■All Noisy on the Joint Front...


季節柄、外での会話は少々寒い……と、大抵は何処かの小さな喫茶のような場所で“社会勉強”の一環として、レシュは“キツネ殿”との会話時間を持つようになっていた。


何やら紅茶という飲料には拘りでもあるのか、時々の季節の茶や、香りの違うもの等を注文しては、それについての説明や、確かに味わい等の差異を楽しむのも、レシュは好ましく思う。

そうしているうちに、互いが同行者である存在がこの一揆という騒動に参加しながら、各地点を攻略している情報交換や、目的地での戦術等を繰り広げるのもまた楽しみの１つになり。


その話は、何度目かの茶会の折に挙がったものだった。
仄かに湯気の立つ紅茶のカップを、器用に手でつかんでそれを口元に運ぶ相手。


「せっちゃんは、大廊下の奥に進みたいって言ってるんだけれど、途中でおっきな大理石のゴーレムさんが通せんぼしてるらしいんだよね〜☆」

「……あの地点には先だって入り口までは立ち寄りましたが、奥にはそのような門番が居るのですね……」


今後の攻略の役に立つであろう情報収集は怠らない、とばかり、レシュの左右色違いの大きな瞳が少々真剣な光を帯びる。
しかし、その後に続いた相手の台詞は


「そんなのに殴られたら痛いから、きつねは行きたくないの！！」


……というものであった。
その内容を検討し、思案する事暫し。


「それでは、キツネ殿の身代わりに殴られる者が居れば問題はないでしょうか？」

「……へ？」


何時も通りの淡々とした口調で、割にとんでもない事を口走ったレシュの言葉に、さすがに相手が紅茶を口元に運ぶ手が止まる。
その反応にも、やはり感情の読み難い口調のまま、つらつらと少女は言葉を並べる。


「初詣、とやらの折に申し上げたとおり、私の同行者殿は無駄に体力だけはある方ですし、戦闘力しか取り得もない方ですし、そのようなケースでは役立つはずです。そしてあの地点の奥へは何れ向かうのでしょうから、攻略を進める意味でも意義あるものかと。何より私にとってキツネ殿がそのような無粋な輩に殴られる形で、聡明な頭脳が損なわれるのが懸念材料です。同行者殿なら、少々殴られても慣れているでしょうしさしたる問題もないでしょう」

「れ、レシュちゃん……相変わらず、その同行者さんに対しては凄い辛口だね」

「これも以前申し上げた通り、そのまま感想を伝えれば時に頭上に拳が飛んできます。考えるより先に行動する悪癖を改めた方が宜しいかと申し上げれば、追加でもう１つ。……加減はさすがにして下さっているのは承知ですが。本気で殴られれば頭蓋骨にヒビのひとつ程度は入るでしょうし」

「…………」


最早すっかり冷め切ってしまった紅茶のカップを半端な形で握ったままで、複雑極まりない表情を浮かべている相手を、不思議そうに眺める少女。
自身の言動や問題の“同行者”とのやり取り諸所に引かれているとは、全く思っていない。


相手の沈黙を同意と受け取ったのか、レシュは少し考えてから、自身の右手に嵌っていた銀の細身のバングルを外して相手に渡した。
細やかな魔術文字のようなものが刻まれている以外は、何の味気もないそれ。
相変わらず年頃の少女が身につけるにしては、あまりに飾り気がなかった。


「あの地点なら、入り口までは赴いた事もありますので何か“目印”になるものさえあれば、私が転移魔術で同行者殿ごと移動可能です。生憎装飾品の類は所持しておりませんが、それは魔術具の一種で暫く身につけていましたので、キツネ殿がお持ち下さい。そして、私にも何かキツネ殿の所持品を１つ貸して頂けますか？　出来るだけ長く所持されていたものの方が理想なのですが。理屈としては、私がキツネ殿に預けたその品を“探知”して、こちらに預かった品と、キツネ殿との間にある“磁力”的なものを手繰って移動すれば、転移地点をかなり正確に絞る事が可能になるのです」


