［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

//　少し前の出来事。　//

　　　　・・
――この斬撃を、私は知っている――。

　地面に落ちていた鉄パイプで繰り出される一撃。それはどう分類したって打撃の筈なのに、『斬撃』である事をユーキは知っていた。
　鞘に入れたままの刀でそれを防ぐが、出遅れた私の動きは後手に回り、次の斬撃を崩れた態勢のまま思い切りバックステップして躱す。だがユーキの態勢はさらに崩れた。

「どうしたユーキ姉ぇ！」

「！」

　その言葉は、いずみの放つ、ユーキに違和感を感じさせる叫び。
　ユーキの知るいずみではない。だが、紛れもないいずみでもある。理由を明確には理解はしていないものの、ユーキの直感はその事実を見抜いていた。
　だが、それがこの状況を好転させることはない。
　袈裟に振るわれた一撃を鞘で受け、そのまま鞘を流して捨て、鉄パイプを逃がしながら刀を抜く。この戦闘において、初めての反撃の斬撃を、ユーキはいずみの首筋に打ち込んだ。
　当たることはないだろう。そんな確信を持ったユーキの予測の通り、いずみはそれを僅かに身を沈めるだけで回避した。少しだけその金髪がはらりと落ちたが、それだけだ。

「ユーキ姉にとっちゃ、今の私は斬ってもいい存在ってわけだ」

「――――私にその余力がないだけよ」

　端的に、事実をそのままに言葉を返す。
　ユーキにとって今のいずみに、牽制以上の有効打が打てるイメージが湧いていなかった。
　今まで防戦一方になっていたのは単純な話、攻め入る隙が見いだせなかっただけなのだ。
　もっとも、仮に斬れる確信があった時に、ユーキがいずみを斬れたのかどうか。それは当人ですら分からないことだが。

「ハッ。そうかよ。こんなもんかよ。――――ならゲームオーバーだぜユーキ姉ッ！」

　言葉と共に、鉄パイプの斬撃が振るわれる。

　ユーキはその斬撃を知っていた。
　いつもいつも。
　どんな時も目を閉じれば襲い来る斬撃だ。
　幼き日より、ものごころのつく時よりも過去から己を斬首しようと繰り出されるイメージの斬撃。
　それに抗う為にユーキは刀を学び、そして未だ辿り着けぬ、抗えぬ剣術の頂だ。

　そんな斬撃が、今いずみの身体をもってユーキを襲っていた。
　
――抗えて三合――。

　その確信を得てしまった。
　もはやこの戦いは決した事を、ユーキは知った。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・　　・・・・・・・
　それでも抗うのをやめなかったのは、それが、あきらめる理由にはならなかったから。

　逆袈裟に斬り上げられる斬撃を、刀で受け流していずみの脇腹を狙う。

――一合――。

　受け流した方にいずみは自ら飛び込み、空中に身を躍らせてユーキの刃を避けながら斬撃を放つ。
　足場もない空中で放った斬撃だというのに、その刃はどこまでも鋭く太刀筋も本物だ。
　一方のユーキはいずみが空中に身を躍らせた時点で地面に転がりながら前転。いずみの太刀筋の外に出る。

――二合――。

　当たり前のように音もなく着地したいずみは高位置からの袈裟を。
　ユーキは地面から這うような逆袈裟を。
　互いの全力の一撃がぶつかる。

――三合――。

　理想的な着地からの斬撃に移行したいずみと、地面で姿勢を整えてから刃を振るユーキ。
　そこには明確な速度差があり、ユーキの斬撃が圧し負ける。
　互いの刃は弾かれるもの、ただでさえ崩れていたユーキの大勢はさらに崩れた。
　追撃の一撃はいずみの方が早い。故に勝負は決し――。
　
――四合――？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・
　ユーキは逸れかけていた刃を蹴り上げ、なんとかそれに間に合わせた。
　襲い来る刃は防がれ、そしてユーキの態勢はもはや崩れ切り、いずみの攻撃を喰らうしかない。

　所詮は時間稼ぎだった。
　次の一撃にユーキの意識は落ち、彼女は負ける。
　その運命は変わらない。

　だが、彼女はその僅かな時間に一つの疑問を得た。
　そして僅かに生まれた気を失うまでの時間の中で、ユーキはただただ目の前の少女を見ていた。
　いずみと呼ばれるべき少女を、まっすぐにみていた。

具現LV を 5 DOWN。（LV5⇒0、+5CP、-5FP）
変化LV を 5 DOWN。（LV30⇒25、+5CP、-5FP）
領域LV を 30 DOWN。（LV30⇒0、+30CP、-30FP）

呪術LV を 35 UP！（LV0⇒35、-35CP）
制約LV を 10 UP！（LV25⇒35、-10CP）
料理LV を 5 UP！（LV62⇒67、-5CP）

紗織(92) の持つ ItemNo.23 ものすごい木材 から射程1の呪器『右のチャクラム』を作製しました！
紗織(92) の持つ ItemNo.24 ものすごい木材 から射程1の呪器『左のチャクラム』を作製しました！

マルドゥック(1534) とカードを交換しました！

蕎麦の中の饂飩 （カオス）


ディスオーダー を研究しました！（深度0⇒1）
ディスオーダー を研究しました！（深度1⇒2）
ディスオーダー を研究しました！（深度2⇒3）
オミナスドリーム を研究しました！（深度0⇒1）
オミナスドリーム を研究しました！（深度1⇒2）
オミナスドリーム を研究しました！（深度2⇒3）

ヘジテイション を習得！
ミゼラブルメモリー を習得！
キャリオン を習得！
酔生夢死 を習得！
ミカヅチ を習得！
デスグラシア を習得！
フォークス を習得！
プルート を習得！
ベスチャルファング を習得！
インテンスドリーム を習得！
シャイニングフォース を習得！
オミナスドリーム を習得！
暗器作製 を習得！
謎飯作製 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

紗織(92) は 何かの歯 を入手！
ユーキ(984) は 何かの歯 を入手！
ユーキ(984) は ものすごいお肉 を入手！
紗織(92) は 壊れた銀の斧 を入手！

紗織(92) に移動を委ねました。

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました！

『タニモリ区 C-11：チェックポイント《屋台》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - 紗織(92) の選択は タニモリ区 C-11：チェックポイント《屋台》

MISSION!!
マシカ区 J-8：チェックポイント《黒い渦》 を選択！
　　 - 紗織(92) の選択は マシカ区 J-8：チェックポイント《黒い渦》

［817 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［442 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［479 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［200 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［408 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［327 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［265 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［192 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［111 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［145 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［145 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［304 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［41 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［208 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［92 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［104 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［96 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［46 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［80 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［62 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［9 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［100 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［24 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト
［45 / 100］ ―― 《変な像》揺らぎ
［2 / 100］ ―― 《白い渦》不幸
［88 / 100］ ―― 《黒い渦》不運



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

ザザッ――

　








少女がつぶやく。

　

　

　





雑音で声がかき消える。

　

　

　





　

　

　




　

　

　

チャットが閉じられる――

チェックポイント。



再び現れる守護者。

　　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！