［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［戦闘:エイド3］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

36時。

次の鐘がなるとき
もしくは全体通信があるのか

どうなるのか、全く分からない。

っていうか前の時間のもよくわかんなかったよね。
光の玉、ってあれモモタローとかシンデレラが混ざり始めたのって
森とかに光が落ちたのがきっかけだったよね。
それってこの人がしたってこと？
この世界の改変、ってハザマを変えたかったの？
マッドスマイルさんとは違う方法で、ワールドスワップになにかしようとしていた？
アナウンスの人たちにこっちから連絡が取れない以上、答え合わせなんてできないけど。
もしかしたらそういう「抜け道」が意外とあったり……しない？

影響力は今のところ陣営別でみると負けている。
これからのデュエルでひっくり返らなかったら……ワールドスワップ、おきちゃうのかな。
そうならないために頑張るけどもしも、と
もし引っくり返せて勝てたときにここでの記憶がどうなるか分からない。
何もかも分からない状態で今ウチができることは、「もしかしたら」誰かが、「わたしが」読むかもしれない。
だから今はこうやって記録を残すしかない。


今から書くのは、アンジニティ陣営だけど話してくれた人のこと
きっと、「向こう」の世界で知り合っても、話してくれなかっただろうな～ってことを話してくれた人たち。


さっきー。
裏辺 彩月さん。

ハレコーの同級生。バレンタインには友チョコもした。
ってもお互いみんなに配るためにいっぱい用意した中で、交換した、ってくらいだけど
それでも、男子用に『あたり』を混ぜてたのを避けて「おいしいの」をくれた、子。
でも、さっきーは怪人だった。
イバラシティを壊したい、って言った。聞いた。
これは後悔の繰り返し。
ウチが人の大事な部分に踏み込むことを怖がって、表面だけの人間だったから。
他の人はもちろん、さっきーがそんなこと考えてるなんてわからなくて
もし聞けていたら、何かできたのかもしれないし、できなかったのかもしれない。
でも、壊したい、って思うほどあの世界が嫌いになる前に何かできたかもしれない。
それがずっと心の中に引っかかってる。
もう一度デュエルで会えたら、って思うけど、あえなくて。
今、どんな気持ちなんだろう。



アマネさん。

ソーライの制服を着た女の子。
さっきーと一緒にいたけどこの子は変身しなかった。
でも「イバラシティの住人ではない」って言った。
彼女との通信はノイズがすごいけど、お互いきちんと話が続けられた人……だと思う。
ウチが気づかなかったこと、あえて目を背けてたことを話題に出す、
……っていうとイヤに聞こえるかもしれないけど、ウチにとっては向き合わないといけないことを教えてくれた人。
「イバラシティで勝ちたい」って言えば、「アンジニティ陣営にとってそれは『消えてほしい』」と同じだ、とか
『お互いやりたいことを信じてやっている。でも態度の線引きは？』とか
最初こそ騙されはしたが、それは自分の映し鏡のようで、
ウチのキレイごとを真似して、どう？みたいなかんじで、
それをされたウチが自分でもびっくりするくらいさめてたし、
理想論なのも分かってたし、今一緒にいるみんなには見せられないけど抱えてたことを話した。
話せた、っていっていいのかも。
きっと前の時間送ったのでおしまいなのかもしれないけど、

「もしさあ、36時間たってさあ、なにかがどうなって」
「うちも今のアマネさんも向こうに戻れたらさ」
「お茶でもしたいな」

これは、裏の読みあいも何にも無い本音。

記憶を持って帰りたい。
それが大学生になった私には突然のことでも。
きっと受け入れる。
そういう人になりたくて頑張ってたから。
……あと、アンジニティについた人もイバラシティにいたい、って思ったら。
あの最後の質問で、そういえる人なら。
ウチは仲良くしたいと、思うから。
だからきっとお互い大学生になったアマネさんと、本音の答えあわせがしたい。
泣き言いったこととか、笑いあえたらいいなとか、思ってたりして。




