理想的なのは『力がある側を掌握する』事。つまり、力の強い人間が、人間を掌握する。
強引な手段かもしれないけれど、社会構造の変革には、平和的な話し合いより、実権を握っている側を掌握してお互いに利益の有る構造に作り替えてしまうのが速い。……と思ってる。

……勿論、困難な道に変わりはないけれどね。
あたしにその力があるかも、それはわからない。

従者という関係だったのもあるけれど、出来る限り友人として接するため、彼女と居るときは何を考えているのか、いつも自分で考えていたわ。
大事なのは、その人を想うこと。一緒に過ごす時間に想いを乗せる、ということね。
リオンなら大丈夫よ。あなたはとても優しい人だもの。

……ありがとう。
花瓶に入れて持ち歩けないのが残念だけど、せめてこの花束がきれいな間の時間を、大事にさせてもらうわね。

パズル？噛み合わせ？そんなことまで考えてるのか。お前のほうから動けば、そのうち相手ともどうにかなるってか。

完成ってやつは、仲良くなれたときか？
あんま時間掛かると、完成より先にブチ切れそ…… お前はそんなことないか。

かいしょう？俺にそんなのがあるってのか？
そういうのがいいって世界があるなら、そうなのかもな。
ここで声掛けてきた女達はそういう目的なふうには見えなかったが。

神様みたいなのはいたが、普段は生贄を捧げるとなんとか食えるだけの食糧を得る機会がでてくるかどうかって程度だ。
能力は祈ったくらいじゃ増えはしない …はずなんだが。
ま、俺は神様じゃないからわからんな。

ああ、身体はまともなほうがいい。絶対いい。

お、そうなのか？
そういや、リオンもずいぶんでかくなったもんな。
ここで鍛えたからじゃないのか？

ははっ、自分であの新王って奴に会いに行ったのか。
そんなところまで辿り着けるくらい強くなったんだな！
…で、その新王ってやらはどうだったんだ？ まともに話せる奴だったのか？

ま、そんだけ動く度胸があるなら、海の向こうとか、知らないところでも普通に動けそうだよな！

ああ、あの肉の焼ける匂いは最高だな！
切ったり火を消す時間すらじれったいくらいだぜ。

そうだな。そんなこと言ってたら早速食いたくなってきたぜ。
こっちも肉は適当に捌いておくぜ。

普段から見ておく、か。こいつもなんか変わってるってやつか（自身の腕の蔦をみた）
じゃあ、お前も毎日蔦だして様子見ているのか。

ギガヤは自分でできるから問題ないじぇろ！
ちろりんをやってあげるんじぇろ！

もちろんギガヤも、ちろりんに負けないふわふわもふもふじぇろ！

表面超力を手に入れるには、まずケセランパサランを大事にすることじぇろ！
つぎに、ケセランパサランの素晴らしさについて世に広めることじぇろ！

い、いつの間にそんなに食べたんじぇろ

59回更新の返信です、遅くなりましたっ。

印象に残った国かぁ……。
魔法とかなくて、そういうのを使う人もいなくなって、機械がすごく発達した世界かな〜。
もうちんぷんかんぷん。魔法使ってたら神様みたいに扱われて、師匠がめんどくさがってすぐ別の世界いっちゃったんだよね。

