［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

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「こんばんは」
「お母さん、お帰り」
「おかえりー」
「よーっす。なんだよ他人行儀に」

　アンゴルモアは細かいものまで含めれば測定不能な数の破片になった。
　最大の破片でも1kmに満たなかった。これほど細かく分裂したのは液体ヘリウム層が数十億年という長期に亘って内部を浸食していたからではないかという仮説が出されたが、本当のところはよく分かっていない。
　大きな事件に見えたが、けっきょく何ごともなく終わったともいえる。
　とはいえ月の裏側に太陽系外の天体が多数落下したのだ。しかも「つきかげ」によって大きな破片はすべて落下地点が確定している。宇宙開発関係者にとっては宝の山が降り注いだに等しい。すぐにいくつも回収計画が発表された。
　じっさいには数年以内にどうにかなる話ではないが、人類が宇宙をより深く知るための、そして今後の宇宙開発のための明確な道標が立ったのは間違いなかった。

　……それらのことは、現在の彼ら親子にとっては些末なことだった。
　真夜が母親を説得し、オンライン会議ツールを利用してのこととはいえ、十数年ぶりに家族四人が一堂に会することになったのだから。

「お母さん、今日はどこの取材だったの？」
「マスコミはもっと勉強してから来てほしいわ……」
　陽子は直接答えずに、げんなりした顔でぼやく。新聞かテレビか、そういう大衆向けのメディアだったようだ。
　軌道計算の第一人者として、陽子はあちこちから取材を受けていた。受けるたびに同じことを解説しなければいけないので正直面倒なのだが、大学の意向もあって、すべてを断ることはできなかった。
「物理学も天文学も素人じゃ分かんないよ」
「そうはいっても、あの人たちいちおう高学歴なんでしょ？　地頭はいいんじゃないの？」
「頭も使わないと鈍るからな」



「そういえばコウトは静かね。珍しい」
「ん？　うーん……なんていうか、入る隙がないって感じ？　やっぱ三人は家族だったんだなって」
「煌都はまだ話が通じるような年齢じゃなかったからな」
「お父さんの記憶ってぜんぜん思い出せないの？」
　真夜の質問は、今まで小暮家では禁句だった。父親と、あるいは父親のことを気兼ねなく話せるようになって、真夜はいくつもの重荷を下ろせたのが嬉しい。
「うん！　全っ然！！」
「そういうところ、コウトは強いわよね。育てるのにそんなに苦労しなかったもの」
「間違いなくお父さんに似てるよね」
「ならそんなに気にしなくてもいいな」
「そんなんだから離婚に踏み切ったのよ！」
「陽子は真面目だからな」

「そういや、お父さんは次はいつ地上に帰ってくるの？」
　煌都もなんとか自分から話に入ろうとする。
　宇宙飛行士は長期滞在といっても半年単位で人員交替がある。もっとも人事の刷新はまれで、一時帰還と再出発を繰り返すほうが多い。
「来年の春から地上勤務に半年入る予定だが、そっちに戻ったりはしないからなあ。今はもうツクナミ所属じゃないし」
「そっか……夏休みとかに、そっちに行ったりできないかなー」
　父親に会ってみたいというのではなく、現役の宇宙飛行士と直接話をしたい、というニュアンスである。
「来てくれるなら歓迎するぞ。陽子と真夜もどうだ？」
「いいの？」
「まっぴらごめんね」
「オレだって今さらよりを戻そうとか言うつもりはないよ。純粋に宇宙関係者として、来て損はしないと思うけどな」
「……来年の夏でしょ？　そっちの学会から招待状来てるのよね……アンゴルモアの軌道予測について解説してほしいって」
「お、ちょうどいいな。それじゃ、陽子のスケジュールに二人とも合わせたらどうだ？」
「まだ行くとは言ってないから！」
「行かないとも言ってないんでしょ？」
　まるで光二郎のような返しをしてきたのは煌都である。
「まあ……そうだけど……」
「いいじゃん、お母さんは別にお父さんと会わなくてもいいし」
「オレは陽子にも会いたいよ。今でも愛してるし学者としても尊敬してる。ああ、今なら平手打ち一発くらいまでの暴力も許容する」
「お母さんは暴力振るったりしないわよ。絶対に」
「そこらへんも変わっていないんだな」
「……離婚してからは家族旅行もしなくなっちゃったものね。いいわ。久しぶりに家族旅行しましょう」
　経済的にというより、精神的に余裕がなくて旅行プランを立てることができなくなった。旅行だけではないが、離婚後はいわゆる家庭的なイベントをほとんど企画しないまま済ませていた。陽子はそれに引け目を感じていた。



