世界漂流十三日目

◆◆この世界について◆◆
科学にしろ術式にしろ、何かを作るにあたり出る物はある。
廃棄物だ。
これは何処まで技術が進もうとも、何かから何かに変える場合にロスが生じるからだ。
またそのロスの形が何であれ、洗い流す必要があれば水が必要となる。
得に科学分野では水が必要となる場合は多い。

新たな王だから、と言う訳ではないだろうが城の近くに水があればそう言った危惧はすべきだろう。
これは以前にも書いたな。

さて、砂地の暑さから逃れるため、と言う裏向きの理由がメインではあるのだが、表向きの理由である「水辺の調査」を行ってきた訳だ。
もし本当に──
と思っていたのだが、待っていたのは裸のHENTAIであった。
とんだ無駄足だった。
いやもう、こう書いておこう。

何が悲しく裸で襲ってくるHENTAIの相手をしなければならんのだ。
全く持って収穫のない調査に終わった訳だ。
いや、この世界の兵士がHENTAIで出来ていると言うことが解ったのは収穫か？
……まぁ、燃えかすすら残ってるか解らんから、どうでも良いか。

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