ああいうとこは、そういう時めんどくさいんですよね。

むにーっ。いたいいたーい。

火は灯すのは簡単だよ〜。調節が難しいだけっ。
回りのあったかくするってなると結構むずかしいんだ。

ぼくは師匠に連れられて飛んだことあるけど結構楽しいよ〜。
今度リオンも一緒につれてってもらおっ。

そだな〜。風を起こす魔法？自分の回りでぐるぐる。
暑いときなら、冷気魔法加えてあげれば結構涼しいよ〜。

イメージ操作だから、下手すると物理的な攻撃より難しいかも。
でも、当たるイメージは同じだから、実際の当てる力は大事だよ。

ね〜。リオンは体温高いからもっともっとあったかいよ。

正確には生きてはいない……けどね。
作られたもの、だからね。感情もないし。
でも、持ってる人は機械ペットとはいえ愛着はわいちゃうかもね。

ぼくもみたことなーい。すごいことしてもらったらどこまでできるんだろうね〜。気になるっ。

あら、私怖くないですよ？ほら、あなたより背も低いですし、この細い腕弱そうでしょう？

大きな山投げれそうなぐらい細いよね。

わ、わっ。う、後ろからおっｐ……むね、当てられたりして。

うんうん、強い魔法とか、複雑なことはそうやってみんなでやるんだよ〜。
協力して、みんなを治療したりするんだ。

師匠は基本的に呪文を唱えたりしないからね〜。
でも、複雑な術式は頭使わないといけないからすごいよっ。

あんまり気にしてないけどなんでだろ〜。
やっぱりイチゴが叫ぶのかな……。

うんっ。

そうだね〜。そういう予知ができたらいいのにね。
予知もできないほうがいいこともあるかもだけどさ。

なので、研究者は日々、デメリットが出ないように、いいとこだけ出るように繰り返して研究してるんですよ。
デメリットをいかに抑えるか、大事ですね。

ふふふっ、冗談ですよ。
実際は、そういうの極力見ないようにしてますからご安心ですよ。
見たいなら、今だって別に見れますしね、私。

世界を包み込んでしまうほど闇ですよー、怖いですよー。

あら。アリエス君生えてるのでそちらのほうがいいかなって思ったんですが、耳とかしっぽがご所望ですか？

そうですねー、なのでエンブリオはだいたい満足しました。

リオン君いますし、本当において行ってもいいんですけどね。
ふふ、彼氏作ってくるなんてちょこっと想定外でうれしいですよ。

甘いものおいしいし、好きー。

頭も使いますし、私も好きだから食べてますね。
頭使うだけなら砂糖なめてればいいですしね。
そもそも私は栄養は自然から取り入れられますし。
だから言い訳なんですけどね。

ああ……つい普通の感覚忘れてしまいますね。
寿命なんて伸ばせばいいですし、時間止めれば気にしなくてすみますよ。

りーおーん〜〜〜。

いじられて成長していくってことですよ。

なんでしょうね。

ほら、リオン君も何もしてないって言ってるでしょう。
大丈夫ですよ。ちょっと一瞬服が消えただけです。

〜〜〜！もー！

わ……っ。

わああ、ありがとうリオンっ。
すっごいきれいでいい香り〜……。

この前のお豆腐ケーキも気に入ってもらったみたいでよかったよっ。二人で食べたのおいしかったね。
また今度作ってあげるからねっ。えへへ。

私は、王の背後にある暗部を垣間見てきました。この世界の構成から話を始めなければならない
ようでした・・・。私は、一揆の目的を一応は果たすことができました。新たな行く先も決まりました
ので、その地で今回の件を考えてみるつもりです。

一定の文化水準までは、戦争は必要悪であるように思います。書物から得た結論ですが・・・。
一部の地域が他方の富を奪うことで発展し、突出し、科学技術も向上してゆく。植民地支配に
よりそれが伝播してゆく。皮肉なものです。

本で得た知識をすぐにアウトプットするのは意外と難しいことなのですよ。リオンさんは向上心が
強いですね。

くふ。リオン、そなたいつの間にか女の扱いに慣れてきたようじゃの。
男子は３日もすれば大きく成長を遂げるというが、目の当たりにすれば嬉しいやら寂しいやら。

恋愛には悩みがないのに、成長には悩みがあるのかや？
恋愛だって、成就した先にも数多くの壁が立ちはだかっておろう。
好きな相手が好きになってくれたことと、昨日より今日の方が成長していることと、大差は無かろ。

そなたは恐らく、遥か高みに目標を捉えすぎなのじゃ。
少し立ち止まり、１ヶ月前の自分を振り返ってみると良い。
当時出来なかったことと、今出来ることの差を、想像いてみるのじゃ。

