［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［戦闘:エイド3］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

「さてと。」
情報を確認する。
目的の場所まではそう遠くない。
とりあえず夕刻に待ち合わせ場所にいけば問題なく、
出かける用意自体は整っている。
後は行った後に何をしていいのか分からなくならないように、
確認を終得る必要がある情報といえば、
七不思議のうち判明している六つの不思議である。
ご丁寧にも順番まで割り振られている。
この順番に意味があるのか、
それとも適当に数字が割り振られただけなのかは分からないが……
「ま、パッと見てわかるようじゃ、
　誰も苦労しかないか。」
またあとで考えようとさっくりと流す事にする。
まずは第一の不思議。
これは場所は屋上になるらしい。
身投げする女生徒が見えることがあるとか。
そして、身投げをする瞬間を見ることはできるが、
下を見ても何もない。
その後、飛び降りをみたものは飛び降りに誘われるだとか、
下を覗いたものを突き落とすなど話がエスカレートしていったらしい。
まぁ、ただ見える……だけだと恐怖感がなくて、
話を盛って行ったのだろう。面白おかしくする為に。
褒められた話ではないが……往々にして人に話す話は感情をあおる方が伝わり、
後に残りやすい以上さもありなんともいえるが。
まぁ、ともかく、二つ目の不思議にいってみよう。
場所は二階の女子トイレ。
これは非常にオーソドックスではあると思う。
いわゆるトイレの花子さんだ。
特定のトイレの扉を三回ノックして話しかけると、
返事が返ってくるというもの。
まぁ、オーソドックスとはいえ、トイレという場所は花子さんに限らず、
数多の怪談が織り交ざっている訳だが……
ま、シンプルにそういう話であるらしい。
捻りも何にもない……とでもいおうか、
少なくとも映美莉にとっての感想はありきたりだな、くらいのものだ。
三つ目の不思議は理科室。
動き回る人体模型や骨格標本あたりが有名だと思うが、
また、ホルマリンの生き物が飛び出て動き回る等がある。
だが、この学校ではどちらでもないようだ。
むろん、そういう噂もあったようなのだが、
結論的に最も最初の不思議の形は非常に希薄……
というか拍子抜けするようなものだ。
不気味な笑い声が聞こえるというもの。
含んだような何か気味の笑い笑い声が。
それだけである。
それ以上でも以下でもない。
その後の話の流れで、
その声は人体模型には本物の人間が使われていてその怨嗟の声だとか、
昔理科の教師が狂気の実験をして非業の死を遂げただとか色々あるが……
実のところただの笑い声が聞こえるというだけの不思議である。
なぜそんな声が聞こえるのか、
どういう経緯なのか、
その声が聞こえたらどうなのか……
というのは全て後付けであり、
元々はなかったものらしい。
四つ目の不思議は鏡にまつわるもの。
踊り場から３階に上がったあたりに大きな鏡が立てかけられている。
他の場所にもあるのだが、
その鏡だけはフレームが黒色らしい。
何の変哲もない鏡だが、
その鏡は丑三つ時になると人の姿を映さない。
それだけ。
後々の話になると、
実は黒いのは夜に鏡に映された消えた人間の怨念だとか、
そこで昔死んだ人の血がこびりついて黒ずんでいるだけで、
鏡はその時の光景を映し出しているけど鏡の見えない位置に倒れていたせいで、
誰もいないようにみえるだとか、
そんな感じに話がもられ、
丑三つ時に鏡をのぞいてはならない、
映し出してはならないといったような話に派生していったらしい。
フレームの色が違うのには特に意味はなく、
丑三つ時にただうつしだされるはずの鏡像がうつしだされない。
こうしてみると、今までの四つに対して脅威はない。
残り二つに関しても似たように脅威がない不思議なのだろうか。
それを確認するためにも五つ目の不思議を確かめる。
五つ目の不思議は音楽室。
これもまた場所的にはオーソドックスなものだ。
大体においては誰もいないピアノから演奏が聞こえるだの、
肖像画が動いたりしゃべったりだのが多かったような気がするが、
残念ながらそのどちらでもないようだ。
といっても、オーソドックスといえばオーソドックスだろう。
古い、古いレコードから音楽が聞こえるというもの。
レコードが用意されていないのにも関わらず。
どんな音楽が流れるかは分からないし、
ただ音楽が流れる事だけが分かっているのである。
もちろん、後々呪いの音楽だの、聴くと死ぬだのはあるが、
不思議と、ピアノが一人勝手になりだすだの、
肖像画そっくりの霊があらわれ演奏するだの、
オーソドックスな話に代わっていったらしい。
学校という単語と、
古びたレコードについてのつながりが薄く感じられるからだろうか。
おいてあっても不思議ではないが……
触れる機会などそう多くはないだろう。
だからこそ、
分かりやすい方向に流れた……といった感じだろうか。
そして、判明している最後の不思議。
六番目の不思議はというと……
校長室らしい。
校長室の不思議といわれてもいまいちピントはこない。
こないのだが――
生徒にとって最も不可侵な場所ともいえよう。
例外はあるだろうが、
滅多な事で足を踏み入れる場所ではない。
それゆえに、だからこそ、
そこに不思議を見出す事もあるだろう。
ちなみに、どんな不思議なのかというと……
歴代の校長の目が動くというものらしい。
目の錯覚かもしれないが、
実際をそれを目撃して夜に学校に侵入して怒られた生徒がいるだの、
盗みに入った泥棒が警察に駆け込んだなどという話がある。
不思議なのは、
この話には実際にそうなったという話がつながっていることだ。
しかし……
「――ま、不思議は不思議だが、
　説明はつく範疇であるな。」
異能による悪戯。
しかし……
それが本当に不思議であるのか、
それとも単なる悪戯だったのか。
全てはまだ見ぬ七つ目の不思議に集約されているともいえる。
七つ目を紐解き、七つを知った時に不思議があるのであれば、
この七不思議というものは真実不思議という事になるだろう。
たとえ異能の力であったとしても、
廃校となった学校の不思議が今もなお続いているとすれば、
それは生者の仕業とは思えないからだ。
死者が行った事だとすれば、
それは十二分に不思議といえるだろう。
それに……
死者が行ったとも限らないのだ。
不思議は不思議。
不思議のままそれは存在したことを証明されることになるだろう。
ともあれ……
「ま、合流して現地にいくか。
　忘れ物はないな！
　よし！いくぞ！」
映美莉は待ち合わせ場所へと向かっていく。
――学校をマッピングするための道具を完全に忘れた事に気づかぬままに。

