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ん…誰？あー、なんだお師匠か。まったくもう…脅かさないでよね。何？ご飯ならさっき食べたでしょ。

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何？とりあえずあっち行って貰える？今やることが一杯で忙しいの。アタシ今から取り立てに出かけるんだから。

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ハイハイそうね。こっちは何処かの道場のぐうたら師範さまのお陰で大忙しなのよ。あーあ、お師匠は一日中ゴロゴロしてホント暇そうよねー。

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自覚してるのなら少しは働いてよ。元々全部お師匠に回ってきた仕事じゃない。とりあえずそこに浸けっぱなしにしてる食器でも洗っておいて。仕事の方はアタシがやっておくから。

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駄ー目。どうせお師匠が行ったら道草して帰ってこないでしょ。一杯引っ掛けるどころか、酔い潰れるまで飲み歩くって知ってるんだから。絶対駄目よ。

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もうそんな事言って…別にアタシは大丈夫よ。だいたい衛士の人も一緒について貰ってるんだし、危なくなんか無いわよ。む・し・ろ、ずーっと遊んで怠けきってるお師匠の方が危ないと思うんだけど？

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…ホントに分かって言ってるのかしら…本気で心配してるって言うのに…。とにかく、アタシが帰ってくるまでに全部洗っといてね。そんなに量も無いし、サボらないでしっかりやっておいてよね。それじゃ、いってくるから、戸締りの方もちゃんとしっかり――――

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