ぬう。幼児期の男の子になら通用した物言いも、リオンほど成長すれば通じぬか。

……好きな子の、色々な顔を見てみたいとは思わぬかや？
笑っている顔が一番なのは当然じゃが、恥ずかい気持ちを押し隠してふくれている表情や、駄々っ子みたいに拗ねて甘咬みしてくる姿など、見てみたいとは思わぬかや。
そして、そういう素顔を知っているのが自分だけだと思うと、どうじゃ？

異能とは、異常な力じゃろ。誰しもが持てる力ならば普通であって、異常とが呼ばれまい。
全ての血には様々な異能が潜んでおる。しかしそれらは全て弱く、発動したりはせぬ。
じゃが血が濃くなれば、その血統にひそむ同種の異能の力も濃くなってゆく。
突然異能が発動すれば、用意が出来ていない肉体が喰われる。奇形や障害となって現れるわけじゃな。

まあ、そういうわけで血縁者同士の出産は奨励されておらんわけじゃ。出産につながる婚姻から、な。

そう考えると、子さえ造らねば兄弟でも親子でも構わぬということになろう？
最も、互いを愛すれば愛するほど、愛の結晶を望む心も強くなる。故に、自制出来ねば止めるべきじゃろうの。

リオンは同種のシリーズとして兄弟がいるのではないか？　実際は出会ったことが無いのかや。

ん。儂か？　儂は、そもそも最初から人間という異種族を好きになった妖じゃからの。兄弟たちは全滅させられたし。
じゃが、儂が仕えた主の中には近親婚で生まれた者もいたぞえ。
異能の血。貴族の青い血というやつかな、それを薄めず、儂という妖を使うに足る異能者で在り続ける為にの。

くく。やっぱりアリエスとの子を望むのかえ。近親は忌避しても同性は良いのか。
恐らく、その術に関しては儂よりもアリエスの方が詳しいのでは無いかの。
あやつは医療魔術に通じておる。欠損を細胞から作りなおす術も備えておるとなれば、いずれその境地にも通じよう。

して、どっちが胎に赤子を抱えるのじゃ？　というか、別にジュリとの間に生まれても構わぬのじゃが。

いやいや、愛人でも困らぬだけで、別に愛人の位置がいいなどとは云わぬよ。
もっとも主従契約に恋が介入すると厄介な火種になりかねぬから、その場合は愛人でも構わぬのじゃが。

それに、愛人でも別に一緒にいられるぞえ？

呵々、それだけ一途に言葉を造られては、呆れて納得せざるを得んのう。
じゃが、理解る。言葉をかわさずとも傍にいられるだけで感じられる幸せ。
自分の為ではなく、誰かの為に力を使うことを躊躇わずとも良い感覚。どれも得難き幸いじゃからの。

新しい芽が生まれても、それは元の樹木ではあるまい。そして、無事に育つとも限らぬ。
伐採や台風が訪れた地ならば、再び苦難が襲い掛かってくる可能性は高いのじゃからな。

じゃが。そのような考え方が出来るのならば、リオンよ。
そなたもまた、大地に足をつけて歩いておる狼じゃぞ。
同じ世界で、常に、誰かと繋がっておる。アリエスとも、もちろん儂とも、な。

はは、そなたは自ら口にしておるではないか。本能、だと。
親を知らずとも構わぬさ。本能が、生物としての根源が、感覚的にこなしてくれるとも。
大事なのは、相手を思う心。甘やかす心ではないぞ？　何かをしてあげたいという気持ちが一番大切なのじゃ。

"昇藤"と呼ばれ花がある。ミモザを知るリオンには、"ルピナス"と云う呼び方の方が良いか。
ルピナスとは、元々"狼"の意味だという。
過酷な環境でも育つ逞しさ、あるいは獰猛さをみて、狼のようだと思われた故に名付けられたようじゃな。

