうだ。ということは次もおそらく……。
 彼は、再び上空に舞い、そして可憐に照準を合わせて迫ってくる。……可憐はそんな彼の様子を見ながら、自然と笑顔が浮かんできた。
(今まで魔力を温存していて正解だったね)
 相手はもう何回もブロウを連発している。かなり体力を消耗しているはずだった。そこへ、現在魔力消費ゼロの可憐が魔法を発動すれば……。
(二回くらいで済むかなぁ?)
 可憐は左手で右手首のバングルを握る。しばらくの間詠唱し、もう目と鼻の先まで迫ってきた少年に対して、その右手を突き出した。
「ホーミングミサイル!」
 可憐の右手が少年の右手と接した瞬間、バチバチという破壊音と共に火花が散る。しかし、その力の差は歴然だった。魔力量だけで言ったら、可憐のほうが圧倒的に大きい。
 少年の身体は簡単に吹っ飛ばされた。放物線を描いて吹っ飛ぶ彼に向けて、可憐は再び照準を合わせる。そして二発目を……。


 ∽∽


 少年は先に倒された仲間の上に、仰向けに覆い被さっていた。
「ハハハ……、今回は完敗です」
 少年は悔しそうにそう言った。
「この学園にはまだまだ貴女より強い輩が潜んでいます」
「えっ?」
 そこで少年は一端言葉を切る。そして次にこう言った。
「頑張ってくださいね……」

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閑話休題。

前回に引き続き、今回も簡易とならずに済みました。
今回は”時空転移”も”夢落ち”も無しで書き上げましたよ……。

……一応。


Quick Action / etc




新鮮な雑草 を使用しました。
何も効果がありませんでした。



精霊研究会 Group Message


フレア(2)からのメッセージ
フレア「地道な団体活動…出来た暇(開いたアクション1〜8枠)は活動に充てると少しだけ得するかも」

“ルビーアイ”ルーシー(650)からのメッセージ
オスカー「精霊が弱体化してるって本当でしょうか…?」

ライル(669)からのメッセージ
ライル「メッセージ相互誤爆orz 精霊系興味があるので入団させて頂きます。」

Amber HolinessAngel・所属メンバー (Before)



香坂可憐(887)
復活3 逆境1 魔術10 精霊10 命術8
現在地 F9


Character Data (Before)


ENo.887 香坂可憐
HP1519 / 1519

1復活3場所F9 [特殊LV0]
SP396 / 396

2逆境1使用可能技一覧
NP9体格883魔術10参 加 団 体
CP52敏捷934精霊100天空眺望同好会
PS790器用1015命術81精霊研究会
0(0)魔力1916 2
連勝8魅力887 3
総CP351生命1188―――4
単位0精神1669―――5
= Profile =
種族人間
性別少女
年齢16歳

彼女を一言で形容すると「琥珀色の空」

少し大きめで、琥珀色の澄んだ瞳。
腰の辺りまで伸びる、同じく琥珀色のつやのある髪。
整っているとは思うんだけど、子供っぽい顔。
制服の袖からは、薄い琥珀色の肌が垣間見える。

声質は、無邪気で明るい声。
甘えたようにも聴こえないことも無い。

事実、どうしようもない甘えん坊。
一応高校生なのだが、こういう性格と、童顔から、実年齢より子供っぽく見える。

空を眺めるのが好きで、毎日の日課になっている。
蒼穹は沈んだ気持ちを晴れ晴れとした気持ちにさせてくれるし……。
夕空は明日への勇気をもらえる気がする……。
だから、彼女の空への思いは日に日に強くなるばかり……。

幼い頃に両親を事故で亡くし、それ以来「暗闇」と「孤独」が嫌いになった。
誰もいない家は、とても静かで……。
そして、一人でいることが辛くなってきて……。
夜になると、暗闇の中で一人、寂しさに耐え切れずに泣いていた……。