ミハルさん。

イバラシティで他の花屋さんがどういう取り組みをしているのか……
アイディアを盗むわけじゃないけど参考に！参考に見回っているときに見かけたお兄さん。
まさかデュエルで対戦するとは思わなかった。
だからチャットを送ったら返ってきたことにもびっくりしたし、
アンジニティ側にいるのはざっくり纏めると『人が頑張って生きようとあがく姿がみたかった』から、
それがよく見えるデュエル相手――アンジニティ側にいる、って。
こういうと誤解を招きそうだから言うけど、
ミハルさんはおだやかに話す、サドとかそういう人ではなさそう。
人の気持ちが見たい、そうそう感じだと思う。

『例えば、今、誰かから"必死に"助けてくれと乞われたら、オレはその手を取るでしょう。
　相手がイバラシティとかアンジニティとか、そういうのはどうでもいい。
　オレは、確りとした貫きたい意思を持つひとの味方をします』

そういうから、じゃあアンジニティの人を不意打ちしてください、なんて言った。
イバラシティの人を助けてほしいです。
――そうしたら、お兄さんは助けてくれるんですか？
って。

『イバラシティのうちが死ぬわけじゃないなら、ここのうちは――
　――いや、うちはそのくらいの気持ちはあるけど、
　一緒にいた二人……友達には、この世界でも生きててほしいので
　友達に、怒られそうなことは、言いません』

そしたら、お兄さんは、命を求めるなら自分の命ものせるべき、って言われて。

それもそう。
相手の命を狙うのに自分の命を天秤に載せないのはずるい、って納得して。
命を懸けてでも守りたいものなのか、って言われて。
でも、そこまでするのは『何のため』？って聞かれて。
そのときは何も知らなかったウチは、自分がいなくなっても、
家族や友達の今までの生活を守れるなら、続けられるなら。って
何もおかしいところは無い、普通の答えだったはずなのに。
そしたらね、言われちゃった。
『自己犠牲は嫌いだ』
『失いたくない生活に、その家族や友達にとって"お前"がいないって妥協をしている』

『自殺の言い訳に、友人達を使うな』

ウチはずっと、自分のことを■■■■■■だと思っていた。
いや、思っている。
けど、お婆ちゃんに引き取られて、イバラシティにきてからの人は何も知らない。
ウチのことを一人のクラスメイト、先輩、後輩としてみてきてくれてた。
天文部のみんなにとっては仲間で。

「最後のつじつまあわせで、『最初からいなかった』ことになれば
　そーはならないかな、って思ってたんですけどね」

なんて笑ってみたけど、そうならなかったとき、ウチはウチの選択でみんなの前から消える。
最初からいなかったなんてご都合とは間逆。
ウチが返事を送る前。おにーさんからの最後のCHAT。

「……まあ、でも」

「お前の命では、あの世界と釣り合いは取れないよ。
　……お前の命は、重すぎる」

それは慰めだったのかもしれない。

おにーさんにとってのイバラシティがどういうものかは分からない。
でも、ウチの好きな人たちは今イバラシティに生きているから
軽いも重いもわからないけど、守りたい。
そう送って、おにいさんとのCHATは終わった。

---

それから……イバラ側だけど初めて本音で話した、友達

---

あびー
我孫子 智之くん

この物騒な陣取り合戦で、向こうで友達だった……友達になった人がアンジニティだった。
それを、それでも、嫌いになれない、って
記憶が流れてくるたびにさらに仲良くなってたりして、嫌えるはずがない、って
そう悩む、優しい人。
体調を崩しがちで学校にこれなかった分、遅れないように頑張ってきたんだろうね。
学校に通えるようになってからの最初のテストでびっくりして、
休んでた分、ってくらい学校や遊びに行くことを楽しんでいた、ように見える。
だから教室で見るあびーは笑っていて、
だからこっちで連絡を取ったときにすごく辛そうで
アンジニティ側の友達の話を聞いてたら、もしワールドスワップが成功して、入れ替わっても。
そんなことを考えてること、教えてくれた。
でも、それでも、ウチと愛菜のことを気にしてくれて、アドバイスしてくれて。
ハザマに来るには優しすぎた
優しすぎたけど、その優しさに、ウチは背中を押された。
ウチの返事にきょとんってしたり、セコンドについてくれたり、
『ワールドスワップを悔いなく終わる』って考えかたを教えてくれた。