そう例えられる植物があると思えば、そなたらは共に"狼"として並び立ってゆけると思わぬか？

――ふふ。名前、気に入って貰えたようで嬉しいのう。
儂からもよろしく頼むぞ、ミスティルよ。そなたと、そなたの愛するリオンの行く先に祝福のあらんことを。

うむ。どうやらリオンには難しすぎたようじゃの。神様の仕事は、それだけ大変ということなのじゃ。
なにしろ、世の理に関わるお仕事じゃからのう。

ちなみに儂も務まらんから辞めた。あんな面倒くさいわりに自由のない仕事は、奨めるに値せぬ。

狼姿には自在に化けられるのじゃろ？　圧倒的な才能だと思うがのう。
ま、練習を怠らねばいつか出来るようになろうて。
リオンならばいつか、それさえ超えて、伝説の餓狼フェンリルもかくやな変貌を遂げられぬかも知れぬし。

身体を酷使し、相手の気力が尽き果てるまで戦うことを戦闘というならば、まさに夜の戦と思わぬかや。
なにしろ、兵法がそのまま通用するのじゃからな。
相手の弱点を探り攻め立て、征服していく。もっともこの戦の良いところは、征服される悦びもあることじゃろうか。

良いか、リオンよ。儂の見たところ、アリエスは相当の強者ぞ？　百戦錬磨という言葉が似合う。
経験を積んだ兵士に戦を仕掛けるならば、こちらは知恵と技術で対抗せねばなるまい。
あやしてもらうだけでは、吾奴を喜ばせることが出来ぬ。小賢しく立ち回り、驚かせてやろうではないか。

なるほど。逆らえぬ、つまり、逃げ出したのでもなく追われてもおらぬということか。
かといって、主従契約を結ばされているわけでもない。

……答えられるかどうかも解らぬが。
別の隷従契約を強制されておるのかや？　あるいは、逆らってはいけないと記憶に刻まれておるだけか。
先生とは、前に戦ったフォルシュのことではないのか？　具体的に何を逆らえば連れ戻されてしまう。
そもそも、処分されても次のリオンが居るから平気だと前に云うておったではないか。

のう、リオンよ。もう、気づいておるのではないかや？
研究所で聞かされた話は、外の世界では全く違う常識として捉えられているということを。
儂のように、主に対する捉え方が違う獣もいるということを。そして、それも正しいということを。

そなたは、どうしたい？

今では僕の”嗜好”のひとつだからね。
最早、”役割”では無い…知識の番人では無いのさ。
だから、リオンが気にすることは無いよ。

…それでも、何か、未だ果たして居なくて
それでも果たしたいことがあるんだね？
…時間は権利だ。
けれど、権利を得たからと言って、
その者に力が、意思が無くては適うハズも無い。
ましてや、"僕に載ってること"で
ラクに手に入る様な物には、何の価値も無い。

だからこそ、君達は輝いてるんだね（くすくす）

ああ…気にしないで良いよ。
たまに次元の裂け目やら、この本やらを通じて、
僕の欠片が話しかけてくるのさ。

還りたい…？　そうかもね。
けれど、還ってしまったら僕は天上から見下ろす事でしか、
リオンを見れなくなっちゃう。
だから、今はこのままで良いよ。

そうだねぇ。
朝はまだまだ冷える日が多いから、
風邪引かないようにしないとね。

あ、美味しいなら良かった♪
うちの地方で春に作るお菓子なんだよー。

そう言えば、一揆の行軍がそろそろ終わりそうだ、って
皆言ってるねぇ。
リオン君は目的は果たせそう？

それじゃあ、はじめましょうか

この戦いの先に、あの組織に鉄槌を与えるモノになるというのなら、私は、勝たなくちゃいけない。
……私の事を頼ってくれるあの子たちの為にも

今度の手合いは、なかなか強そうじゃな。
ふふ、――血が騒いできたの？

……大丈夫。必ず勝って君のためのネクターを手に入れてあげる。

いきなさいっ　藍梨っ　壁任せたわよ

いざまいるわ