ふんふん拳よりちょい大きめね…。
なるほどなるほど…注意して探せばそれなら見えなくもないかなー

って、凄いところに隠れてたね！？
何だいすぐ近くにいたなら一緒に輪に入ればいいのにもう…
体冷やしてない？だいじょぶ？

っと、はいよ。名前の方はまぁご存知の通りに呼びはしないけど、しっかりと覚えておいたよ。
あたしのことはナナシって呼んでくれりゃいいから、宜しくね

っとまぁ挨拶はここらにして竜の御仁の言う通りに鍋を先につつこうか。
下手に自己紹介をするより、一緒に鍋を囲んだほうが仲良くなれるってね

あっ　ちなみにあたしは柚子胡椒があるから気兼ねは要らないよ。
鴨にはね、柚子って決めてるんだぁ

……まあ、饒舌な道具ってのも凄い気がするが……。

確かに。食材が喋って襲いかかってくることを考えれば、別に不思議はないか。
って、いやそなた、別にここ出身の鍋じゃないじゃろ！？　前の異世界でも喋る食材は普通かや！？

サイシ……祭司、かの？　……ふむ。祭司は儀典を執り行う神職のひとつじゃの。
魔術と神術が混同されておる世界もよくあるが、なるほど魔法使いではない親から生まれたのかや。
それだけの魔力を抱えて生まれたからには、さぞ苦労も多かったじゃろうなぁ。

おお、魔法はアルマの独学なのかと思うたが、ちゃんと先生がいるのじゃな？
闇鍋殿を制作した者が、師でもあるということかの。
はは。その風景を想像すると、師匠と弟子というよりは、まるで親子のようじゃの！
そなたも道具というより、アルマの兄といった雰囲気を感じる。
可愛い妹を、仕方ないなぁと呆れながら見守ってやるような優しいお兄さんじゃ。

んん？　おや、ちと儂、勘違いしておるかの。
アルマは魔法使いの師匠に預けられ、闇鍋殿は先生に造られた大鍋。と思うておったのじゃが。
まて、アルマは行き倒れておったのか！？　親はどうした。シズクという狐が助けたのは理解るが。
なにやらきな臭い雰囲気が漂う出会いのようじゃの……。

……呱々。彼らには悪戯狐と云われておるようじゃが、案外と義理堅い狐殿ではないかや。
では有り難く戴くとしよう。
ん、美味い稲荷寿司じゃ。これほど味わい深いものは、そうそう巡り会えるものではないのう。

付加を消す技とはプラティプラサヴァのことじゃの。む、Lv5付加が消せるとは素晴らしい。
ただのう。この世界では、戦闘中に発動するのはギフトの方であることが多いからのう……。

ほう、司祭はどこかで伸びてしまうのか。
死の王とは今回改めて戦うことになったが、司祭の姿は……流石にここでは見られぬかのう。

う、む？　鍋殿を探していたら、ベルフィと出会ってしもうた、とな？
すでに勝利済みだったのかや！？　そ、それは王の向こう側にいるベルフィのことかや！？
儂はまだ、王を突破出来ておらぬ状況じゃよ。
前回、花散らし覚悟で挑んではみたが、想像以上に避けられ異常を耐えられロック出来なんだ。
やはり、ちゃんと装備を整えてから挑まねばならんらしい。王に手こずっておるようではまだまだじゃが……。

呵々。しかし巴よ、そなたはまだ生きておるではないか。
確かに世界は広い。どれだけ力を蓄えようと手に負えぬ相手など、いくらでもいる。
されど、そなたを見てそう思う輩も少なからず居るのじゃぞ？
ま、下をみて優越に浸るより、上を見て絶望に立ち向かう心根の持ち主の方が、儂は好きじゃがの！

はは、寒い時期は鍋料理がとても旨い。
闇鍋殿も各方面で引っ張りだこなのではないかや？

理解できないモノは認めたくない輩も多いしね
まーそんなになってたら風の噂くらいは届いてるだろうし大丈夫と思うよ

熱々の中身を鍋にぶちまけるくらいで？
……鍋なら熱いのは平気か

あれは反則的な存在みたいだから仕方ないね
相手が一定より強いとどうしても相性が出てくるし

養殖より天然の方が好きって事ね
天然だと肉が堅いとかありがちだけど……そこは料理の腕か

正直言いますと対峙したくないですね
やれる事はやるつもりですが限度もありますし

その状況で怪我人が居ないって凄いですね……

しっかりとした指向性をもたせるとかですかね

魔女としての血筋はしっかりとあったという事なのでしょうね
実行出来ているわけですし

鍋さん以外にも調理器具動いたりしてるんです？

へっ、少しは楽しませてくれねぇと困るぜ……？
オラ太歳、いつまでも寝惚けたツラしてんじゃねぇぞ！
じっくりこってり、かぁるく遊んでやりなぁ！

……万端。　戦闘　行動、記録　開始

力を併せて、進軍です！

召喚　術式　構築。

……我　大地　契約　工程、顕現　根喰　大加賀智！