その説明に、紅茶のカップを片手にしていた相手が差し出した品は、少し重みのある金属片だった。
英雄を象った精巧な紋章が刻み込まれているその品と、それに関する説明に耳を傾ける。


「不思議な力……確かに、ただの金属片ではないようですね。キツネ殿にとって思い出のある大切な品なのであれば、恐らく先の方法は有効に働くかと。では暫くの間、預からせて頂きます」


金属片をレシュは慎重に懐に仕舞いこむと、こちらもすっかり冷めてしまっただろう紅茶の残りを口にして、立ち上がりながらぺこりと金の頭を下げた。


「今日も意義あるお時間を有難うございました。では約束の日時に、またお会いしましょう。今度は茶会ではなく……戦闘の場で」


+++++　+++++


「……で。何がどうしてこーゆー事になってんのか、説明してもらおうか、レシュー！？」


金の髪の小柄な少女の襟首を掴み上げてそのままがくがく揺さぶりかねない勢いで、シェリィはレシュに詰め寄った。


それは早朝の鍛錬時間の後。
野営地で朝食を終えた頃合に、またも突然に起きた事件。


何の前置きもなく行われた“転移魔術”。
それにはロクな思い出がないシェリィとしては、レシュに噛み付きたくもなるというものだろう。


「説明している時間諸所が惜しかったのです。理解して頂くには説明時間が長くかかりすぎるので、直接現地で話をする方が早いと判断しました」

「あーはいはいそうですか……って納得すると思ってるのかーー！？　つかさすがに此処が何処かは分かる、ちょいと前にきたあの大廊下とかいう場所の気配と同じだからね。が！！！」


左右色違いの視線の先に居る、こちらのやり取りをどこか遠巻きに眺めている２人連れ。
見慣れないその姿格好諸所の相手を指差しながら。


「誰なんだいあの見知らぬ連中は！！　いや敵意も悪意もない程度は分かるし、片方はどーみても動物の狐っぽいから、この前なんか許可くれって言ってたキツネ殿ってヤツだって程度は私にも分かる、分かるが」

「そこまで理解が思っていた以上に早くて助かりました。この地点の奥に、何やらゴーレムの門番とやらが存在するらしいのです。そこを突破するための共闘者として、シェリィ殿が適切だと判断し、このような形を取らせて頂いたのです」


あくまで淡々とした口調で語る少女の口から出たその内容に、襟首を掴んでいた手は離して、改めて遠巻きにこちらの様子を伺っている２人組を見やる。

どちらも所謂獣人系種族のようだった。
袖口の広いインバネスコートを身に纏った方は、漆黒の美しい毛並みにシェパード系の顔立ちに赤交じりの茶色の髪、金色の瞳。

獣人族の性別の区別はつきにくいが、体格や身に纏う色彩や小物、表情等から女性だろうと判断する。

もう片方は……先の獣人系女性より、なお実際の獣の狐に近い。
服装もごくシンプルマリンブルーのマントのようなものを纏っている程度で、一見すれば大きめの狐が二足歩行出来る状態……のようにしか見受けられない。

双方揃って確かに一見戦闘向きのタイプには見えない。
ならば扱えるのなら魔術類だろう。

そういうケースなら、確かに共闘者としては適している。
こちらは魔術はさっぱりだが、物理戦闘に特化しているのだから。


が、続いたレシュの余計すぎる言葉は、シェリィを再び激昂させるものだった。


「使えるものは使える場所で使うのが筋というものです。キツネ殿は問題の石像に殴られるのが痛いのでお嫌だそうですし、私もその光景を見るのは好ましくありません。が、シェリィ殿なら少々殴られても問題ないでしょう。私やアーク殿も補助や治癒術で援護しますし、恐らく戦術なら博識なキツネ殿が居られれば大丈夫でしょうから、戦闘力の高さと併せてここは存分に使われて差し上げて下さい」