できれば、あびーの友達も、みんな一緒に戻れて、遊べたらいいな。



ささやん
雀部 稲生くん

こう、その場で変なあだ名つけてウチの印象を「謎の呼びかたをしてくるけど悪い人じゃーなさそう」
そういう「キャラ」でやってきたけど、ささやんに関してはどこをどう切り取ろう、
って決めきる前にクラスのイバラインとかしめ死とか、思い出のほうが濃くなって
六文字なら呼べるな～って思ってたらささやんとささべいなおを反復横飛びしてた。
ウチも自分のこと浅岡さんとかいうしまあそういうのの類型？
……ていうのはおいといて。
こっちにきてるのはクロスローズで分かってたけど実際にメッセージ送ったのは愛菜のことがわかってから。
どうしたらいいかわかんない気持ちで参加者の中から知ってる名前でさらに絞り込んでたリストみて、声かけて。
そしたらささやんはここがハザマじゃないみたいに、ボケにのっては突っ込んでくれて。
それだけでも無くしかけた「日常」を感じられて、助かったのに
ささやんもウチがCHAT送ったときにはすっごいしんどい状態だったみたいで。
力になりたいけどなれない。そんな些細なウチの状態に気づいて、汲み取ってくれて
聞いてくれるどころか自分の「つらい」を話してくれた。
ウチにとって、そういうのってある種の信頼が無いとできないことで、
それをしてくれた、ってことがまずすっごくありがたかった。
何も無いウチに、そうじゃない、って教えてくれるようで。

「でも、浅岡、チャットくれたやん。
　それでほんまに楽になってんで。
　誰とも話さんとず～っと思いつめてたら、いらんことばっか考えるから。

　しんど～いってなってるとこ申し訳ないけど、
　ハザマにお前が居てくれて良かったわ。」


「――ううん、でも、うん、そういってくれるなら、
　うちがいた意味は、あった、って思える」
「ありがと」

人の役に立てない自分に意味はあるのか、ってずっと思ってたウチに、ウチがいてくれてよかった、って言ってくれた。
そして抱えてる悩み。
人に深く踏み込むのをやめたウチには、ありふれたことしかいえなかったのに、「おたがいさま」だなんて
ウチのほうがめっちゃ救われたのに。その言葉でトントンにしよう、って気遣いまでされちゃって。
っていうかそのCHAT送ってくるときには向こう側の悩みは解決してたみたいで。
『おれは一番大切なもんつかんだから、待ってる』
あびーとは違う形で、背中を押してくれた。
だから愛菜の席にいるアイマイモコと、向き合えた。

---

だいじな、なかま

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ゆっきー

最初に届いた「信用するな」ってCHATも不思議だったけど
それでも血を吐きながら、みうちゃんのことを心配する姿に、
ツナグくんの肩を借りて、必死で妹のために進む姿に、
あのメッセージはなんだったんだろう、とは思ったけど、それは心の深いところに残って
だから、ずっとゆっきーの姿は「結城 伐都」にしか見えなかった。
それがゆっきー……イデオローグの狙いだったとしても。
最初から、それに抗う術なんて、持っていなかった。

だから、フーちゃんが「別の姿に見える」なんて言い出すまでは、その術の中にいた。

フーちゃんが訊いたら、ゆっきーは自分がアンジニティだ、って言って。
それでも陣営に嘘は無い。みうちゃんのいるイバラシティを守りたい。そう言われて。

怒った

フーちゃんが、ものすごく怒った。
普通の空気さえ毒なのに、それを隠して「結城伐都」で居続けようとしたことに。
仲間なのに、隠し事をしていたことに。

最初に怒った声を聞いたときには、その場にいたみんながその勢いに動けなかった。何もいえなかった。
でもそれが見た目を隠されていたことじゃなくて、本当のことを言ってくれなかったことへの、
信用してくれないのか、っていうことへの叫びだったことに、売り言葉に買い言葉の本人達以外は変な笑いを浮かべて。
お互いに本気の決闘、ってところでウチらも数にかぞえられてることにまた笑って

