７日目。

一揆に参加して、今日で１週間になる。

ああ、日差しが心地よい。

陽光に照らされ、青々を茂る芝がまた

私を、かの夢の中へと誘おうとする。

ああ、このまま寝てしまいたい。

こんな至福の時が、いつまでも続けば良い。






―――――実際、そんな事をして一大事に陥った。






『あ゛ぁ゛ーーーッ！！？
　こいつらの目の前で寝てたァァーーー！！』





私の、精神力(メンタル)は

寝起きの絶叫と共に、空の彼方へぶっ飛びそうだった。

気弱そうな青年は、幼い少女が『一揆』という単語を出したことに驚いたような様子で答える。

……青年は、あなたの変化に気付くことなく、見た目通りの年齢だと受け取って対応してくる。
それで気が付くのだが、妖気に似た気配は彼自身ではなく彼の懐に入っている本から
発せられているようだ。……同時に生命にも似た気配も発せられている。