共に尻尾を揺らしながら、彼女の頬を撫でるように触って。
今のこの時を、心の底から楽しんでいるようだった。

○ちなの過去話関係

熟読しているツヅミさんを諦念のこもった目で見ている

○妖精の森の話

しかし、そんな動きにも逆らえずなすがまま誘われていく・・・

いーちゃんの方を見るがぷいっと目をそらす

普通のサイズのジャムの瓶に先ほどのものがつめられている。


○いーちゃんのこと

犠牲者が増える予感！

ツヅミさん相手なら悪いようにはしませんよ・・・なんていいながら納得したように虫眼鏡をしまい、なにやらメモを・・・



○宗主の話

超高速で動く小石に頭を貫かれたりします

ちなはなんで褒められてる？のか分かっていない様子


○髪の毛の奥の話

青白い蜜のようなものを口から出して手に乗せ差し出してきたり

回復技来てください



○髪の毛の奥の話（双六洞窟編）

扉を抜けると元の、ほのあがいる部屋に戻ってきた。
テーブルには複数のお菓子が小さな皿に盛られて多数並べられており時間の経過が感じられる。

○べーちゃんの話

特に警戒も抵抗もする気のないちなはあっさりとツヅミさんの術に飲まれる。
故郷の居間、それも未だ兄弟の居なかった時代のもの、母を独り占めできていたころの。

ツヅミさんに何かされたんだろうなーと言う考えが脳の片隅に発生しているものの、それほど意識はされず、
天から降ってくる思惑の通りに目の前で横たわる母親に飛びついていく・・・
現実で自分がどういう行動を取っているかなどと言うことは考えずに

○酒席での話

目の前で変調したりするのはお約束ですね

ツヅミさんの技にさらされたちなは声を途絶え途絶えにしか出せないほど全身の筋肉から神経からを狂わされ続け
まるでもう全身を掌握され操られてしまっているかのようだと感じてくる。自分の身体を使われて脳を直接攻撃されているような・・・
栗鼠倫が怖いのでそろそろ自重？

髪に花を挿した姿を見てにっこりと微笑み。

むむむと眉根を寄せる。

それとどう関係があるの？と首を傾げる。

想像して思わず頬が緩む。
しかし真面目な顔になり。

これだけは譲れないとばかりにきっぱりと言い切った。

不安げに狼耳を伏せる。

可笑しそうにくすくすと笑う。

目から鱗が落ちたかのようにツヅミの言葉に深く頷く。

歩合制だの超過手当てだの残業代だのTwitterだのの言葉に混乱し。

あきらめ早！

ちょっとしょげつつも撫でられると嬉しそうに尻尾を振る。

見透かされて明らかに動揺している。

ツヅミの言葉に下を向くと黙り込む。
暫くのちにやっと重たげに口開き。

照れ臭さとも思えるツヅミの反応を胸中で楽しみ、愛おしむ。
ただ、それを長く味わうことは…今は叶いそうもない。

目まぐるしく動く話題に頭の切り替えが追い付かない。
『自分が相手を探し出す』ことはずっと意識してはいたものの、
『相手から自分に会いに来る』ことはこれまで全く考えたこともなかった。
ツヅミの軽やかな言葉の意味を理解し切れぬままに、ただ間の抜けた風な相槌だけを返していく。

「会いに行くのは構わねぇぜ？」とツヅミに合わせるように笑い。
知っていることはあまり多くないと注釈を入れた上で話していく。

趣味がこれといって見当たらず、あるとすれば戦闘関係ぐらいしかなさそうな堅物であること。
女とは思えない口調で、おまけに融通の利かない生真面目な性格であること。
常に多量の武器を持ち歩いており、それらは気分で使い分けていると思われること。
食べ物や人間の好みすら把握していないこと。

これらを総括すれば、『私生活を表に出していない人間』と解釈することもできるのだろうか？
そして語り終えると、「死んでたまるかよ」とツヅミの指先を手で包み、静かに笑った。

キョトンとした表情で、左腕に口付けたツヅミの髪を撫でる。
その行動や表情からして。
ひとまず、二人が良好な関係を築けそうだということは…何となく程度なら理解できたのかもしれない。

改めて、穏やかな表情のツヅミを見つめ返す。
思惑は読み取れない。だが…元より、そのようなことを意識しながら会話をする性格ではない。
彼女に何か考えがあるのならば、今はただそれを言葉通り、素直に聞くとしよう。
そのスタイルは、トガノが日常的に実践していることと何ら差はなかった。

知らず知らずのうちに、自身と大切な者との保身に走っているというのは…
場合によっては尚更厄介な代物であるのかもしれないが。
ほんの少し、悩むような神妙な顔を浮かべる。

クスリと笑いながら…爪を立てるように構えた左手で、ツヅミの右手をそっと掴み、重ね。

久しく見せていなかった、野望にギラ付いた表情を浮かべてみせた。
元より取捨選択をするのは得意ではない。
やりたいことはやるし、欲しいものは手に入れる。
それが答えだ…と言わんばかりに。