 | 後期学園生活 5日目 |
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| Diary |
学園を抜ける風が、少し冷たさを帯びてきた。
この島の季節の移り変わりは早い。
加えて、徐々に変わっていくというよりは、
一晩のうちに急変するといった事が多い。
天候ともなれば、尚更だと思う。
さっきまでの青空は鼠色の厚い雲に隠れ、
今にも泣き出しそうな雰囲気を漂わせていた。
「降ってくるかなぁ…」
空の様子を伺いながら、歩くペースを少し速める。
着替えを詰めた鞄を頭の上に乗せると、
待っていたかのように、あたしの後方から雨のカーテンが迫ってくる。
「うわっ、予想通りー！」
肩越しに一度だけ振り向いた後、雨の匂いの立ち込める荒野を走り抜け、
あたしは目の前にある鉄の塊のような建物に飛び込んだ。
そこは、数ある学園施設の中であたしが最も利用している場所だった。
「間一髪…」
一つ深呼吸をして、元々開いていた扉に両手をかける。
高さも幅もあたしの何倍も大きい扉は、全力で押さないとびくともしない。
やがて鉄の扉同士が接触し、低く大きな音を立てて閉じられる。
同時に、外の雨音が遮断され、代わりに燃え盛る炎と鉄の駆動音が響き渡る。
扉のすぐ右側にある、小さな壁掛けの黒板を見た。
あたしの名前と先週お願いした通りの内容が
今日の日付と共に書いてあるのを確認し、改めて工場の中を見回す。
ここの主は、今日は居るだろうか。
あたしが入ってきた入り口とは反対の位置にテレビとソファがある。
まずそこを見ると、グレーの作業服の上着がソファの上にかけてあるのを見つけた。
どうやら、シトさんは居るみたい。
そこから通路を挟んで反対側に旋盤が置いてある。
本体はあたしの腰の高さくらいまであって、本体の幅は２ｍくらい。
左側に回転ドラムと材料を掴むための爪があって、
右側に材料を抑えつけるための支柱がある。
この二つで材料を挟み込み、水平軸を中心にして材料を回転させる。
そこにバイトと呼ばれる刃物を触れさせる事で、
鋼やアルミといった様々な金属を削る事ができる。
古くてもいい仕事をする奴だと、ここの主はよく言う。
部品棚と材料棚をはさんで、旋盤の左側に出入り口がある。
そのすぐ脇の灰皿から煙が上がっているのをあたしは見つけた。
ここにいる技巧の中で灰皿を使うのは一人だけ。
”鋼の技巧”がここにいる事を直感して、あたしはもう一度工場を見回した。
瞬間、あたしのいる辺りだけ暗くなった。
足元を見ると、大きな黒い影がゆっくりと動いている。
巨大な航空母艦がのんびり巡航するように、その影も動く。
影と共に、低い地鳴りのような音と木屑が上から降ってきた。
あたしは何歩か前に出て、後ろを振り返り上を向いた。
二本の腕を従えた鉄の塊が、天井に渡された巨大な鋼の梁にそって
工場内をゆっくりと移動していた。
「下がってろよ、国崎。コイツが終わったらすぐに行ってやる」
天井寄りのかなり高い位置から、シトさんの声がする。
鋼の技巧の作業風景は滅多に見られるものじゃないので、思わずあたしは緊張した。
「大溶鉱炉の火力レベル監視！ 今の位置を維持させろ」
「ぁ…はいっ！」
正面を見据えたままのシトさんに、気合をいれて返事をする。
鋼の技巧の真剣な眼差しはやっぱりカッコいいと思う。
三十路手前(28)とは思えない…というと、怒られるんだけど。
ロボットの上半身にも似たそれは『ＵＬＭＡ』と呼ばれ、
正しくは『アルティメイト・マニピュレータ』と総称される作業用重機だ。
運転席に備えられたシンクログローブという手袋に操縦者が手先を通す事で、
操縦者の指や手首の動きがＵＬＭＡのそれと同調する。
操縦者がＶサインをすればＵＬＭＡもそれに従う。
そういった繊細な操作性に似つかわしくないほど、ＵＬＭＡは巨大だ。
親指、人差し指、中指に相当する三本の指は
それぞれ直径が３０ｃｍもあり、いずれも長さは２ｍを超える。
三本の指はそれぞれ人間と同数の関節があり、それによって高い同調性が実現されている。
訓練のために何度か乗った事があるけど、スケールこそ小さいものの、
それこそモビルスーツにでも乗ったような気分になる。
ちなみに、足は無い。
ＵＬＭＡが轟々と音を立てて縦長の工場の縦と進んでいく。
その動きは”剛”そのもの。
