何とかゾンビの集団を退ける事に成功する。

階段を急いで引き返し、さらに螺旋階段の上へ逃げる。

螺旋階段を上り切った先には小部屋があり、何かの装置がある。

装置に近寄っていく。


ある程度装置に近付いた瞬間、急に装置が起動する。

慌ててその場から離れようとするが結界のようなものに遮られていて戻る事が出来ない。
次の瞬間、物凄い光がアイリ達を包む。



・・・気が付くと、別の場所に居る。どうやらあの装置は一種の転送装置だったようだ。

水辺のようにも見えるが、どう見ても建物の中である。
まるで水の宮殿・・・とでも言ったところだろうか。

少し進むと、再び装置がある。転送装置だろうか、ご丁寧に「お帰りはこちら」と書かれた看板がある。

これ以上の進行も大変そうなので、とりあえず起動してみる。
次の瞬間、再び物凄い光がアイリ達を包む。


・・・気が付くと、洞窟の中に居る。すぐそこに洞窟の出口もあるようだ。

洞窟の外に出ると、見覚えのある地形に出る。
確かここは、近くに一揆軍の拠点がある。つまり、帰ってきた訳だ。

しかしここで不可解な点がある。
「誰が」「何のために」この装置をこんなところに設置したか、である。

1つは、王の軍勢が一揆軍に奇襲をかけるためのもの。
しかしそれはおかしい。だとするととっくに何度も奇襲を受けていてもおかしくないからである。

もう1つは、一揆軍の何者かがあの宮殿への近道として作ったもの。
何者かはわからないが、確かにココを使えるのであれば一揆軍には便利そうである。
何しろ、ここからあの水の宮殿へはかなりの距離がある。


・・・しかしココまでの連戦などでアイリにはそんな事を考えつく余裕はなかった。

自室に帰ってきた後、軽くシャワーを浴びた後少し眠りにつく。

眠りにつく前に、何やらエンブリオ達の様子がおかしい気がしたが、多分気のせいだと思う事にした。


（エンブリオ達の様子がおかしい事についてはENo.652 ティア・フローライトの日記にもしかするとヒントがあるかもしれません。）

おこじょが鳴くのを見てかわいい〜と近づいてしゃがむが、触りはせず。