負けが込んでいるけれど、気を取り直して先に進みましょう

ところで、ヴァルトさんは何を貰ったのかしら？

爺様もセシリアに会いたく思ってるやも知れんし……上手くいけば、思ったより早く見付かったりしてな？

…嗚呼、魔力の暴走と言う点は、然程心配要らん気がしていて失念していたな。
元々俺が扱えるだけの魔力しか引き出せない仕組みになっているのか、限界を超えるような力は扱えないようだし、
体力を削ったりする程の膨大な力は扱えないよう、義眼が作られた時点で制御しているとも聞いた覚えがある。

……まぁ、普通に聞けば世迷言や夢物語のように聞こえる話だ。 そう言った反応の方が正しいだろう…。
実際、俺も最初にその事を言われた時には信じられなかったからな…。

常人とほぼ変わらぬ体躯であるにも関わらず、片手で持てる重量や身体能力は人の倍以上、
致死量にもなり得る程出血していても、きちんと止血すればいずれは回復する……ある意味規格外だったからな。
恐らく、何らかの要因があって、元の世界での素養をそのままに外へと出て来てしまったのだろうな…。

俺が元々居た世界は、人知れず師の世界の人々に支えられていたらしく、分岐世界の殆どは消滅してしまったそうだが……
そう考えると、本来ならば始まってすらいない物語の世界線に居た俺があの場所で生き永らえていたのも、
その運命を変えた事象を知っていた師が、何年もずっと覚えていてくれたからこそだと言う事なのか。
…今はその制約から解き放たれたとは言え、本当にあの人には頭が上がらんな。

……魔王としての力は、使えるのかすら分かっていなかったが……そうだな、使える物は有り難く使っていくべきか。
この世界での守護者の加護は魔王から受けていると思うと、少し皮肉にも感じるが…まぁ、それとは関係無いからな。
…この先の事か、今まではそんな事を考える余裕も無かったが……そうだな、色々見直す機会にもなるか。

否、自分ではそれなりに飲み込めているつもりだったが、今こうして話すと割と重い話題だったな…。
俺の方は旅する内にそう言う物だと思えるようになってきていたが、他者がそう捉えるかどうかは別問題だった。

さあ、始めましょうか

さて……やるしかないですね。

働かざるもの、喰うッ！！

これが日々の研究の成果です

恨みっこなしですよ、自然の摂理です。

立ち止まってる訳にはいかないわ
先に進みましょう

それでは、行きましょうか。

あれは…アイテムかしらね

おや……

心が洗われるようね…
おじいちゃんとこういう場所で…

…！？　私ったら、一体何を言ってるのかしら

此処に似た場所を、知ってる気がするのですが……

一線級の物には付加を施せんが、エンチャントを一組一枠までだが格安で受け付ける
賞金首や前科を持った奴等からは受け付けんぞ、そして日ノ曜の夜が刻限だ
俺が先に組んでいる方を優先させるので依頼を受けられない時もある

・・・・・以上だ、必要があったら気軽に伝言を飛ばしてくれ

お仕事あったらお声がけくださ〜い｡こもれ日さんで募集予定デス