なるほど。ムーニアは旅の途中に此度の事態に巻き込まれた形でしたか。
であれば、互いの目的が果たされた後は、そこまでになりそうでしょうか。

エンブリオとの連携になれるために、稽古試合をしたのが出会ったきっかけでしたか。
振り返るとわずか2ヶ月ほどでしたが、随分と長い付き合いだったようにも思えます。

別れは惜しいですが、引き止めるわけにもいきません。
またメルンテーゼに来ることがあれば、是非お尋ねください。
鹿料理でよければ、振る舞わせていただきますよ。

寝心地がいいし、つい服の中に潜り込んじゃうのも仕方ないよね〜

わたしはちょっと大きいから服が延びちゃいそう・・・

いや、ちがった。珍しい種族なのね・・・熱にも冷気にも弱そう・・・

出来ることは否定しないんだ？けーちゃん遠慮しがちなんだからむにちゃんから誘ってあげないとっ

むにちゃんパイが出てくる・・・♪

むにちゃんの料理の腕前もこっちに来てからずいぶん上がったよね

確かにあまり妖精が狩猟をして肉を捌いて食うというのは想像できないな。
だが肉は良いぞ。
どこを食べても美味い食い方もあるし、活力になるからな。
家畜の命と一緒に噛み締めてよく味わうべきだな。

いつの世にも自分より小さく弱く見えるものや益のあるものを悪用して利を得ようとするものはいるものだからな。
まあ、お前たちに限っては無用な心配かもしれんが。
そこらの魔物も問題にならんしな…。

さて、まいりましょうか。

どーーーーーーーーん！！

さすがうーちゃん、陽動させたらピカ一ね

おでこだけに！？（ピカッ）

…このいちいちウザいのがたまにキズだけど…

さらっと毒吐いたでござるな、くす殿…

避けては通れんか・・・。仕方があるまい。

貴方の血、どんな味がするの・・・？