ちと意地悪過ぎたかね

まぁ乗りかかった船だ。役に立つなら手伝うぞ
一応半分オレのせいだしな

お茶とお菓子が好きなのは、あの子の方。
私は嗜好品には興味がない。

私が欲するのは、魔力を持ったもの。
人間でも、魔物でも。

それは、あの子も変わらなかったはず。

なのに………。

このところ、夜毎私が「食事」をしようとすると、あの子が邪魔をしてくる。
まるで、食べることを拒否してるみたい。

何が、あの子をそうさせているのかは解らないけれど……。

……このままだと私たち、魔力が尽きて消えてしまう。

必要とされる形を考えるのは、エンブリオ故かもしれませんね。ただそういう形が出来ていれば、いろんな方と今生の別れにならず住むかも、という期待はあるのです
ふむ……どなたかに手伝っていただければ、というのも難しいですよね、私もお手伝いぐらいは出来るかもしれませんが、技量がありませんし、何よりウィルさんが消耗してしまっては、なんとも

昔の壁を越えなくても……というのは無理でしょうか。早いパッセージを弾けなくても、複雑な和音を渡れなくても、時間を重ねた分だけ、新しい音楽性が漏れ出てくるかもしれません
とはいえ、一度限界を見てしまったものへ、情熱を向けるのは難しいですね……

…
は、
外れた…？

…冗談でも似合うとか二度と言うんじゃねえ。

…

…フン。
これはオレの借りってことにしといてやるよ。

…なんて言ったらいいかわからねえ。
…お人好しめ。

もっと・・・ですか。そういっていただけるのでしたら、話してみます。
それと訂正するか否かはお任せします・・・。はじめは少し驚きましたけど、今では慣れましたし・・・綺麗だと評価していただいたのだと思うこともできますから。

では・・・師匠だった人から様々なことを学んだワタシは、義理の家族とともに軍人たちの目をかいくぐって島を出て、イブラシル大陸というところで体術や魔術の基礎を学び、それから偽島を訪れて魔術を磨きつつガムシャラに商売をして、自分たちの生活資金や故郷の住人たちを避難させるための資金などを稼いでいました。

忙しかったですし、災難もすくなくなかったですが、偽島やイブラシルにこられていた冒険者の方々に助けられたおかげで、行商人として独り立ちできるほどの技術や資金を獲得し、故郷の住人の方々の避難先も少しずつ確保できるようになりました。

でも・・・偽島を脱出して故郷に戻ったワタシがミタのは・・・、”師匠だった方”が、国に反逆を企ててるといいがかりをつけられて逮捕される様子と、自分たちの師匠が逮捕されるや否やすぐさま裏切り、手のひらを返すように罵倒中傷する弟子たち・・・そして故郷に残っていた人たちをいじめぬく軍人や荒れ果てた大地でした。

それからワタシは、その国の人間たちを恨み、心のどこかで軽蔑するようになり、様々な方法で襲撃しました。また、その国の人間だけでなく、ほかの国や地域の人間にまで憎悪の矛先が向かうようになりました。セルフォリーフやアンジニティに分身を送りながら、住人を避難させていた頃はまだ、憎悪をいたずらに向けずに抑えられましたが、精霊協会という組織に所属してからは、自分に攻撃を仕掛けた人間などを容赦なく迎撃しました・・・。

人間をどう攻撃したかは詳しくはいえません・・・紙幣の贋作を作った罪をなすりつける、相手の資金や貴金属をまとめて破壊する、兵器や建物に細工をして崩れやすくする・・・あとはミハイユさんの前でいっていいのか分かりません。

もしかしたらワタシにもミハイユさんがいうような”綺麗な”一面が、まだあるかもしれません。でも・・・人間にとってはえげつないんですよ、きっと・・・。吸血鬼や獣人などの方々を・・・人間から守り、人間同士を傷つけさせるための技術ばかり覚えたから。

話が支離滅裂になってしまいましたけど・・・参考になったでしょうか？

ぷはー、やっぱウォッカは効くですのぉ〜！

パワーアップー！！（ゴオー

えっとねー、魔法の源となる「マナ」を集める方法みたいなのを学んだですの〜

それで魔法科学は〜、そのマナを集めたり、原動力に魔力を使ったものとか〜

まぁなんかよくわからん話だったですの！
あたしはテストは赤点だったけど実技は１００点だったんですの！

ほほー、魔女さーん。うちの世界には魔女さんはたくさんおったですのー
魔法が当たり前の世界でその辺にふつーに黒魔術あったりもするからそんな当たり障りのない世界だったですの

はー……やっぱり結局戦いは続ける事ことになるのか……

さ、クマちゃん、いこ♪

。。。