［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［戦闘:エイド3］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

蒼刃――
そう名乗ったのは蒼髪をポニーテイルにした少女だ。
映美莉から見るに、
まだまだ年は若く、中学生くらいのように見受けられた。
背も体の起伏もまだまだ成長の余地は残されているように見える。
ひょっとしたらもっと年上なのかもしれないが、
それを確かめる必要はないだろう。
もしも同じくらいの年頃だとしたら……
成長の余地はないだろうが、
まぁ、十二分にかわいらしいといえるのではないだろうか、
等と益体ない事を映美莉は考えるがそれも一瞬の事。
「これはご丁寧に麗しきお嬢様。
　蒼刃と呼ばせていただけるとは光栄だ。
　ぜひともそう呼ばせて貰うとしよう。
　ま、既に葵から聞いてしっていると思うが、
　社　映美莉という。
　好きに呼ぶといい。
　えみりんと呼ばれることが多いが……
　まぁ、この辺りは人の好き好きだろう。
　うん、ちょっと気に入ってる感情と、
　何か子供扱いされてるようで困る感情で揺れ動いてるとか、
　そういう訳ではない。
　という訳で好きに呼ぶといい。」
えみりんと呼ばれること自体はいいのだが、
なんだかからかわれてる気分になると、
思わず余計な事をいってしまうなと思いつつ答えたが、
蒼刃は事前に葵に映美莉の事を聞いていたため、
あまり気にした風もなく――
「それでは、映美莉と呼ばせてもらいます。
　葵から聞いたところによると、
　本来なら映美莉さんとお呼びすべきなのでしょうが、
　他人行儀な呼ばれかたより、
　親しみを込めた呼び方で、
　普段他の人を呼ぶような感じで読んであげるといい、
　といわれているので、お気を悪くしないでいただけるとありがたいです。
　基本的に離れるつもりはありませんので……
　もし何かあれば遠慮なく。
　所で……忘れ物とかありませんよね？」
丁寧な態度で礼儀正しく見える蒼刃。
それでも、
親しさをだそうと頑張ってくれてるんだなぁという事を感じとり、
映美莉は嬉しく思いつつ、
自身満々に告げる。
「ふっ、何も問題ない、
　完璧だ！
　必要なものは全部もってきてある。
　財布もあるし、
　いざという時の緊急用の品々もばっちり！
　そして、この……
　この……？」
当然の如く映美莉は一つ忘れている。
そして何やら探しつつ困ってる様子をみて、
一体何を忘れたのかと、内心のちょっとした呆れを隠しつつ、
「この……？」
どうしたんですとばかりに小首をかしげる蒼刃。
その様子をみて、映美莉はほどなく観念したように、
「……地図を描くための筆記用具忘れた……
　いや必要ないかもしれないけど、
　何か記述しておけばなんらかのヒントになるかもしれないのに……
　くっ……！」
どうして忘れてしまったとなる愕然となる映美莉。
しかし、
そんな展開は葵が予想済みであるがゆえに、
救いの天使は降臨する。
「私が筆記用具もってますので、
　こちらでマッピングしますよ。
　簡単なものでいいですよね？
　あんまり絵とか上手ではないのですが……」
「……助かる！
　ありがとう、任せた、
　それじゃ行こうか。
　いや、危うい所だった……！」
そんな蒼刃のありがたい申し出に、
映美莉は思わず感謝で頭を下げるのだった。
――残念ながら今回も映美莉は威厳を最後まで見せるのはダメなようである。

