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「ホント……馬鹿なんだからぁ❤」

ゴミを踏みつけながら思わず喜悦の表情を浮かべてしまう。
動かなくなったそれをぐりぐりと躙りこみ上げる笑いを堪えながら。

「こんなに簡単だったらなんでもできそ……❤」

ひと通り楽しんだ後で道端に転がすように蹴飛ばすと軽いスキップをしながら路地を立ち去る。
次はどんな遊びをしようか……。
そろそろ直接じゃないのも面白いのかもしれない。
やったことないことがないぐらいに。色々。やらないと……❤



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頷くヴォーグを、ぽかんと小突くオルガ。

その後小さな声で『結局は逃げている』と呟いた。

壁に追い詰めるように迫って壁ドｎ（未遂

負けてメインディッシュってこういうことだろ…？とか続けるとか何とか

羽毛もっふもっふ。

かいてみたらあれ、なんだこれ惚気か。いやでも恋愛までは・・・

うーん、と考える。

と、ふとそう声をかけてきた。

だとしたら、結構な特技だよねえ、と変に感心する。

くすり、と笑う。

一瞬、まじめに想像したらしい。

何故か妙に不安げだった。

はあ、とため息をつきつつ、耳をフワフワと触っていた。

魔女は、ごぼり、と大量の血を吐き出す。
身体がビクビクと何かに反応するように跳ね、やがて冷たくなり動かなくなった。

少しの間、静寂が訪れる。
魔女の能力は、再生能力というには少しばかり不完全なものだった。
再生速度は一瞬、量は無尽蔵、リスクも無し、という素晴らしい要素こそ持ちあわせてはいたが、
その再生単位は【ダメージ】ではなく【命】。
一つの命が尽きるまで、その身体が癒えることは無かった。

そして一つの命が尽きると、何事も無かったかのように新しい命が動き出す。

びちゃっ、と血塊を吐き出す。

のそのそと別れ告げて、数日後…。
ゆえとエシャロットは再び出会うことになる。
何やらたくさんの妖精を連れて…

……


……練習、したのだろうか。
ここまで妖精を手懐けられるのもフェアリーマスターとしての力なのだろうか。
何はともあれ妖精戦隊はそう名乗り上げて、各自が思うがままのポーズを決めていた。

シロッコはゆえをひと目見て、何か気になった様子でじろじろ見つめ始める。

風の匂いというのはよくわからないが、何か他人ではないような…そういうものを感じ取っているらしい。

―――違和感。
少女はこの短い間にその身に纏う雰囲気を一変させていた。
微笑。
少女は微笑んでいた。

まとわりついていた“絶望”や“悲しみ”、“諦観”などが綺麗に消え去っている。
いや、綺麗と言うにはあまりにも唐突で、不自然だった。

その微笑みはあまりにも歪んだものだった。

でも、と少女は人差し指を口元に当てて笑った。

“じゃらり”
と、少女に絡みつく鎖が見えた。