［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

　ナレハテを背に、だから大丈夫と言わんばかりに妹は手を広げる。あれだけイバラシティで恐怖していた爆発は、最早何の感慨も起こさないというように、背後でBGMの様に鳴り響いている。


　二人の意見がすれ違っている。もう仮説でも良い。言うべきだ。


「舞。たぶん、多分だけど。私達、戦う度に、昔の……"焼華"の記憶が強くなってる。思い出せてきてる。
だから、舞がそれ以上戦ったら、本当に焼華になっちゃう。」

　傷ついてほしくない。だけど、それ以上に、あの焼華になってほしくない。
　罪を分け合ったのであっても、舞華は焼華の内、罪が重かった部分を持っている筈だ。今の舞華とは大きくかけ離れている。例えこの場限りの話だったとしても――――。


「……じゃあ、その緑のベレー帽、私が被りましょうか。元々私がプレゼントしたもの、でしたよね？」


　違う。
　駄目だ。


「――どうして。私はただ、舞華が……」

「じゃあ、聞きますけど。姉さんが焼華になっていいと、私が思うと、思いますか？」


　回答はわかりきった問だ。さっき、舞華が叫んだ事柄を踏まえれば。だけど――


「だって、私はもう何度も戦った。かなり、焼華に近づいたと思う。でも、あんまり変わってないでしょ。だから……」

「変わってない訳無い！」

　しん、と誰もいない水族館が静まり返る。舞華の視点から見たら、そうなるだろう。
　でも、分かっていることがある。私の視点からしか、分からないし、イバラシティでは、隠していることが。

「舞華。」

「……なんですか。」

「言ってなかったことがあるんだ。
舞華は、私の闘いを楽しんでる性分を、"焼華"になっているから、って思ってるみたいだけど。」

　違う。これは、今の、翔華の性分だ。元は、焼華のものだったかもしれないけれど、間違いなくイバラシティの私に備わったものだ。

「どういう、事ですか。」

「人を壊すのって、楽しいんだよ。でも、向こうじゃ常識があって、日常があって、法があって、秩序がある。だから、そういう事はできない。
でも、武道の場であったら？
……向こうの私は、自覚してないだけだよ。元からあったんだよ、これは。」

　だから私は、変わっていないと言う。だから、私が矢面に立つのが正しいのだと、主張する。

「……じゃあ、言います。私は、姉さんが焼華になるのが怖いと言いました。でもそれだけじゃあありません。
　私は、後ろで守られているだけなのは、嫌なんです。私の後輩と、姉さんが戦った時、どうして私が前に立っていないのか。姉さんが傷ついているのを、指を咥えて見ているだけなのが、悔しかった。そう思いました。
　これは舞華の思考です。焼華が表に出てくる前からの。だから、姉さんを戦わせたくありません。」

　私は、舞華を守りたいし、守らなければいけないし、これ以上戦っては舞華が舞華で無くなってしまうから、戦わせたくない。
　舞華は、私を焼華にしたくないし、何より自分だけが守られて私だけが傷つくのが嫌だから、戦わせたくない。

　ふたりとも、自分はどうなっても良いから、相手を守りたいと。

「……平行線だ。」

　平行線だ。以前、無茶な特訓を咎められた時と同じだ。

　ならば、平行線を傾けなくてはならない。二人で譲れる点を互いに模索しあわなければならない。


「……貴方は、どこにいたいですか。」

「それ、さっき聞こえた声、ですよね。」


「うん。
私達、このままじゃあずっと、意見がかみ合わない。ずーっと、ずっと。
でもさ、共通してる部分は、ある筈だよ。

舞華は、どこにいたい？」


「私は――」


　……不意に、水音が響く。水族館は空っぽで、もう何もいない筈、なのに――。

「――舞華！！」

「えっ……？」

ItemNo.3 ジャーキー を使用しました！
　魔香のため、体調は回復しなかった。
　今回の全戦闘において 増幅20 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

『執心』(1192) に 100 PS 送付しました。

青色の果実（800 PS）を購入しました。

装飾LV を 22 DOWN。（LV99⇒77、+22CP、-22FP）

魔術LV を 5 UP！（LV35⇒40、-5CP）
料理LV を 32 UP！（LV58⇒90、-32CP）

リキ(1403) の持つ ItemNo.37 プロテイン から魔香『ペインシェンス』をつくろうとしましたが、相手から取引生産許可が出ていませんでした。
ItemNo.26 青色の果実 から魔香『あおいかおり』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 2 3 2 = 7 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ あおいかおり／魔香：強さ200／［効果1］－ ［効果2］－ ［効果3］魔力49

『執心』(1192) の持つ ItemNo.17 さつまいも から魔香『ヴァイアル・オブ・リチャージ』をつくりました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 3 6 5 = 14 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！

『執心』(1192) により ItemNo.4 炎熱磁場 に ItemNo.38 ボルト を付加してもらいました！
　⇒ 炎熱磁場／装飾：強さ490／［効果1］加速50 ［効果2］加速30 ［効果3］－

『執心』(1192) により ItemNo.24 燃え続ける羽根 に ItemNo.40 立派な羽 を付加してもらいました！
　⇒ 燃え続ける羽根／魔晶：強さ245／［効果1］舞乱40 ［効果2］風柳25 ［効果3］充填19

クロス(10) とカードを交換しました！

万能薬 （リザレクポーション）


ワロップ を研究しました！（深度0⇒1）
エンビディア を研究しました！（深度0⇒1）
カオス を研究しました！（深度1⇒2）

☆メナス を習得！
☆メルト を習得！
☆ドラゴンヘッド を習得！
☆初習得ボーナス：各FPが6増加した！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

舞華(125) は 強靭な皮 を入手！

次元タクシーに乗り アライ区 F-12：チェックポイント《赤い灯火》 に転送されました！


アライ区 F-13（草原）に移動！（体調30⇒29）
アライ区 G-13（草原）に移動！（体調29⇒28）
アライ区 H-13（沼地）に移動！（体調28⇒27）
アライ区 I-13（沼地）に移動！（体調27⇒26）
チナミ区 D-2（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

『アライ区 F-12：チェックポイント《赤い灯火》』へ採集に向かうことにしました！

MISSION!!
ツクナミ区 E-16：チェックポイント《落書き壁》 を選択！

［807 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［438 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［477 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［198 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［406 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［326 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［265 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［191 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［116 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［145 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［149 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［307 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［47 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［210 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［92 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［106 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［96 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［46 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［81 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［71 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［11 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［100 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［24 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト
［54 / 100］ ―― 《変な像》揺らぎ
［10 / 100］ ―― 《白い渦》不幸
［100 / 100］ ―― 《黒い渦》不運



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　









　

ヴゥ･･･ン･････

チャット画面に何かが新たに映し出される。

　




　

　

　

　　　『次のワールドスワップのロスト候補者は53名。

　　　　――必要数を達成。次の発動が決定されました。』

　

　

　




　






少女が現れる。

　






　






　






　




　




　

　

　

チャットから消えるアダムス。

　

　

　




　






白南海もチャットから消える。

　




　

　

　

チャットが閉じられる――

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！