「……おーまーえー。さりげなく凄い失礼な事言ってる自覚はあるのかい！？　何で私なら痛い思いしてもいいって話になってんだよ！！　私はお前の剣術や体術の師匠だっての、その明晰な頭脳とやらは始終忘れてないか！！？」


その騒動に、さすがに何やら思う所があったのか。
漆黒の毛皮が美しい獣人女性と思しき存在が、おずおずと喧々囂々のやり取りを繰り広げている２人に声をかけようとする所に、ふわりと淡い光を放ちつつ妖精サイズの少年が浮遊して側へとやってきて、小さな手でその行動を押し留めた。


「……あの状態のマスターには迂闊に近寄らぬ方がいいぞ。話が余計に拗れる上に、最悪巻き添えで一度二度は殴られても仕方ないのでな。ま、我はあのようなやり取りはそろそろ慣れたのだが」


その説明にも、そんなに怒らせてしまうなんて、何やらうちの先生が失礼でも……みたくあたふたとしたままの女性の傍らで、若干冷静な様子に見受けられる、文字通り“立って歩いてる狐”にしか見えない存在へと、アークは声をかける。


「ふむ。そなたがクレシュミエントの時折口にする“キツネ殿”か。確かにどうみても動物の狐だが、只者ではなさそうだな。我はそこな場所で感情的に怒鳴っている方をマスターとし、加護を与えている偉大なる神聖霊、アークという。存分に敬うがよい。……で、改めてそなた達は何者で、どうしてこうなっておるのかとりあえず説明をしてくれぬか？」


不可思議な事に、明らかに獣人タイプの女性と違って、二足歩行する狐……にしか見えないが、それはそれで種族の一種なのか、言葉を交わせば人と相違ない知識諸所を備えた存在であると思われる相手の説明は、わかり易いが己のマスターが激昂するのも分からないでもないような話だった。

アークは少々頭痛を覚えつつ、こめかみに小さな指をあてながら。


「状況は分かった。確かに攻略を進める為の共闘となるのなれば、まぁ……クレシュミエントはあの通りで、マスターと違った意味で思ったままを口にしすぎるでな。殴られる云々は兎も角、耐久力は確かに貴殿より上と見受けられるマスターが適任であろう。それこそ単身で突破出来る地点ではないように思う程度には奥地であり、かつこちらは情報収集の不備もある。故にそこは我がマスターに共闘に関して口添えしよう。が、そういうからには貴殿にはそれなりの勝算があるのであろうな……？」


その答えにふむ、と小さく頷くと。
一時期のピークは過ぎた頃合を見計らって、己のマスターであるシェリィに声をかけ、先の話を伝え、説得を試みる。

未だ微妙に苛立ち諸所は滲ませつつも、ここまできたら乗るしかないとでも思ったのか。
その切り替えの早さはシェリィの長所でもある。

乱暴な仕草で灰色がかった金の前髪をかき混ぜて。
左右色違いの瞳は、レシュの言う“キツネ殿”とやらへ向けられた。


「わーったよ。ここまでショートカット出来たのはレシュとアンタのお陰なんだろ。そこは感謝しよう。こっちも出来るだけ早く攻略進めたいってのは確かなんだ。アークが言うには、わざわざ呼ぶからにゃちゃんと勝算もあっての事みたいだし、この話、乗ってやるよ。で、どういう相手で、どう連携取ればいいか、さっさと説明しな」