剣。
そんなハンドルネームを使う彼女の本名は
剣崎蒼刃(けんざきあおば)といった。
剣というハンドルネームもそこから来ている。
苗字の剣と、名前の刃。
どちらも剣を指示しているからである。
そんな彼女――
蒼刃は受けた連絡をみて困惑していた。
連絡してきたのはAoao……葵だ。
その内容はこれから待ち合わせをして会う映美莉という女性についての話だ。
能力に関してもおおざっぱに聞いてはいるし、
二人であればよほどの事がない限りどうにかできるだろう。
なぜならば蒼刃は想定される映美莉が対処できないものをどうにかする異能がある。
その異能の名前は脱出という。
能力も名前のとおりである。
捕らわれた場所から抜け出す事に特化した異能。
つまり、閉ざされた空間から逃げ出す事が出来るのである。
弱点もシンプルである。
この異能は逃げる為のものではあるが、
襲い来る脅威に対しては効果はないし、
脱出したい意思がなければ発動しない事。
そう。
脱出しなければならない状況においてこそ発現する異能である。
故に、空間から隔絶される等の脅威に対して効果を発揮し、
物理的な脅威に対してどうにかできない。
映美莉はその物理的な脅威に対して強みを持っている以上、
組み合わせとしては破格……
というか本当にシャレにならない何かに襲われるという状況でもない限り大丈夫……
のはずということである。
学校という閉ざされた空間である以上、
現地調査となればそうなるだろうし、
行けば面白いことになるかもしれない、
興味がある。
様々な事情から行かない理由がない……
そして、今現在、
待ち合わせ場所にやってくる特徴的ともいえる映美莉の姿に、
まず間違いないし、
頼もしさすら感じて、
これからの事が楽しみというか、
一緒するのがちょっと気後れしそうになるのだが……
だが……
思い返す。葵から受けた注意を。
曰く……
「必ず何か忘れ物をするので、
　余計にものをもっていってください。
　とりあえずお金と筆記具……
　ええ、マッピング用のもの、
　それからお夜食と……
　出来れば血液パックももっていけば万全です。
　どれか絶対忘れますので。」
とのこと。
見た目から想像はつかないが、
念押しの確認の為に本当に？と聞いたところ、
本当ですので絶対に、絶対に忘れぬようとまでいわれてしまえば事実だろう。
……こんな残念さんと共に行動して大丈夫だろうか、
等と一瞬考えるが頭をふって考えを打ち消し、
蒼刃はいう。
「初めまして、剣崎蒼刃といいます。
　蒼刃と呼んでいただいて結構です。
　今回はご一緒させていただきます。
　何かあれば遠慮なく言っていただければ。
　頼りにしておりますので。」
にっこりと笑うこともなく真剣にまっすぐ映美莉に向き合って自己紹介を。
今日というちょっと非日常なイベントの全ては、
ここから始まるのだから。

