No.1496 庭の片隅INDEX >>
[設立者] ENo.1496 ヤール

コミュニティイラスト
 過去の花咲く庭の片隅


 いまや扱うものもなく仕舞いこまれた、荘園にある物々(アイコン)をお貸し出しします。
 農具、古びたティーカップ、銀のスプーン、黒く咲く花……。
 かつては豊かだっただろう、大きな家と物置には、たくさんの品々が眠っています。

 それらを引っくり返す傍らに、お茶やお菓子などもいかがでしょう。
 用意するには、少々お手を借りねばならないでしょうけれども。

 参加者の方は、リンク先にある画像をIkki Fantasy内にてご自由にお使いください。

 もちろん、物や貸し出しに関わらないお喋りも歓迎いたします。
 我らが庭の片隅、どうぞごゆっくりお過ごしください。
 


 ※当コミュニティと違い、Cno.1495過去の咲く庭はPM専用コミュニティとなっております※
 ※ご注意ください※
 ※蛇足ながら、この場でのPL発言はご遠慮頂ければ幸いです※



参加者からのメッセージ

アーシェ(204) からのメッセージ >>
ヤールとの会話を聞き、そこでようやくカミユが自分と同じ客人だと察したようだ。

鳥は、隊の仲間なんです。
でも関係は互いにエンブリオと似てるかも……私のほうが助けられてばかりですけれど。
あなたの天使もエンブリオなら何か恩恵を――
!!

背後に現れたエンブリオに、若者の顔が一瞬固まった。
その姿に驚いたのもあったが、カミユには見えていないのだろうか、
という疑問が若者を支配しているようだ。

あっ、えっと……恩恵をもたらしているんですね!
きっと契約者を見守っている存在で――

それで、なんだか少し、恐ろしくも……。………。
いえ、力強い光であるがゆえにそう感じただけだと思います。



再び、黒い花を見渡す。
確かに、他者が欲しがるには少し意外かもしれなかった。

毒であり薬でもある――
実はその鳥、花を食べて生きるのです。でも、多少ならば平気かもしれません。
何らかの薬効があるのは、この花に限ったことではないでしょうし……。
今のことを伝えたうえで、渡そうと思います。
珍しい花のようですし、反応もすこし楽しみです。

摘もうと再び跪き、そこでヤールの言っていたことを思い出す。花が折れるとそうと分かる――
ではゆっくりと、気遣うように…? ごく普通に振舞うか、悪戯心から勢いよくたくさん摘み取ろうか?
迷った末、自らの心の赴くままに任せてみることにした。 1D6 = 2 ( 2 )



麻紐の切れ端で摘み終えた花を纏めると、ヤールへと歩み寄り、一礼をする。

ありがとうございます。戻ってくることがあれば、その時はまた――
でも私は私より、他の誰かがここを訪れる事に今は興味があります。
だから時々、わざと近くを通りがかって、様子を覗いているかも。
もし気配を感じたら、趣味が悪い奴だと笑ってやってください。
あの、これ……お礼になるか分かりませんけど。

市場の片隅で手に入れたのか、取り出したのは古びた万華鏡だった。
筒が纏う、色とりどりの染料で花が描かれた赤い布は少し色褪せてもいる。
それを手に触れるように差し出した。盲いたままのヤールには無用なものであるが…


ところでもう一人、この庭に住む方がいらっしゃるのですか。
そちらの天使を連れた方なら会えるかもしれませんね……なんとなく、そんな気がします。

フィガロとカミユにも別れの辞儀をして、踵を返す。
草を踏む音を立てながら敷地の外へと歩いていった。

フィリー(224) からのメッセージ >>
……おじゃまします
恐る恐る、庭へ踏み入るものがある。
異形の姿をした娘。それの履くロングスカートの内側はどうなっているのか、左右の足はそれぞれ異なった足音を立てる。時折引きずる音が混じるのは、彼女の持つ尾のせいだった。
そこかしこを忙しなく見まわしていた。
あっ
やがてその異形は、その黒い庭に白髪の男を見つけると、笑みを浮かべる。しかし、取り込み中であることを慮って、すぐに呼びかけはしなかった。



参加キャラクター : 8名