二人そろって既に廃校となった校舎へとやってくる。
人の気配はなさそうなので、
するりと夜陰に乗じて侵入する。
もしもがあったとしても、
少しばかり細工をして視認性を下げてやれば気づかれることはないだろう。
それにしても……
「……しかし、不思議は校舎内に集中しているな。」
入ってみて気づいたのはプールだの体育館なども校舎とは別に見える。
割合そういった場所もまた不思議の定番だというのに、
少なくとも六つのうちに含まれていないのだなとふと映美莉が独り言ちると……
「でも、七番目という可能性がありますし、
　校舎だけと思うと確認の意味では楽なので、
　良かったかなと思います。」
「ま、言われてみればその通り、か。
　それじゃ、とりあえず一階から……構造は三階建てで屋上か。うん。
　一階から見て地図を埋めていこう。
　ちょうど不思議探りはその後屋上から始めれる。
　まずは位置関係……でどうだろうか。」
「そうですね。
　それでいいと思います。
　鏡だけは後で探すの大変そうですけど……」
「ま、枠の色くらいは確認できるだろう。
　なるべく鏡には映らないようにしよう。」
そのまま方針を定めることにする。
幸いにも蒼刃の方にも映美莉の方針について文句があるようでもなさそうで、
問題なく済ませることができた。

「さて、残すところは屋上となったわけだが。」
夜の学校、しかも廃校というものはとても雰囲気があるというか、
歩きたくないほど不気味なものではあったが、
幸いにも映美莉は夜目が効く。
慎重に足元の危険な場所を注意しつつあるけば、
さしたる時間もかかる事なく学校の全容を把握する事ができた。
「……正直、こうやって地図を作るより、
　先にデータ送ってくれた方が楽だったですけど、
　どうしても、その辺りも自分でやった方が楽しいし、
　肝試し感覚とか最高でしょうとかいって、
　とりあってもらえなかったんですよね。。。
　すみません、時間を取らせて。」
「いやまぁ、別に構わないというか、
　君のせいじゃないし、
　ま、それなりに楽しんでいるしね。
　向こうにしてもそこまでは調べてないだけの可能性もあるし、
　気にした方が負けだろう。
　ちょっと見せてもらってもいいかな？」
恐縮そうにしている蒼刃に対し、
ウィンクをして答える映美莉。
まぁ、月の光があるとはいえ、
夜の暗闇のせいでそれがみえてるかは少し怪しいが。
「あ、はい。
　どうぞ。」
さてと、と地図を見る。
鏡の位置も把握してあるため、
全ての不思議の位置は確認済みである。
そうして、地図をみているとふと気にかかる事があった。
「……？」
平面的に地図を見ていると中々気づきにくいが、
立体的に考えるとどうだろう。
多少いびつではあるが……
「どうかされました？」
地図を受け取って首をかしげながら沈黙した映美莉にきづいたのだろう。
その様子をみて蒼刃は何かあったのかと心配そうに聞いてくる。
なので映美莉は……
「いや、単純な話さ。
　七つ目の不思議に関係あるかないかはわからないが、
　ちょっとした事に気付いただけだ。」
「ちょっとした、事？」
一体何に気付いたのかと聞きたそうに懐中電灯を照らし、
地図をのぞき込む蒼刃。
とはいえ、書いた本人もすぐには気づけないらしい。
まぁ、立体的にみることを考えなければ、
地図をしっかり描いていても気づけないし、
気づけなかった以上、
その気づけなかった何かに気付くのは非常に難しいだろう。
「実際にこの地図は平面ではなく、
　縦に三枚重ねることになる。
　屋上を含めると四枚か。
　平面ではなく立体で考えると、
　多少いびつではあるが、不思議のある場所は円の上にある形になる。
　偶然……といえば偶然なのだが……
　もし、これが偶然ではなく、七つ目への手がかりだとすれば……」
「あ、そういえば、そうなりますね……！」
そういわれて気づいたのだろう。
言われて気づいてちょっとうれしそうにするあたり、
純真でかわいらしいなどと映美莉は思いつつ、
言葉を続ける。
「となると、七つ目の不思議もまた円周上にあるか、
　その中心となるべき位置にあると考えた方がいいだろう。
　すなわち……」
「中央というと……」
「２階と３階の間にあり、
　校舎の中央。
　中央階段の中程、だな。
　いきなりいってみてもいいが……
　どうする？
　予定通りいった後いってみるか、
　それとも今すぐにいくか。
　まぁ、何もなかったら何もなかっただし、
　適当にその後は円周上にある場所を巡って、
　それでも何もなければ
　そのあたりに該当する不思議を聞いて出直しといったところか。」
そんな私の提案に蒼刃は少し考え……
「……中央階段についての不思議について今のうちにメールしておきます。
　その間に他の不思議を巡って、
　連絡がきてから行くのはどうでしょうか？
　他の円周上の場所について聞くより、
　ほかの場所がほぼ等間隔である事を考えると、
　ここはもう中心一点に絞った方がいいと思います。
　特に何もなければ帰ればいいだけですし……
　何かあった時は任せてください。」
気を付けますというかのように、身をこわばらせる蒼刃。
「ま、今から緊張しても仕方ない。
　気楽にいこう。
　それじゃ、肝試しデートがてら他の不思議を巡るか。
　存外そういう巡る事もトリガーになってる可能性もあるしな。
　六つの不思議をしっているぞ、というアピールというか。
　面白そうだ。
　おっと、
　何かあれば最後の場所に行く前にすませておくようにね。
　警護は任せてくれればいいさ。
　完璧に守ってさしあげよう。
　少なくとも物理的な脅威からね。」
そんな蒼刃に対し、
心配するなと軽い口調で映美莉はいう。
その口説くようなセリフと、
安堵してしまうような映美莉の空気に、
思わず蒼刃は気を緩め、
顔を赤らめてしまうのも無理はない。
――夜はまだまだ始まったばかり。
何が今宵待ち受けるのか――