腹を括ったと言わんばかりに一息にそう言葉にして、実際の戦術相談に入る姿勢だ。
しかしその言葉の最後に、にっと笑みを浮かべながらさらっとこう告げる。


「が、殴られ損で終わった場合。レシュもアンタも、全力で一発ずつ殴らせて貰うからねぇ？」


口元には笑みが刻まれていたが、そう告げる左右色違いの瞳は、全く笑っていないのだった――。


■今回の日記ではセレナ（1638）さんとそのサブキャラさんをお借りしました。なお先方の日記と連動してますので、双方読まれると面白いかもしれません……？

（２人から対峙する少女と門番の情報を聞きつつ）

（皆の言葉に耳を傾けて。にっと今度は心底楽しそうな笑みを口元に刻んで、セレナさんとキツネさんに向き直る）

またお金がなくなっちゃうよ〜、といって笑って。

うーん、と何故か悩んだような表情をしたりして。

色んな話が出てきて、興味深そうに目を輝かせて。

（くくっ、と小さく笑いながら。
実際の所はどうかは解らない。しかし、今までの観察からすれば…
その仕事を嫌っているようには、思えないのであった）

（ニヤリ笑みを浮かべ、上機嫌。
どこか感心を抱いた風にも見えるが、鵜呑みにはしない… ようだ。
その裏側には、少しの羨望もあったかもしれない… が、不確か。
話に応じてくれる様子には、自ずとテンションも上がってくる）

（情報の更なる開示に、意外そうではあるが嬉しそうなカル。
自身の記憶にある浮島の世界には… そういった存在もいた。
果たして、そういった存在は浮島世界共通なのだろうか… 気になる所だ）

（とりあえずは、鳥としてのあれこれの問題ではなかった事に
明らかに胸を撫で下ろす様子がみられた。いつもの余裕にも似た様子が崩れる様は
少々珍しかったかもしれない…？

その後は、持ち前の好奇心で彼女が語る以外にもあれこれ考察…
というより、勝手なイメージを膨らませていた。

何気に、自身は彼女らとは違う方法で世界を渡る事も仄めかしながら…）

（自嘲なのか、それとも謙遜か… その両方か？
とはいえ、自身が肉弾戦に向かないのは確か。体格の割には、
そこまで強靭な肉体でもない。

彼女の得物の話も、とても興味深いものだ。
自身が触れた事のない種類の武器であれば、尚更に。
…それは、互いに同じことであろうか？

武器に関しては、笑いながらの冗談交じりではあったが正解には近いのかも知れない。
扱った事こそないが、そういった攻撃手段は目にした事もある故に…）

（今までの旅で得た知識を総動員…
ドヤ顔とでも形容出来そうな表情で、それを当てようとしている…？）

（彼女は感心している様子ではあるが、やはりそれでも問題点は銃にも無い訳ではなく…
ついつい、苦笑しつつも聞かれていない事まで説明してしまった。
それだけ、思い入れのある裏返しなのかも知れない）

（シェルの一つをサッと分解し、中身の小さなダイスを取り出し見せた。
…どうせ弾としてしか使わないというのに、無駄なモノだろう。
しかし、そんな酔狂さが気に入っているという面もなくはない。

そして、得意げな様子で再び解説を挟み込むのだった…）

（なんと！ カルは自身の荷物から簡易組み立て式の標的を取り出しサッと組み上げてしまった。
…いや、そもそも何故そんなモノを持ち歩いているのかという突っ込みが来そうなモノだが…？）

（カルの様な好奇心の塊には願ってもない場所ともいえるだろうか… ある意味？
そして、互いに順応性が高いからこそ… 多様な話にも花が咲くワケであり）

（何度目かの苦笑と共に、首を振ってその考えを打ち消す。
力を持ち過ぎる者はロクな事にはならない… 旅の間でも、知ってきた事だ。

それよりも、こうやって称え合える事が素晴らしいと思う。
彼女の考え方にも、尊敬の念を抱く事が出来る。

…それでも、やはりそれぞれに合う『やり方』というモノはある）

（彼女の反応に、思わずふきだすのを禁じえない。
しかし… そういうものなのだ。
問題はあろうが、すぐにどうなるものでもない。
… 更に問題は、それが余計な世話ではないかというコトではあったが）