……ちょくちょく作戦がうまく回るか、のために手合わせしてたけどあれが最後だったな～

とにかく、腹を割ってぶつかり合って、ゆっきーもフーちゃんも、落ち着くとこに落ち着いて。
あ、でも知ってて黙ってたツナグくんにはその次のBCでの荷物持ちとかさせられてたけど。
そういうアンジニティの人もいるんだ、っていったらオニキスさんもいるわけなんだけど。
つーかみうちゃんとなりり見つけたときに側に居たのがオニキスさんだったからちょっとこじれたのも、もう懐かしい

でも、みうちゃんが帰りたいイバラシティには、きっとゆっきーも欠かせないんだよね。

みんなで帰りたくて、願掛けとかして。
それに効果があるのかは、まだ分からないけど。
……ハレコーの屋上のお社なら、ハレコー生のお願い聞いてくれないかな。
そのためだったら、ウチてけてけの七（どころじゃない）不思議になってもいいよ。



みうちゃん

最初は、ゆっきーに異能で作ったお守りをゆっきーが忘れたときに持ってくる、しっかりした妹さん、って印象だった。
でも、ナレハテに怯えて、オニキスさんに助けてもらって、それでも立てなかった、
なりりとお互いを守るように支えあっていた姿を思い出す。
ウチよりも年下で、スターゲイザーズみたいにあの街でも『想像外』を追いかけていたウチらとは違う、
一人の女の子。
だった。
でも、もともとゆっきーにははっきりいうところはあったけど。
装備を整えに行ったり、素材を作り変えてもらったり。
そういうことをしてる間に、段々と……なんていうんだろう、肝が据わる、っていうか、
それこそただ震えるだけじゃなくって、
……多分、覚悟、だったのかな
もしかしたらゆっきーと離れるかもしれない、そんなハザマの中でできることをしていく
そういう落ち着きが強くなっていった、ようにウチには見えた。
だから、愛菜のことを、相談しようと思ったんだと思う。

「みうちゃんとゆっきーって、ケンカとかする？」
「きょうだいが、違う陣営だった。　気持ちの整理がつかない」

そんな風なことを、言った気がする。
そしたら

「喧嘩って、後悔したり、後味の悪い結果になる事もあるけれど、」

「仲直り、という『次』があるから。
「リリィ先輩が、あいな先輩に対して『戦争』ではなく『喧嘩』を選ぶのなら」
「整理がまだ付いていないんだとしても、
　それってもう、一つの答えには辿り着いているのだと、思います」

なんて言われちゃって。

自分の話だけするのもってのとゆっきーとみうちゃんが離れてしまうのは、イヤだったから

「……『みんなで』、戻りたいね」
「『帰ろう』ね、みんなで」

って言ったら

「だから、そうですね。『みんな』で一緒に。一緒に、叶えましょうね」

って。
帰りましょう、じゃなくて、かなえましょう、って。

ウチなんかよりも早くからこのことで考えてきたんだな、って
そしてみうちゃんは後輩（としした）だけど、ちゃんと考えられるんだ、って
揺れていた自分がなんだったんだろう、ってくらい揺らがない答えがかえってきたから。
ウチも愛菜とのこれからを考えていいのかな、っていうか、考えよう、って気持ちになれた。
向こうの愛菜はウチに嫌いって言ったことなんてきっと分からないから、
そこから腹割って話し合って、やりなおしたい。
終わった先のことを考えられる、そういう気持ちを貰った。
もちろん後輩なのは変わらないし、ゆっきーが女の子になるとかが無かったら
みうちゃんにはお姉ちゃんはいないから、女子トークとかしてみたいな、っていう……これはウチのよくぼー！



