■貧乏臭く見られずに節約するワザとは

　ランチ代の節約方法として、真っ先に思いつくのはお弁当をつくって持っていくことですね。栄養のバランスといい、安上がりな点といい理想的ですが、近頃は働いている奥様も多く、お弁当をつくってもらえるとは限りません。かといって忙しいビジネスマンが自分で全部つくるのは無理。そこで「一からお弁当をつくるほど大変ではなく、栄養面もそこそこ、なおかつ貧乏臭くない」1週間のランチ代節約方法を考えてみました。

　まず月曜日は外食にしましょう。牛丼の吉野家やマクドナルドなどのチェーン店はもともと安いけれど、さらにお得に利用する方法があります。それは株主優待券を利用すること。これはその会社の株主なら無料で送られてきますが、そうでない場合でも金券ショップやネットオークションで額面より安く入手することができます。1000円の券なら900円くらいが相場のようです。ただしお釣りが出ないことが多いので、そこは注意してください。

　火曜日は「グルーポン」や「ポンパレ」などインターネットの割引クーポン共同購入サイトで見つけた割引クーポンを使ってみましょう。クーポンの利用にはたいてい予約が必要なのですが、ランチなら不要なことが多い。いつも必ずあるわけではありませんが、1000円以上のランチが500円以下で食べられることも。こまめにサイトをチェックするといいでしょう。

　水曜日は外食をやめて、お弁当を買って社内で食べることにしましょう。いつもならコンビニに直行するところですが、もし職場のそばにスーパーがあるなら、そちらへ行ってください。190円の海苔弁があったりして、コンビニより明らかに安いはずです。近所にスーパーがなければ、いつものコンビニの冷凍食品売り場を覗いてみましょう。最近はコンビニ各社がプライベートブランドの冷凍食品を充実させていて、1人前のチャーハンや餃子などが100円台で売っています。ただしこれらは袋入りなので、職場で温めて食べるにはお皿が必要ですが。

木曜日は、お弁当箱に白いご飯だけ詰めて持っていきましょう。

　「オリジン弁当」などではおかずだけ買うことができますし、レトルトカレーなどを持っていってもいい。「今日はご飯を持ってきているんだ」と思えば、外食を思いとどまる効果もあります。朝は忙しくてご飯を詰める暇さえないという人は、パソコンのUSBポートから電源を供給してご飯が炊けるお弁当箱も売られています。職場環境さえ許せば炊きたてが食べられるかも。

　金曜日は自分でお弁当をつくる代わりに、「スープジャー」に調理してもらいましょう。スープジャーとは真空断熱フードコンテナーのこと。たとえば朝、熱々のお味噌汁を入れておきます。すると昼休みになっても蓋を開けた瞬間、湯気がたつほど保温力が高い。これに洗ったお米と、スープの素、カット野菜と熱湯を入れておけば、お昼にはちょうど雑炊ができているというわけです。これならまったく料理のできない人でも大丈夫。具沢山の汁物があるとお腹もいっぱいになるし、お米をパスタの乾麺にしたり、スープの素をシチューやカレーのルーに変えたりすると、飽きずに続けられます。スープジャーはだいたい3000円くらいですが、1000円のランチを食べたと思えば、3回くらいでモトがとれてしまう。

　こんなふうに月曜日から金曜日までいろいろな方法を組み合わせれば、1週間のランチ代が合計1000円を切ることも夢ではありません。まずはできそうなものから試してみてください。

殺 伐 と し た 広 場 に テ ィ ー ガ ー II が
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