彼女が願うは『強い人間になりたい』こと。
寂しさに負けて、ただ涙を流すような弱い人間にはなりたくないから……。





Noアイテム名種類 / 強さ / Grade / 効果1 / 効果2装備

1空想格子魔石 / 2 / 2 / なし / なし
2濃灰の魔環魔石 / 5 / 2 / なし / なし自由
3制服防具 / 10 / 2 / なし / なし防具
4胸章装飾 / 10 / 2 / なし / なし
5迷神の遺産魔石 / 2 / 2 / なし / なし
6メガネ装飾 / 12 / 3 / なし / なし装飾
7ピッケル刺撃 / 10 / 5 / 物攻LV0 / なし
8蒼光の聖環魔石 / 11 / 4 / なし / なし武器
9メガネ装飾 / 12 / 3 / なし / なし
10新鮮な雑草植物 / 2 / 2 / なし / なし
11丸石鉱物 / 3 / 0 / なし / なし
12丸石鉱物 / 3 / 0 / なし / なし



イベント戦闘



Amber HolinessAngel 所属

可憐(887)

† V S †
やさぐれ

Enemy




可憐「えっと、あの……できれば痛くないのがいいな……」

やさぐれ「あーもうやってらんねー!」



BATTLE START!!



非接触フェイズ
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]可憐1519 / 1519

396 / 396




[後]やさぐれ1355 / 1355

235 / 235




可憐の攻撃!
可憐「えっと、最初はこんなのでどうかなぁ?」
ホーミングミサイル!!
やさぐれに260のダメージ!


可憐の攻撃!
可憐「あうぅ、だめだった? じゃあ、もう一回やってみるね」
ホーミングミサイル!!
やさぐれに260のダメージ!




非接触フェイズ
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]可憐1519 / 1519

296 / 396




[後]やさぐれ835 / 1355

235 / 235





戦闘フェイズ


やさぐれの物攻LV1
やさぐれの物理ATが上昇!
やさぐれの魔攻LV1
やさぐれの魔法ATが上昇!
やさぐれの回避LV1
やさぐれの物理EVAが上昇!
やさぐれの魔法EVAが上昇!



TURN 1
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]可憐1519 / 1519

296 / 396




[前]やさぐれ835 / 1355

235 / 235




可憐の攻撃!
可憐「微かな光、小さな炎、僅かな風……。それらが全て開けば、爆発……」
マジックボム!!
やさぐれは攻撃を回避!


やさぐれの攻撃!
可憐に249のダメージ!


可憐の攻撃!
やさぐれに164のダメージ!


やさぐれの攻撃!
可憐「それくらいの魔法だったら、わたしにだってよけられるんだから」
可憐は攻撃を回避!




TURN 2
[列]名前HP/MHPSP/MSP
[前]可憐1270 / 1519

226 / 396




[前]やさぐれ671 / 1355

235 / 235




可憐の攻撃!
必殺技が発動!
可憐「銀色は、何にも感化されない穢れ無き色。そんな色の風が流れ、全ての穢れを消し去って浄化してくれるなら……」
必殺技
アルグェントゥムアリア
やさぐれに142のダメージ!
やさぐれに88の風属性ダメージ!
やさぐれは攻撃を回避!
やさぐれに149のダメージ!
やさぐれに89の風属性ダメージ!



やさぐれの攻撃!
やさぐれ「お前を殺して俺も死ぬッ!」
ワン・オン・キル!!2
可憐に583のダメージ!
殺気が纏わりつく・・・
やさぐれに434のダメージ!


可憐の攻撃!
やさぐれは攻撃を回避!


やさぐれ「どうせこうなんだよ!」
やさぐれが倒れた!




可憐「まだまだこれから……。願わくは、一人前になれますように……」

戦闘に勝利した!

430 PS、 17 CPを獲得!

可憐楔石 を入手!

BATTLE END.




Normal Action / etc




命術 のLVが1上昇しました。(- 16 CP)
命術 のLVが1上昇しました。(- 18 CP)
魔力22 上昇しました。(- 19 CP)
体格13 上昇しました。(- 8 CP)
魅力13 上昇しました。(- 8 CP)

ブラッドサッカー を習得!