でも、移動のメカニズムは単純で、遠くから眺めるとよく分かる。
動ける方向は縦と横の組み合わせ。そして、床と天井の間の垂直方向。
要は、ＵＦＯキャッチャーと同じなのだ。
あたしは一旦工場の横方向へ走り、しばらくしてＵＬＭＡと並走する。
大溶鉱炉の制御パネル前に滑り込むと、炉内の温度表示とその制御機器に片手を添える。
空いた方の手でインカムを掴み、素早く装着。
「大溶鉱炉、温度は１２００度で固定されています」
取り敢えず喋ってみる。
通信系統のランプを見ると、全て緑色に点灯している。
『了解、そのまま維持させろよ』
無事、声が返ってきた。
『炉に材料を入れた瞬間を狙って一気に火力を上げてみろ。
普通は材料を入れた瞬間に炉の温度は下がる。そいつを防ぐ』
「了解です。その後は材料の加熱に合わせて出力を下げていくんですね」
『あぁ、やって見せろ。材料は鉄の２トン。温度の推移は遅くねェぞ』
「……いきます…！」
制御機器に添えた手に、じわりと汗が滲んだ。
「これだろ、頼んでた材料っていうのは」
作業が終わった後、あたしはシトさんに続いて工場内の事務スペースに入った。
材料らしきものが置いてあるテーブルを囲み、今はそれぞれ腰掛けている。
シトさんが麻の布をめくると、鉄のブロックがあたしの前に姿を現した。
ソファに座ったまま覗き込み、あたしは一つ頷く。
「打ち方と焼き入れ方は知ってるな。不安要素は？」
ソファに腰掛け、シトさんが訊く。
「形の整え方ですね。最後の仕上げなので、まだ経験が無くて…」
商品の出来を左右する重要な事柄なので、不安が大きい。
特に、作成師の腕前だけでなく高いセンスが要求される上に、
これは天性のものだから、さらに不安が募るばかり。
こういう作成は今まで経験が無いから…。
俯いたままシトさんの様子を窺おうとすると、思わず上目遣いになってしまう。
怒っていなくてもちょっと怖い顔だから、ついついそうなってしまう。
「…まぁ、お前なら大丈夫だろ。
とにかく、今日の分は付き合ってやる。」
「！ ありがとうございますっ」
驚き、そして一礼する。
シトさんは特に気にする風でもなく、材料を掴む。
「日本刀か…まぁ、俺の得意分野だな。安心しろ」
あの鋼の技巧の腕を間近で見られるなんて…。
「昼メシまでに炉の準備は終わらせろ。
火を入れちゃいるが、今の温度は適当だからな」
「分かりましたっ！」
自分の着替えを掴み、まずは更衣室へ走る。
こうして、今日も修行の一日が過ぎていく。
| Message |
カロンと夏炉(108)からのメッセージ
夏炉「･･･本気でカロンを保護(?)して下さるんですか･･･？」
カロン「夏炉はペットなのニャ！（何」
夏炉「(ちらっとカロンを盗み見てから)あ〜、ごめんなさい、一応そういうことらしいので･･･（何」
カロン「カロにゃンは女の子にはキョーミないのニャ〜。婿は男じゃないと跡取が出来ニャいから困るニャよ〜」
不四(185)からのメッセージ
不四「馬鹿を言うな！ボクがこんな事を言うのは、そこにいるのが哀歌たんであるからだ！（きぱ」
くるみ「だから鼻血出しながら言うなっての。」
不四「だだだ、だって哀歌たんが悪いんだい。そんな二の腕をばっちり晒すような、もう鼻血だくだくもののお召し物を…」
くるみ「わーっ！？だからって白衣で鼻血拭くんじゃない！哀歌ちゃんだってハンカチ使っていいって言ってるのに！？」
不四「馬鹿を言うな！使わないったら使わないんだ！」
くるみ「…。変なトコで頑固なんだもんなあ…」
くるみ「おっ、おっ、おさない…おんなのこ……（撃沈」
不四「あ、哀歌たん勘違いをしてもらっては困る！誰がこんな萌え要素の欠片もない男に手を出すかとっ！」
くるみ「おさない…おんなのこ……」
不四「大体哀歌たん、其奴はそもそも見目も中身も哀歌たんとそう年も変わらぬ男であってだな…」
くるみ「おさない…おんなのこ……」
不四「…………」
くるみ「おさない…おんなのこ……」
不四「……と、取り敢えず… くるみがショックの余りか死にそうだな。」
不四「猫… ふむ…是非とも飼いたいとは常々思っておるのだがな？」
くるみ「おれが止めてるんだよね。飼われる猫が可哀想だから（ぉ」
ライラ(188)からのメッセージ
ライラ「でも、意外とここ吸血鬼多いみたいだね（’’♪ …血を吸う対象が減らないといいけｄ（ｒｙ」
トッカ(346)からのメッセージ
