◆◆この世界について◆◆
○コープスキャンドル
コープス、西大陸言語で『死体』と言う意味だ。
キャンドル、同じく西大陸言語で『蝋燭』という意味だ。
………死んだ蝋燭？
そもそも蝋燭は生きておらんだろう。
しかし、どこぞの風習で死んだ者の周囲に大量の蝋燭を飾ると言う物があった気がする。
死体に飾る蝋燭という感じだろうか。
まぁ何にせよ、蝋燭だけあって炎の術式はほとんど効かん。
また、死に際に道連れにしようとするし、傷を与えても癒えてしまう。（しかも時々倍近い速度で、だ）
対するならば速攻であり、一撃で仕留めるべき相手と言える。

○ジュエルプリンセス
宝石で出来た石人形というヤツであろうか？
宝石を術の媒体に使うと言う、私の世界の術式概念に近い力を持つようだ。
実に興味深いし研究対象としたい！
のだが、残念ながらエンブリオでは無いらしい。

○ヨーウィー
……見た目はトカゲ、いや昆虫なのだろうか？
生物としてはとてもあり得ない形である。
……残念ながらこの度の戦闘では大した情報が得られなかった。
まぁエンブリオでは無いようだし、よく解らないならば放っておくほうが良かろう。

○ファフニール
結構たくさんいるらしい。
見た目は蛇のような、竜のような……
人の力を弱め、弱体化させる行動を取るのが得意なようだな。
身体強化の術を得意とする場合は要注意であろう。
……逆にそうでないなら、あまり恐ろしくは無いな。

とは言うが、心のなかでは全然そんなこと思っておらず。

社長は普通の人間で、特殊な技とかは一切使えない。
唯一もっているのが"エンブリオ"の力なのだ。

この世界でできないことは、社長にとってないも同然である。

エンブリオの力で可能ならば、社長でもできることになる。
あわよくば考えさせ、そしてそれを模倣しようという魂胆だ。