ItemNo.22 腐肉 を破棄しました。
ItemNo.23 腐肉 を破棄しました。
ItemNo.38 剛毛 を破棄しました。
ItemNo.41 毛 を破棄しました。
ItemNo.6 漆黒のマント を破棄しました。

ItemNo.16 TAMAGOSANDO を食べました！
　体調が 0 回復！（30⇒30）
　今回の全戦闘において 活力21 体力21 防御21 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

すごいお肉（400 PS）を購入しました。
すごいお野菜（400 PS）を購入しました。
すごいお魚（400 PS）を購入しました。
エナジー棒（30 PS）を購入しました。
エナジー棒（30 PS）を購入しました。

領域LV を 5 UP！（LV18⇒23、-5CP）
料理LV を 5 UP！（LV79⇒84、-5CP）

ItemNo.3 冬虫夏草 から喉飴『ドーピング漢方スープ』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 2 5 2 = 9 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ 技巧料理！［ 2 2 1 = 5 ］大失敗！何だこれは！！！！料理の効果1～3が消失！
　⇒ ドーピング漢方スープ／喉飴：強さ329／［効果1］－ ［効果2］－ ［効果3］－


ItemNo.17 深淵のマント に ItemNo.39 鉄骨 を付加しました！
　⇒ 深淵のマント／重鎧：強さ272／［効果1］体力55 ［効果2］防御50 ［効果3］－


梢(1011) とカードを交換しました！

おさんぽ時間 （スペシャルタイム）


ディエスイレ を研究しました！（深度0⇒1）
ディエスイレ を研究しました！（深度1⇒2）
ディエスイレ を研究しました！（深度2⇒3）

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました！

『タニモリ区 C-11：チェックポイント《屋台》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - 兎乃(223) の選択は タニモリ区 C-11：チェックポイント《屋台》

MISSION!!
タニモリ区 K-10：チェックポイント《変な像》 を選択！
　　 - 兎乃(223) の選択は タニモリ区 K-10：チェックポイント《変な像》

［805 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［436 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［482 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［204 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［402 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［328 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［265 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［194 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［118 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［143 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［149 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［311 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［47 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［224 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［94 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［108 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［104 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［46 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［84 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［75 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［13 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［100 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［37 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト
［76 / 100］ ―― 《変な像》揺らぎ
［71 / 100］ ―― 《白い渦》不幸
［100 / 100］ ―― 《黒い渦》不運
［15 / 100］ ―― 《線路》駆逐



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

時計台が映る。

　

　

　

秒針が静かに進む。

　

　

　

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！