トッカ「ふぅん…。あぁ、有効活用してやってくれ。常に役立つとは限らん欠陥だがな」
climson(764)からのメッセージ
climson「いやいや、８人になったよ。」
climson「何か不穏なことを言わなかったか？（汗」
潤(907)からのメッセージ
でし「今回もチキレでネタを振るヒマがありませんでした……」
でし「というかあの本はネタとして振り難（ｒｙ」
アリス「だよねー☆」
ウィル(917)からのメッセージ
ウィル「ですねぇ（こくこく）開店準備にぃ、必要能力とかを上げることにするのですぅ」
ウィル「うに〜…敵さんが2対だったことが敗因でしょうかぁ？でもぉ、ウィルちゃんもちょっとやってみたいですぅ（てへっ」
ウィル「気を取り直して頑張りましょうですよ〜」
ライラ(926)からのメッセージ
ライラ「お役に立ててよかったです（頬染め微笑）また役立たせてくださいね？」
ライラ「いつでも身内依頼掲示板書き込みに来てください（微笑）どうやら私とウィル様の依頼掲示板はまだ用意できないとの事ですので」
ルリ(1023)からのメッセージ
ルリ「ぉよ？……猫さんの知り合いですか？（首傾げ」
ルリ「か、飼い主なんかじゃ（ォロォロ」
ルリ「…逆に…飼われてまｓ（ﾏﾃ」
スキピオ(1209)からのメッセージ
スキピオ「雨水 潤の紹介で団体入りました。よろしくお願いしまっす」
ゆーま(1274)からのメッセージ
ゆーま「なんとなく言ってみただけや、よくよく考えたらめっさキモいだけやしな（ぁ＞喋る手甲 けど、あれの腕付加してみたんやろ？ …… 腕生えてるってのは無いよな？(待」
ゆーま「なんとなく、かあ… その楽しげなんが気になるけどな(ぉ」
グレイ(1326)からのメッセージ
シロ「（投げ飛ばされたとこから紐でずるずる引き寄せられて戻ってきて）あ、改めて・・・忠告だ。グレイにはなるべくちｋ」
グレイ「あ、てがすべりました（棒読み」
シロ「またかよおぉーーーーーッ！？」
グレイ「何やら危険が多そうな後期ですから気をつけてくださいね（いい笑顔」
グレイ(1326)からのメッセージ
グレイ「そういえば言い忘れていたのですけど。今日から哀歌さんの団体に参加させていただきますね。いずれ何かを製作してもらうこともあると思いますので、特典に期待して参加です（ええ笑顔」
| Quick Action / etc |
|
現在の大乱戦チームメンバー ラピエス＝フィーン(599) 国崎 哀歌(603) 疾風＝ドライツェン(924) 雨宮 雷螺(926) 特に何もしなかった。
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| ClapSymphony・所属メンバー (Before) |
|
| Character Data (Before) |
| ENo.603 国崎 哀歌 | |||||||
| HP | 783 / 1024  | 1 | 猛撃1 | 場所 | G5 ［特殊LV0］ | ||
| SP | 94 / 130 | 2 | 結界1 | 技 | 使用可能技一覧 | ||
| NP | 5 | 体格 | 163 | 3 | 斬射10 | 参 加 団 体 | |
| CP | 39 | 敏捷 | 76 | 4 | 武具10 | 0 | 武具防具取扱専門店 beams |
| PS | 105 | 器用 | 95 | 5 | 仕掛1 | 1 | 錬金術研究会 |
| 業 | 0(0) | 魔力 | 50 | 6 | 2 | 名も無き処 | |
| 連勝 | 0 | 魅力 | 76 | 7 | 3 | 方言研究会 | |
| 総CP | 174 | 生命 | 50 | 8 | 4 | 夢月夜会 | |
| 単位 | -1 | 精神 | 50 | 9 | 5 | ||
|  | |||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 | イベント戦闘 |
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ClapSymphony 所属 † V S †
歩行小石
Enemy |
哀歌「勘が鈍ってるかどうか…試してみる？」
歩行小石「ごっつぅぅ・・・」
BATTLE START!!
