［基本］OK.　［戦闘］OK.　［戦闘:エイド1］OK.　［戦闘:エイド2］OK.　［戦闘:エイド3］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

ーーハザマ　名もなき地ーー

そこには、戦いの痕跡がいくつも残っていた。

地面はひびわれ、くだかれ、陥没。
葉をもたない歪な樹々は裂かれ、燃やされ、折れている。
地面から生えていたであろう草木もいまは風に流されるだけの塵。

そしておびただしい血痕の数々。

上空には沈むことのない赤い、血のように紅い太陽が浮かぶ。
空もまた見知った色ではなく夕焼けのような色合いではない。
見ているだけで不安と恐れを呼び起こす、赤黒い空だ。

そんな空のもと、地面から突き出た岩によりかかり、
時折ふきつける生温かい風を受けながら、ひとり息を整えている青年。

肉体の端々から出血しており、特に左胸には大きく裂かれた痕があった。
荒い呼吸がなんども繰り返されるなか、周囲を警戒もしていた。

怪我を負わせた相手はすでに立ち去ったのか、
手負いの青年を狙うような存在は付近には見受けられない。
いや、今はいないだけだ。




憶えているのは左胸を貫かれたあたりまで。
それからはおぼろげでしかなく、しかし相手に手傷を負わせたのだろうとわかる。
大きく息を吐いて、呼吸を整えたあとに血をぬぐい、簡単な手当てを自らにほどこす。

もたれている岩に、身体を預けて赤黒い空を見上げる。
これから、どうするべきかという問いを胸になげつつ。

そんな折、チャット画面が自動で開き、
視界に現れたのはいつもの2人ではなく"少女"の姿。

思わず目を見開き、淡々と話し出す"少女"の言葉を黙って聞く。
いくつかの言葉が述べられたあと、"少女"は、最後にこう問いかけを残した。


『貴方は、何処に居たいですか？』


その問いかけは、チャット画面にて常に投げかけられていたものだ。
これまでは気にもとめることもなく、適当に答えていたものだったが、
"少女"から問われると無視できない気持ちが湧いてくる。

画面から"少女"の姿が消えたのち、残ったのは選択肢を選ぶ画面。
その画面を静かに見つめながら青年は、
背中に岩の感触を得ながら思う、今はこの場にいない"誰か"。




用意されている選択肢は５つ。
『わからない/定まらない』『アンジニティ』『イバラシティ』『ハザマ』
そして『何処でもない』。




視線が下がり、うなだれるように地面を見る。
浮かぶのはイバラシティで過ごしていた日々。
もうひとつは、記憶を失ってからの思い出たち。

左胸を裂いた傷跡は、すでにふさがっている。
痛みはすでにない、なのに手のひらで掴まれたように痛む。
自分ではない自分を想って泣く、ひとりの女性の姿が思い浮かぶ。

記憶を失う前は、きっとあの家で、あの学校で、彼女と笑って過ごしていたであろう自分。

憶えてない、なにも憶えてはいないのに、
あの頃へと戻りたいという強烈な渇きがずっと、ずっとあった。

俺の居場所は、"今"のなかにはないのだと、そう思っていた。
いや、どこにもなかったのだと、決めていた。
だから、





空中に浮かぶ画面を指で操作すれば、自然とその選択肢が浮かぶ。




言葉を半ばまでつぶやいた瞬間に、"向こうの記憶"が一気に流れ込んできた。
こんなときに、と考えているうちに、思わずまぶたを閉じた裏側では、
15日間の自分が観ていた日常が映し出される。

それは、喫茶店の新人歓迎会でにぎわう少女たちとの日々。
それは、大学生の友人と過ごす温泉宿でのひととき。
それは、喫茶店の裏庭で戯れる友人と猫とのやりとり。
それは、新しくできた後輩と大学でのくだらない会話。
それは、自宅に住み着いた怪異とともに山へでかけた思い出。

それは、どこにでもある、何気ない日常たち。

青年の動きが止まる。
こちらで一時間ごとに流れてくる記憶と、大して違いはない。
だが、いまこのタイミングで流れてきたことに意味はあった。

画面から離れていた指は、迷いをもっていた。

このまま画面を閉じてしまうか。
誰かに、この選択肢について問いかけるか。
もしくは、選択肢のことなど忘れてしまうか。
　
しばらく静かな時間が経ったのち、




迷いを消すように画面を殴り砕いた。
砕かれた画面は音もなく青年の視界から消えていくが、
青年が呼び出す動作をすれば、再び画面が現れる。

想いは、口にしない。
そうしてしまうと軽くなってしまうから、と思考。
だから、





黙って選択肢を選び直し、送信を選ぶ。
もうこれで引き返すことはできないだろう。

イバラシティにいる自分はきっとまだ迷っている、
流れ込んできた記憶と感情を思えばわかる。

ただ、ハザマにいる自分は、迷わないことを決めた、決めたのだ。




背中を預けていた岩から立ち上がり、
青年はひとり、いや想いを胸に歩き出す。

ItemNo.11 ライオットインセンス を使用しました！
　魔香のため、体調は回復しなかった。
　今回の全戦闘において 器用55 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

