世界漂流十九日目

慢心とは恐ろしくも痛いものである。

◆◆この世界について◆◆
○サボテンガンマン
針を飛ばしてくる。
放っておくと痛い。
そもそもサボテンという植物が動いているのがおかしい気がする……
芋が喋るよりかはマシであると言えよう。何がマシなのかは解らないが。

○ノール
身体的強化の術を無効化してくる。
それ以外に特筆するところはないが、これがエンブリオらしい。
噂によると薬品らしいが……

○オーガ
鬼、と呼ぶ方が私には解りやすい。
鬼型異族というものも私の世界には存在する。
特徴はまずデカい。そして硬い。
何がって皮膚が鋼鉄のように硬い。
車がぶつかっても車だけが壊れるぐらいに強靱な体だ。
そしてこれが無ければ鬼型ではない、角がある。
鬼型異族は、人類種の中で最も強い部類に入る故に危険視されがちである。
対鬼型異族課、何て物が警察機構の中にあるぐらいだ。
まぁ、鬼と獣は紙一重ではあるのだが──

○マミー
私の知る知識では、所謂ミイラの事ではないかと思う。
そこで彼の敵が使った技を見てみよう。

「マダムフィスト」
「マザーアース」

………母親、と言う意味のマミーだろうか。