まあ、普通に話していた人がある日突然に眼鏡をかけたらちょっと気になりますよね。
ちょこ…チョコレートですか？ええ、甘い物はどちらかというと好きですね。似合わないと言われるかもしれませんが…
お菓子も作ったりしますよ、今度持ってきましょうか？

どのぐらいほしいですか、身長。やはり大きくなりたいと思ったりしますか？

…そうですね、生きててよかった、…ですよね。
本来なら危ない妄想で終わるところを実際に行った人たちがどんな考えでそれを行ったのか…私には分かりません。面白かったのかどうなのか…

んー、そうですねぇ…。まあ物騒なことにも使っていたとだけ。
私は根っから良い人だとか、そういう人物じゃありませんので、稼ぐために色々しましたよ。善悪の判断も曖昧なところがありましたからね。

ほんわか…、一人で居るよりは誰かと一緒に居る方がいい、そんな風に思うことができるようになったのも坊っちゃんのおかげかもしれませんね。
ああ、アリエスさんの師匠さんもあるんですね。多分、そういう意味で怯えたりこわがったりするんでしょうねぇ…

そんな表情されなくてもいいですよ？意外な一面が見られましたが…

ふむ…何故若い…少女の姿をしていらっしゃるのでしょうか？意図的にそういう姿をしているとすれば、
理由がよくわかりませんが…魔法を使う方は割とそういうもんなんでしょうか？

よくこう…簡単に服が破れたりする場面？ってあったりするじゃないですか。でも実際の服は結構丈夫ですからね、変に引っかかったら窒息やら鬱血やらしそうですよねぇ…

それは楽しそうな国ですね、うちを食べたら追いかけられる…どこかで聞いたような。というかうちを食べたら普通に住むところがなくなってしまうのでは？

そうです、私達の世界の範囲で…という話です。…というか、異世界がどうとかっていうのはここに来てからはじめて知ったというか、そんなもの物語の話だけだと思っていましたから…。
異世界同士の交流が普通の世界もあるみたいですよね、そう考えると私達の世界は完全に本来なら閉鎖された世界だったのかもしれません

うん、あれはちょっともう直せそうにないかな。
図書館で見つけた本に書いてあったことを元にして作ったからね。

部品が完全にやられちゃっててもう直せそうにはないし、
あの部品はちょっと代わりが手に入る気がしないけど、
連絡は取れたし大丈夫だと思う事にするよ。前向きに考えないとね。

家系的な・・・って事は無いと思うけどね。私とお兄ちゃんだけだし。
だからどっちかと言うと、元居た世界が他の世界の干渉を受けやすいのかなって。
でそれで何かしら通り道が出来ちゃって、たまたまそこに居た人が別の世界にいっちゃう、とか。
まだそっちのほうが考えやすいかなーって。

そうだね、あの人ほんとに何でもできそうだよね。

あー、なるほどね。普通のはちみつよりも健康的？なんだ。
味は普通のはちみつのほうがいいならちょっと悩むなぁ。

・・・そうだね、敵じゃなくてよかったと思うよ。

ふふ、楽しみにしてるね。

小豆かぁ・・・この辺りで扱ってる商人の人とか居るのかな？
食料品を扱ってる人とは余り接点がないから私はよくわからないんだよね。

何故、快楽を探求するのかとな？
ふふ、それはもちろん楽しいからに決まっておる。一度しか無い人生、楽しまねば損というものじゃろ。
それに。ダメと云われたら、むしろやってみたくなるではないか。

はは、まだ上に立つ者の苦労は、そなたには理解らぬところかも知れぬのう。
ただ、今は子供なのじゃから、もっと子供らしい立場で世界を眺めておれば良いじゃろう。
大人になど急いでなることはない。アリエスほどの男ならば、いずれ周囲が放っておかぬよ。

ふむ。まあ、いずれ国に帰ったら、そなたの国の魔術的な仕組みを調べてみるのも良いかも知れぬの。
ああ、先の話は国家規模で人々の居場所を守る場合、あるいは住んでいる家を守る場合の話じゃな。
個人ならば、基本的には自分だけを守ればよいからの。国は、人を息切れさせぬように魔法陣を敷くのじゃろうし。

魔導書は参考書のようなものなのかのう。
儂は魔術は嗜まぬからよう判らんが、魔導書は読めばそのとおりに魔法が飛んで行くものなのじゃろうか。

くく。そう云いつつも、そなたは自ら苦労を背負い込むタイプのようじゃからの。
気がつけば何処かの国の重鎮となっていて、莫大な責務を淡々とこなしていたりしそうじゃな。

ん、儂か？　儂は、儂の願いを叶えることを引き換えに、雇われ神をやっておった時期があっての。
云わば、アルバイトのようなものじゃな。地域の安寧を守るだけのお仕事、給料は酒と油揚げ。
いつも逃げたいと思っておったのじゃが、責任が鎖のように巻き付いてきてな。三百年ぐらい掛けてようやく辞められた。

