「これもまたさだめ……」

そう言って膝を突くユキアネサを、
回した柄から刃を消しながら見やる。
そして大きく吐息。

「良いのかな？私が契約しても……」

どちらかといえば仲間の――マリア殿の技が決め手だった様に思える。

「構わないよ、仲間の力は本人の力でもある」
「……一理ある」

どうやら、こちらはなんとか新しい戦力を迎えることが出来るようだ。
さて、もう一つの方は……。

「さぁ、逃がさないわよ」
「ぇ、な……何する気……ッ！？」


カエルプリンス　は逃げ出した！


「あ、逃げたわ！！捕まえて、仔犬！！」
「Yes, ma'am」


しかし　回りこまれてしまった！


先程の戦闘離脱から復帰した仔犬が回りこんで羽交い締めにする。
と言うか、嬢は何を追い詰めてるんだ。
凄い逃げられてるぞ。

「良い？痛くしないからねー？」
「そんなこと言って絶対痛くするんでしょ！？」

医者と子供か。

「すぐ終わる、すぐ終わるってば！！木の皺の数数えてるうちに終わるから！！」
「本当に何されるの！？」

悪役か。

「フフフ、中々楽しそうな仲間達だな」
「まぁ……退屈はしないぞ。今日からはお前もな」
「ああ、宜しく頼もうか。契約者よ」

――大きく柄を回しながら刃を消し、背面に収めた

異形と戦闘する青年を遠巻きに見るものが一人

・・・

　　　△　　土　▲
　　（　�紂〇�　�紂法　，�しゃーん
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　／│　　塊　　│＼　　　　　　　　　がしゃーん
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