なりり
早生 さきちゃん。はやなり、さきちゃん。

最初に話したのはクリスマス会。
遅刻して飛び込んだときに見回したら、楽しそうに話し合うみんなを見てにこにこしていたから。
この子もお話すれば良いのに、って声をかけたのが最初。
そしたらハザマでみうちゃんと一緒に居たからそれはもーリリィちゃんびっくりですよ。
でも結城家と、なりりと、三人で遊んでいた時期があったんだって。
幼馴染、ってやつだね。
うちには……もといたところから遠くに来たウチには、ない言葉。
知ってる人同士が知り合いでよかった、って安心と、正直、うらやましい、って気持ち。
でもなりりはなりりで、なにか抱えているみたいで。
だからクリスマス会のときも話の中に入っていかなかったのかな、なんて思ったけど
ハザマでなりりのカーディガンをつくって、花をつくってもらって、
なりりも一人の女の子で、考えるし悩む。一人の可愛い後輩だったわけ。
フーちゃんとゆっきーの「マジのマジ」のとき、二人が喧嘩ですむならともかく、
険悪にならないか不安そうだった金色の瞳。
異能とは別に、ちょっとふわふわしてて、守りたくなる子。
でも、ここでのうたれ強さで言えばなりりのほうが強いっていうね。
……えーっと、ちがうちがう。

っていうかこの三人、冬休み明けてからの感じがか～な～り変わってる気がするんだけどわっつ？
……直接聞くのは野暮だからなんかこう、いいタイミング……例えば二人が二十歳になったときに
ウーロン茶を飲ませながらおいしいおつまみ食べてるときとかに
ぽろっときけないかな～なんて企んでるのはウチ！悪い先輩浅岡百合子！！

でもなりりが作ってくれる花はすっごい綺麗で、向こうのウチもなんかやってるみたいだし、
まあそのへんは……乙女の秘密でよろ！



オニキスさん
ザクロ先生。

まさか先生がアンジニティの人だったなんてね～
骨とか見えてるし牙とかマントとか、最初マジでびびりましたよリリィさん。
まあそれはウチらみんな同じで、「襲われてる！」って早とちりして割り込んだりね……
恥ずかしいな～。でもやっちゃったんだよな～～！
でもそのおかげでウチの異能がイバラシティのものと少し変わってることに気づいたし、
見ていられない、ってこの学生集団のまとめになってくれたんだけど。

せんせーは、あの最後の質問、なんて答えたんだろう。

---

ああ、記録として残しておくならあの人たちのことも書いておかないと。


マタルさん、アッシュさん、ルーシーさん。
――《神の去る家》
名乗りあったわけじゃない。
ただ、クロスローズを見れば予告やログにはそう書かれていたから、そういう名前なんだと思う。

何時間目だったかな
まだベースキャンプがあって、近くの人としかデュエルできなかったとき。
目的地がおんなじだったあの人たちとうちらは何回か、連続だったり間を置いたり、
そういう仕組みっぽくて、デュエルっておんなじ人数のパーティー同士でしか当たんないんだよね
まあ大体は四人だったり、大切な人と二人だったり、一人だったり。
三人組ってけっこー珍しかったみたいだから、よくデュエルが組まれたわけ。
そーしたらさ、まあ燃やされる燃やされる。
それでも組まれたら戦わなきゃいけないからどうしたらいいかを話し合ってハザマの生き物で試したりして
「アンジニティの人たちはこのくらい強くないと生きていけない」
「そのくらい、弱肉強食で、人をこえて――」想像ていっても言っていいことといけないことがあるよね。
とにかく、「戦わなくちゃいけない」を、叩き込まれた。
魔術の火で焼かれたけど、ウチらの「何か」にも火をつけた、のが、あの人たちだと思う。
どうすれば負けないか、どうすれば勝てるか、どうすれば生きられるか。
生存本能、かな
別に今でも戦いたいってワケじゃないから闘争心、では無い、と思う。
ウチの中では、って話だからツナグ君やフーちゃんも同じかはわからない。
けれど、二人にとっても、なにかのきっかけだったと思う。
ベースキャンプが無くなって、遠くの人とも当たるようになって、
もしかしたらまた、があるかもしれない。そのときにウチらはどの位戦えるか。
クロスローズの情報が更新されるたびに、すっかり治ったはずの、何度焼かれたか分からないところがずきずきした。

