「先輩、いえ、もう先輩じゃなかったですね・・・」
「ｶﾕ・・・ｳﾏ・・・・」

正直もう放っておいて欲しい

「情けない・・・たかがゾンビの一体、二体ウマー
したぐらいで引きこもるなんて・・・・・」

いいのだ、私なんて体育座りのまま死ねばいいのだ・・・
せめて最後は魔法少女らしいポーズで息を引き取らせて欲しいのだ・・・

「いいじゃないですか、魔法少女じゃなくても、
ほら、ノーライフ少女カリカ☆マギカなんていけそうじゃありません？
そしたら先輩ってまたよんであげますから元気出して？」

「ﾏﾎｳｼｮｳｼﾞｮ・・・ｶﾞ・・・ｲｲ・・ﾉ・・・ｳﾎﾞｱ・・」

　　　　　　　　　　　　　ﾃﾞｻﾞｲｱｺﾞｯｺ
当たり前だ、イケメンとのホスト遊びに溺れてしまった私を
魔法少女と呼んでくれるものはもういない。いるはずもない。


ｼｬｱｯ………ｶﾞﾗﾗｯ


「ほら、お外はいい天気ですよ？引きこもってないでまた
冒険いきましょうよー！」

スピ子が勢い良く開けた窓から降り注ぐ日光を身をよじることで必死に躱す――――

やめて、私もうお外でたくないの・・・・

「ｳﾎﾞｧ」

全力で抗議する私をスピ子が哀れみを込めた目で見つめてくる
さしずめ昔憧れていたであろう私の変わり果てた無残な姿に
心を痛めてるのだろう・・・・ごめんね・・・すぐには立ち直れないの。


「ぶはっｗｗｗｗｗ風ｗｗｗのｗｗｗ乙女ｗｗｗｗｗｗ
必殺のｗｗｗｗ魔法ｗｗｗｗ詠唱集ｗｗｗｗｗなにこれｗｗｗｗｗ」


どうやらそうでもないらしい