ENo.223 兎乃 とのやりとり

ItemNo.9 寿司 を食べました！
　体調が 1 回復！（9⇒10）
　今回の全戦闘において 活力12 敏捷12 強靭12 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

領域LV を 10 DOWN。（LV28⇒18、+10CP、-10FP）

響鳴LV を 15 UP！（LV25⇒40、-15CP）
料理LV を 5 UP！（LV74⇒79、-5CP）

兎乃(223) により ItemNo.17 杏 から重鎧『深淵のマント』を作製してもらいました！
　⇒ 深淵のマント／重鎧：強さ272／［効果1］体力55 ［効果2］－ ［効果3］－

AideNo.2 バニーガール に ItemNo.13 毛皮 を付加しました！（鎮痛LV10）

AideNo.2 バニーガール に ItemNo.15 皮 を付加しました！（反護LV15）

兎乃(223) の持つ ItemNo.13 オレンジビキニ に ItemNo.6 生命の宝石 を付加しました！

コハル(1440) とカードを交換しました！

はですぽむぐらねいと （ハデスポムグラネイト）


サモン：パラディン を研究しました！（深度0⇒1）
サモン：パラディン を研究しました！（深度1⇒2）
サモン：パラディン を研究しました！（深度2⇒3）

オンパレード を習得！
ディエスイレ を習得！
歌舞優楽 を習得！
サモン：スペシャルゲスト を習得！
クレイオ を習得！
喉飴作製 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

兎乃(223) は 箒 を入手！
えみりん(1239) は 山法師 を入手！
兎乃(223) は ふさふさ を入手！
兎乃(223) は 立派な歯 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
えみりん(1239) のもとに 野武士 が恥ずかしそうに近づいてきます。
えみりん(1239) のもとに 足軽 が泣きながら近づいてきます。

兎乃(223) に移動を委ねました。

マシカ区 I-9（森林）に移動！（体調10⇒9）
マシカ区 J-9（森林）に移動！（体調9⇒8）
マシカ区 J-8（チェックポイント）に移動！（体調8⇒7）
チナミ区 D-2（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

MISSION!!
マシカ区 J-8：チェックポイント《黒い渦》 が発生！
　　 - 兎乃(223) が経由した マシカ区 J-8：チェックポイント《黒い渦》
　　 - えみりん(1239) が経由した マシカ区 J-8：チェックポイント《黒い渦》

［805 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［434 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［475 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［199 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［404 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［325 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［266 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［193 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［116 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［143 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［148 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［309 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［47 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［219 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［98 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［105 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［99 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［49 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［83 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［71 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［15 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［100 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［32 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト
［64 / 100］ ―― 《変な像》揺らぎ
［40 / 100］ ―― 《白い渦》不幸
［100 / 100］ ―― 《黒い渦》不運
［12 / 100］ ―― 《線路》駆逐



女性の声が聞こえる。

　

　

　





　





　






　




　

　

　

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！