術式を５個も６個も同時に維持したまま、更に新しいものを紡ぐ……。
聞いておるだけで頭が痛くなりそうじゃな。儂にも出来ぬぞ、そんな数の並列処理は。
じゃが、それが出来てようやく成り立つのが医療魔法かや。医者は頭がいいというのは本当のようじゃのう……。

呱々。あえて口にせなんだのに。まぁ、ある程度の事情は既に飲み込んでおるようじゃの。
それに、大切なものの為に道を踏み外す覚悟も出来ておるようじゃ。
呱々。常識だけで守り通せると信じる子供でなくて良かったよ。――そなたならば、任せてもよいのかも知れぬ。

儂の正体か。呵々、それは云えぬな！　だいたいそれを知ってどうするというのじゃ。
そうじゃな。例えばもし儂が、口裂醜女の悪魔であったらどうする？

正解、じゃよ。いや、世に正解など無いのかも知れぬが、少なくとも儂はそれで良いと思う。
平和と暴力は対義語ではない。暴力なくば求められぬ平和もあろう。
少し、からかいすぎたな？　堕ちていても良いではないか、それでも譲れぬ思いもあるのじゃろう。

特別な力を持っているのに特別扱いは嫌だ、というのも不思議な話じゃがの。
儂からみれば、この世界は特別な者だらけじゃから返って普通に見える程度の感覚なのじゃが。
どうして特別扱いは嫌なのじゃ？

うむ、儂にもわからん。
じゃがそなたは、知っている相手ならば裸を曝け出してもいいし、恥ずかしくもないのかや？
流石はアリエスじゃ。素質がある。

……うむ、まあ、宗教ってのはわりと内部はドロドロとしておるもんじゃからの。
そうか、アリエスは兄に「教えてもらった」し。普通に「してた」のか。なるほど……。

ふむ、ぬしの師匠は隠して面白がる質と？
じゃが隠す理由が面白いからというだけなら、強者の虐めと同じじゃろ。
あやつは根性は曲がっていても理由もなし、とも思えぬが……。さて……？

王様の裏に黒幕がいたりと、なかなか紛糾しておるようじゃの。
ああ、不満も一度爆発してしまえば落ち着くのと一緒じゃな。
平和な世は、衝突を繰り返してようやく訪れるもの。そう思えば、この一揆も無駄では無かったのじゃろうな。

まあ確かに、エルフらしい高慢な感じはあるが。別におーほほほと笑うタイプでは無いようじゃのう。
そなたが色々云うのでもっと言葉が通じぬ相手かと思うておったが、なかなかどうして面白い。
初見でしかないがな？　あれはどこかすべて、計算尽くの態度のように思えるな……。

甘いモノが好きなら、それで釣ってみてはどうじゃ？
胃袋を掴めば、どんな相手にも優位に立てるぞ。特にそなたの手作りには弱そうな気配を感じるぞえ。

呱々。そうそう、その意気じゃ。
大人とて、子供のようにはしゃぎ回ることはある。童心に帰るという言葉もあるしな。
ああ、じゃが子供でも夜の営みにはちゃんと責任を持つのじゃぞ？　覚悟のない大人は屑と同じじゃからな。

……いやいや、儂はそなたの師匠とは違うぞえ？
儂は意地悪ではないからな。からかって楽しむ趣味もちょっとしか持っておらんからな。
少なくとも子供時代に目をつけて大人になるまで育てるような性格ではないからな。
むしろ子供時代に手をつけて大人になっても楽しむ性格じゃからな。うむ、全然タイプが違う。

よしよし。じゃあ実践後のリオンの反応は、ちゃんと儂に報告するのじゃぞ？

くく、構わぬよ。挑発にすぐ乗っかる性格なら楽だったのに、と思うただけよ。
されど想像はしておったとも。アリエスから色々と話は伺っておったからな。
そなたはエルフよりも、狐に近い性格のようで儂は楽しいよ。

ふむ。別に名を縛ろうという意図でもないのじゃが、名前が無いのか？
……じゃあ勝手に、師匠殿と呼ばせてもらうとしようかの。
しかし名前が無いとは、まるで神か何かのようじゃのう。

想像でいいのか。儂の妄想は際限ないぞ？　――呵々。ま、今はそれで良いとしておくか。
じゃがその言葉は看過できな。儂とて、アリエスの性戯の味方のつもりじゃ。
この少年には見込みがある。我が一子相伝の前戯、いや奥義を伝授しても良いと思っておる。手取りナニ取り。

「ぺーん！」(やっちゃうよー)

やだな〜。

よーし始めますか！

君に恨みは無いけど、これも仕事だからね…いくよ