（少しだけ困った様な顔をして、彼女とアークと呼ばれた者を交互に見やる。
ともあれ、現状に対し情報が不足している…。

… 彼女が面倒がりというのは、少し解る様な気はするが）

（思った通り、少し出足は失敗してしまったが…
出来る限り、持ち上げる事で上手く話が出来るタイプと確信。
自身の興味もあり、もっと知る事が出来れば… と、試みる。

彼？に向けられる目の輝きは… 演技でなく、ほぼ生来のものだろう）

（ここまで話し込める相手も、最近では珍しいものだ。
好奇心を満たせるだけでなく、自身との話を楽しんで貰える…
カルにとっては、願ってもない事。それを直球で表明する様には、好意すら覚える。
とはいえ… やはり色々都合はあるだろう、一抹の心配から出た言葉も…）

（微笑… いや、笑顔でそう返すカルだった）

　結界の中で響いたシェリィの歌声。
　荘厳な音色にエルは息を飲み、耳を傾けた。
　その表情は哀しそうでいて、そしてほんの少し、悔しそうでもあった。
　一方、ロウは数分の間、表情を変えることはほぼなかった。
　
　歌唱が終わると、エルは目元を軽く拭い、ぺこりと礼をした。
　

　
　シェリィの腕の中で、エルはふるふると頭を横に振る。そして、すぅ、と息を吸う。
　

　
その声色は掠れ、声量も不安定で、聞き取り辛い。
一言一言、絞りだすようにしていた声は、すぐ掠れ切って音にならなくなった。
少し申し訳なさそうな様子でシェリィを見上げると、耳元に顔を近づけ、内緒話をするように囁いた。
……ロウには、全く聞こえないだろう。
　

　
　ロウは、エルが絞り出した言葉を反芻して、考え続けている。

　ジャックはもぐもぐと何かを齧る仕草を続けながら言った。

　本のページのようだ。

　噛み切った本のページの虫食いの先には、紙の裏側ではなく、暗い本棚が見える。

　ジャックがその穴に体を押し込んで背中で押すと、穴がさらに広がった。

　――共闘の誘いには誘いに瞬間で頷いて、早速、相談場所を準備していたのである。

　何故かゴムのように伸びる小さなページを引っ張って歪め、シェリィと見比べている……。

はい、と頷く。

はぁ、と一息。

うー、と頭を抱える

はあ、とため息を付いた。

そこは仕方ないのかなあ、と首をひねる。

仕事の話になると少しまじめな顔になっていった。

一瞬はっとした顔をして、咳払いをする。

ふぅ、と一息。

ちょっと小首を傾げた

はい、と頷く。

笑われたことに慌て、かく、と肩を落とす

やや自信なさげにいう

あわあわとした。

なんとなくしゅんとしている。

少し遠い目をして微笑む

はふ、と息をつく

うん、と頷く

なんだかあわあわしていた。

パタパタと手を振った

なんとなく顔を覆った

やはりどことなく目が輝いていた。

はい、と笑う。

はう、と肩を落とす

はあ、とため息をつく。

素直に頷いた

そう言って武器というよりも塊じみた巨大な槌を見せた

なんか謎の悟りを開いてる。

ふよふよと漂う神聖霊を目で追いつつ…

（水技に惹かれて、という表現に対して）

（シェリィさんのお師匠さんの言葉は、ジェイド君にも響くものだったようです）

寒暖差から花粉からと色々訪れる季節故、無理せずいきましょう!!（背後談）

（説明を聞いて受け取った品に、左右色違いの瞳が細められ。ふふっと口元に間違いなく今度は嬉しそうな笑みが刻まれる）

（受け取って一口。つまみも味わいながら）

（綺麗な所作で腰に下げた鞘から長剣を抜き放ち、片手で構えを取る）