……また「講義室」か。
机よし。血痕よし。加速装置よし。

いや、よしじゃ無いよ。と自分にツッコミをいれながら
とりあえず加速装置のパーツを掴んでみる。
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暗転。
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○神経接続を確認
○所有者の登録を行います。
■10%……30%……60%……エラー発生
！防壁を起動、不明な意識体の駆除を行います
■10%……30%……60%……100%、完了。
○不明な意識体の駆除に成功
○利用者承認に成功


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……。コケダマが枯れている。
鉱蛙さんに謝らないといけないな、これは。

それで、頭の中に加速装置？こう空中をつかむイメージで

（加速装置起動！）

おお、世界がゆっくり動いている………
体感的には2/3といったところだろうか。
と、考えている間に加速装置の効果は終了したらしい。

さて……「暦がわからないなら占えない」
じいちゃんがあの戦争の結果を外して占い師を廃業した理由は。
異世界からもたらされた物は異世界の暦で動くために
間違った結果を生じるからということか。

15cm四方ほどの板状の物体……フリップドライブと呼ばれたものを何枚か取り出し、
放り投げると地面に落下せずに、空中を漂い始める。

空中を漂っていた物体が彼の手のもとに戻っていく。