天空眺望同好会 の活動をしました!
  精神1 上昇!
  生命1 上昇!

天空眺望同好会 の活動をしました!
  精神1 上昇!
  生命1 上昇!

天空眺望同好会 の活動をしました!
  精神1 上昇!
  生命1 上昇!

CPが 39 増加しました!

NPが 1 増加しました!



Shout!!




たくさんの叫びが聞こえてきます。



Event



メイデン=ブラックスター


[分類]石売り姐御 [性別]女性 [年齢]不明

 黒の長髪に黒い瞳に日焼け肌、太陽の下でクロッシェを被ってピクニックシートの上でタバコを吹かしながら様々な素材となる石を売っている。
 暇になるとふと火遊びを始めては警備員に叱られる。





石売り姐御がのんびりと石を売っている。

 「はーい学生とか色々なお客さん見てってねー、見るだけなら無料無料。あたしのこともじっくり見てっていいからねー、ほらこいほらこーい。」




それはそうと何者かと遭遇しましたよ!?


イベント戦闘予告



Amber HolinessAngel 所属

可憐(887)

† V S †
やさぐれ

Enemy




Amber HolinessAngel・所属メンバー



香坂可憐(887)
復活3 逆境1 魔術10 精霊10 命術10
現在地 F9


Character Data


ENo.887 香坂可憐
HP1305 / 1606

1復活3場所F9 [特殊LV0]
SP369 / 416

2逆境1使用可能技一覧
NP10体格1013魔術10参 加 団 体
CP39敏捷934精霊100天空眺望同好会
PS1220器用1015命術101精霊研究会
0(0)魔力2136 2
連勝9魅力1017 3
総CP407生命1218―――4
単位0精神1699―――5
= Profile =
種族人間
性別少女
年齢16歳

彼女を一言で形容すると「琥珀色の空」

少し大きめで、琥珀色の澄んだ瞳。
腰の辺りまで伸びる、同じく琥珀色のつやのある髪。
整っているとは思うんだけど、子供っぽい顔。
制服の袖からは、薄い琥珀色の肌が垣間見える。

声質は、無邪気で明るい声。
甘えたようにも聴こえないことも無い。

事実、どうしようもない甘えん坊。
一応高校生なのだが、こういう性格と、童顔から、実年齢より子供っぽく見える。

空を眺めるのが好きで、毎日の日課になっている。
蒼穹は沈んだ気持ちを晴れ晴れとした気持ちにさせてくれるし……。
夕空は明日への勇気をもらえる気がする……。
だから、彼女の空への思いは日に日に強くなるばかり……。

幼い頃に両親を事故で亡くし、それ以来「暗闇」と「孤独」が嫌いになった。
誰もいない家は、とても静かで……。
そして、一人でいることが辛くなってきて……。
夜になると、暗闇の中で一人、寂しさに耐え切れずに泣いていた……。

彼女が願うは『強い人間になりたい』こと。
寂しさに負けて、ただ涙を流すような弱い人間にはなりたくないから……。





Noアイテム名種類 / 強さ / Grade / 効果1 / 効果2装備

1空想格子魔石 / 2 / 2 / なし / なし
2濃灰の魔環魔石 / 5 / 2 / なし / なし自由
3制服防具 / 10 / 2 / なし / なし防具
4胸章装飾 / 10 / 2 / なし / なし
5迷神の遺産魔石 / 2 / 2 / なし / なし
6メガネ装飾 / 12 / 3 / なし / なし装飾
7ピッケル刺撃 / 10 / 5 / 物攻LV0 / なし
8蒼光の聖環魔石 / 11 / 4 / なし / なし武器
9メガネ装飾 / 12 / 3 / なし / なし
10新鮮な雑草植物 / 2 / 2 / なし / なし
11丸石鉱物 / 3 / 0 / なし / なし
12丸石鉱物 / 3 / 0 / なし / なし
13楔石鉱物 / 4 / 2 / なし / なし



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