守護者の姿が消え去った――

　

　

六角形の柱から天に向け、赤色の光柱が立つ。

どうやら次元タクシーで行けるようになったようだ。

キリン と別れました。

シュウ(127) から 120 PS 受け取りました。

ハッチ(1199) に 150 PS 送付しました。
ミスティ(647) に 600 PS 送付しました。

クリス(169) から 天青石 を受け取りました。

ミスティ(647) から 皿 を受け取りました。

瑠璃(865) に ItemNo.29 綺麗な鱗 を送付しました。
ムク(1796) に ItemNo.30 炙り牛刺し寿司 を送付しました。
ムク(1796) に ItemNo.32 月見つくね を送付しました。
ウレイ(419) に ItemNo.7 上質な布 を送付しました。

自然LV を 21 DOWN。（LV30⇒9、+21CP、-21FP）
付加LV を 46 DOWN。（LV95⇒49、+46CP、-46FP）
料理LV を 30 DOWN。（LV30⇒0、+30CP、-30FP）

命術LV を 11 UP！（LV29⇒40、-11CP）
具現LV を 5 UP！（LV35⇒40、-5CP）
使役LV を 5 UP！（LV35⇒40、-5CP）
解析LV を 5 UP！（LV35⇒40、-5CP）
武器LV を 40 UP！（LV0⇒40、-40CP）
防具LV を 40 UP！（LV0⇒40、-40CP）
合成LV を 1 UP！（LV39⇒40、-1CP）

シュウ(127) の持つ ItemNo.17 節くれ立った棒 に ItemNo.21 活力漲る魔力溢れる滑々な渦巻石 を付加しました！
　⇒ 特質強化！効果3のLVが11増加！

ハッチ(1199) により ItemNo.18 硝子細工の腕輪 に ItemNo.23 角閃石 を付加してもらいました！
　⇒ 博打付加！［ 3 1 6 = 10 ］通常付加
　⇒ 硝子細工の腕輪／護符：強さ218／［効果1］耐地35 ［効果2］耐地35 ［効果3］耐霊38

ウィル(72) とカードを交換しました！

Ars Magna （アルスマグナ）


モルダー を研究しました！（深度0⇒1）
モルダー を研究しました！（深度1⇒2）
ワロップ を研究しました！（深度0⇒1）

魔弾作製 を習得！
生生流転 を習得！
☆レスレクシオン を習得！
☆サモン：パラディン を習得！
☆結束 を習得！
☆コンキスタ を習得！
☆サモン：ミヅハノメ を習得！
☆ニルヴァーナ を習得！
☆明鏡止水 を習得！
☆アロケル を習得！
☆サモン：ワンダーワッフェ を習得！
☆同心戮力 を習得！
☆宝珠作製 を習得！
☆水衣作製 を習得！
☆魔衣作製 を習得！
☆効果装着 を習得！
☆独具匠心 を習得！
☆初習得ボーナス：各FPが30増加した！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

アキラ(812) は 書類 を入手！
アキラ(812) は すごい羽 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
アキラ(812) のもとに OL が微笑を浮かべて近づいてきます。

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました！

『ツクナミ区 K-2：チェックポイント《小集落》』へ採集に向かうことにしました！

MISSION!!
マシカ区 J-8：チェックポイント《黒い渦》 を選択！

［807 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［438 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［477 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［198 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［406 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［326 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［265 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［191 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［116 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［145 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［149 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［307 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［47 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［210 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［92 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［106 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［96 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［46 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［81 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［71 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［11 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［100 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［24 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト
［54 / 100］ ―― 《変な像》揺らぎ
［10 / 100］ ―― 《白い渦》不幸
［100 / 100］ ―― 《黒い渦》不運



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　









　

ヴゥ･･･ン･････

チャット画面に何かが新たに映し出される。

　




　

　

　

　　　『次のワールドスワップのロスト候補者は53名。

　　　　――必要数を達成。次の発動が決定されました。』

　

　

　




　






少女が現れる。

　






　






　






　




　




　

　

　

チャットから消えるアダムス。

　

　

　




　






白南海もチャットから消える。

　




　

　

　

チャットが閉じられる――

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！