非接触フェイズ
|
哀歌の攻撃！
哀歌「逃げ道はないからね…！」ロックオン！！
歩行小石の物理EVAが低下！
歩行小石の物理EVAが変化した気がした！
歩行小石の物理EVAが変化した気がした！
歩行小石に459のダメージ！
戦闘フェイズ
哀歌の物攻LV1
哀歌の物理ATが上昇！
TURN 1
|
哀歌の攻撃！
哀歌「いくよ、可変射撃…！！」ホーミングエッジ！！
歩行小石に486のダメージ！
哀歌「そこまでよ」歩行小石の攻撃！
哀歌に68のダメージ！
歩行小石「ごっつぅぅ・・・」歩行小石が倒れた！
哀歌「ふふ、意外とやるもんでしょ？」
戦闘に勝利した！
20 PS、 0 CPを獲得！
哀歌は 石ころ を入手！
| Normal Action / etc |
|
体格 が 21 上昇しました。(- 16 CP) 体格 が 21 上昇しました。(- 18 CP)
方言研究会 の活動をしました！
方言研究会 の活動をしました！
方言研究会 の活動をしました！
武具防具取扱専門店 beams の活動をしました！
武具防具取扱専門店 beams の活動をしました！
武具防具取扱専門店 beams の活動をしました！
CPが 34 増加しました！ NPが 1 増加しました！ ラピス(599)を同行者に指定しました。
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| Shout!! |
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たくさんの叫びが聞こえてきます。 |
| Event |
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石売り姐御がのんびりと石を売っている。 「はーい学生とか色々なお客さん見てってねー、見るだけなら無料無料。あたしのこともじっくり見てっていいからねー、ほらこいほらこーい。」
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それはそうと何者かと遭遇しましたよ！？
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| イベント戦闘予告 |
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ClapSymphony 所属 † V S †
歩行小石
ウォーキング部員
Enemy |
| ClapSymphony・所属メンバー |
|
| Character Data |
| ENo.603 国崎 哀歌 | |||||||
| HP | 1173 / 1173 | 1 | 猛撃1 | 場所 | G5 ［特殊LV0］ | ||
| SP | 75 / 136 | 2 | 結界1 | 技 | 使用可能技一覧 | ||
| NP | 6 | 体格 | 211 | 3 | 斬射10 | 参 加 団 体 | |
| CP | 39 | 敏捷 | 76 | 4 | 武具10 | 0 | 武具防具取扱専門店 beams |
| PS | 125 | 器用 | 101 | 5 | 仕掛1 | 1 | 錬金術研究会 |
| 業 | 0(0) | 魔力 | 50 | 6 | 2 | 名も無き処 | |
| 連勝 | 1 | 魅力 | 76 | 7 | 3 | 方言研究会 | |
| 総CP | 208 | 生命 | 50 | 8 | 4 | 夢月夜会 | |
| 単位 | -1 | 精神 | 50 | 9 | 5 | ||
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