私は彼女の作った香水がそこまで危険があるかもしれないとは夢にも思わず、冗談めかしてそう答えた。

私は香水を大きく吸った途端、思わずその場に倒れ込んだ。

間もなくテーブルに載せられた新しい珈琲と、ウィルの顔を交互に覗き込みながら。

落ち着かない様子でカップのフチを親指でなぞる。

人間の血を引く娘に対する殺意や悪意を押しのけるかのように響く心臓の音や熱を感じながら、唇の感触を確かめる少年。
お互いに唇の感触を味わった後、転移の呪文で相手をそっとベッドへ移すと、尋常ではない熱量と魔力などを感じ取りながら…催淫効果を持つ香りを感知しながらも、平静を保ち、相手の手足を痛めぬよう気を配りつつ衣服を脱がしていく。

そういうと、どこから用意したのか真新しく大きいタオルと小さいタオルを持ち、大きいタオルで相手の体を隠した後、小さいタオルで汗などを拭き取りながら、相手の声や反応に耳を傾ける。
時折、あいている手で産毛にそっと触れるような仕草で背や足を撫で、相手の耳を甘噛みする等して、娘と自分を快楽へと沈めようとする。

我ながら稚拙で意地悪な質問だなと思いながら、血の入った小瓶をもち、瞳孔が赤くなった娘に問う少年。もしこのまま進めるなら小瓶を一旦しまって秘所を指などでせめたてた後、お互いにい体を味わっていくことになるかもしれない。そしてとめることを希望するなら、少年は本当にその望みを受け入れ、血と魔力による回復をさせていくだろう。