最後に、何か話す……ってのも今更なんて話しかけたら言いかわかんないし、
流石のリリィちゃんでも何でもわかるわけじゃないからさー

割と話ができる人たちだったと思うから、アンジニティに落とされる基準ってなんだろうな、とか考えたり。
なんかこう、もうめっちゃくちゃヤッバイことしました！とかじゃないと世界から否定される、ってかなりだよね？

とにかく、アンジニティ側の人たちも本気なんだ、って
こんなことが起きでもしないと、起きたからアンジニティから出るためにマジでやってる、って
そういうことを、教えてくれた。
なんてメモに残してる、って知ったらどんな反応するんだろう。笑われそう。
それはそれで考えてみたら、っていうかつい考えちゃってお腹がキリってしてきたからここまで。

---

それから、


ホルンちゃん
隼田院 フリージア

姿を変えられるから彼とも彼女ともいえないけど、ウチはホルンちゃんって呼ぶ。
であったのは、愛菜が交通事故で流石に入院したとき。
あんなに元気そうなのに、体調を崩しやすいらしくって、愛菜のお見舞いに言った日に愛菜に紹介してもらった。
――そう、愛菜のほうが先にあの子と知り合っていた。
結構交友関係は広いみたいで、愛菜の友達の一人、そう思っていた。ウチは。
でも、ホルンちゃんはアンジニティの人で、デュエルすることになって。
思わずCHATを開いたところで、『愛菜』の記憶を持つあのけものに襲われた。

「ほ、るす、せ、ん、ぱ。まで、と、るの？」?
「おねー、ちゃ」
?
「ヒデーナァ、アァ？」

愛菜のクラスメイトがいつの間にか
「おねえさん、おねえさん」「リリィさん」って
ウチと話すのを楽しみにするようになっていたことは、あの子が小学生のことから何度かあった。
ただ、友達の姉として「いい人」でいようとしたかっただけなのに、ウチはやりすぎてしまった。
だから、お互いプライベートには踏み込まないようにしていた。
そのラインを踏み越えてしまったのは、ウチ。
ウチが悪い。
多分何も無かったらそれでおしまいだった話が、ハザマって言う場所だったから
『愛菜』の限界をこえたのか。
どうしようもない拒絶を、『愛菜』につきつけられた。

でも、ここでなにもなかったら、ウチは愛菜の本音を知らないままだった。
もし勝ってイバラシティに帰ったとき、そこに愛菜がいなかったら。
……いや、そんなもしは悲しすぎる。
本音なら、愛菜本人から聞きたかった。
そしてそれは、まだ間に合うはず。

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ウチは帰りたい。
愛菜のいるイバラシティに。

光の流れ星
おねがい、ここでおきたことをなかったことにしないで


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ENo.36 泥被る造花 とのやりとり


ENo.105 アマネ とのやりとり


ENo.607 我孫子 とのやりとり


ENo.709 隼田院 とのやりとり

ツナグ(148) に ItemNo.2 サザンクロスのピンバッチ を送付しました。
フタバ(515) に ItemNo.3 サザンクロスのピンバッチ を送付しました。
ItemNo.28 スマホ：背景→春花のブーケ を ItemNo.2 に持ち替えました。
ItemNo.9 花笑むカサブランカ を ItemNo.3 に持ち替えました。
ItemNo.24 阿芙蓉 を ItemNo.9 に持ち替えました。

解析LV を 5 DOWN。（LV10⇒5、+5CP、-5FP）

領域LV を 10 UP！（LV20⇒30、-10CP）
合成LV を 5 UP！（LV91⇒96、-5CP）

ItemNo.5 朱の光焔 から防具『未来の担い手』を作製しました！
　⇒ 未来の担い手／防具：強さ642／［効果1］熾火45 ［効果2］－ ［効果3］－


奇石の女王(854) とカードを交換しました！

A strange day （スペシャルタイム）


一望千里 を習得！
グランドウォール を習得！
サモン：エンペラー を習得！
アムレート を習得！
百孔千瘡 を習得！
アジール を習得！
金剛不壊 を習得！
クリエイト：ワンダーランド を習得！
グラーシーザ を習得！
クラーレ を習得！
隔壁作製 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました！

声が響く。