「陽子の許可が出たなら決まりだな！　行きたいとこあったら案内してやるからチェックしといてくれ。あまりあちこち飛ばれると困るけどな」
「やった！　といってもオレはお父さんの職場見学が一番したいことだけど」
「場所によりけりだな。さすがに職員以外立ち入り禁止の区域もけっこうある」
　宇宙開発の最前線だけに、それなりにセキュリティレベルは高いようだった。
「それでもいいよ。すげー楽しみ！」
　煌都にとって、父親の職場が憧れの場所なのは間違いない。
「私はせっかくだから服とか見たいんだけど……」
「ファッションの中心は東海岸でも北のほうだからなあ。南の端っこからだとけっこうあるぞ。まあ飛行機捕まえるのには楽なとこだから、早めにスケジュールを教えてくれればどうにかできると思う」
「本当に大丈夫なの？」
　真夜の懸念は光二郎が楽観主義者ゆえの、根拠なき安請け合いをしているのではないかという点にあった。
「ああ。軍関係者も多いからな。隣に空軍の滑走路があるから一般的でない航路でショートカットできる。買い物の足に使ってるやつも実際にけっこういる。なんせ僻地だからね」
「けっこういい加減なのね。そんなので大丈夫なの？」
　陽子の疑問は至極当然のものであったが、光二郎は平然と、
「締めるところは締めて、緩めるところは緩める、ってのがこっちの流儀だな。ちなみに宇宙ステーション勤務は人間関係が濃くなるってのはちゃんとデータが出てるぞ。特定の人間としか会えない環境で何か月も過ごすんだから当然だが」
「へえ。もっとドライな関係なんだと思ってた。ちょっと意外だな」
「『宇宙船は人力で飛ばしてる』ってのは現場の常識だよ。動力源が人力である以上、義理人情は欠かせない潤滑油ってところだ。最前線はかなり狭い界隈だしな」
「なるほどなー」
　煌都は感心している。やはり現場の人間の話というはためになる。



「さて、細かいスケジュールは年末までに決めちゃいましょう。全員分のスケジュールを合わせないといけないから早め早めにね。とくにコウくん」
　煌都は自分のことを言われたのかと驚き、少し考えてそれが光二郎のことであろうと気づく。
「オレのことかと思っちゃったよ。お母さんはお父さんのこと『コウくん』って呼んでたんだ？」
「もちろんコウトのことも含まれてるわよ。二人ともいい加減なんだから」
「家族旅行もスケジュールはいつも陽子に任せてたなあ。なつかしい」
「もうあなたは家族じゃないんだから自分でどうにかしてね」
「あ、お父さんの分は私がやろうか？」
「いいね。真夜に任せよう」
「マヤちゃん、そうやってお父さんを甘やかさないの！」
「じゃあ陽子が甘やかしてくれよ」
「お断りよ。ねぎ味噌煎餅お土産にもってくから、それで我慢して」
「オレの好物覚えてくれてたんだ。嬉しいね」



　会話はまだ続いている。

　煌都は話をしながら、いままでなるべく考えるのを避けていたことについて考えていた。

　煌都にとって父親がいないことはごく普通のことだった。
　不満もなかった。
　だが──

　自分が父親を意識しなかったのは、父親の話を持ち出すことで壊れてしまう何かがあるのではないかという不安があったからかもしれない。少なくとも姉にはそういう気分があって、それを感じ取ってはいた。

　そしていま、父親がいるということに違和感がなかったし、不満もなかった。
　両親の離婚の原因が自分にあるのなら、自分が家族を壊したことになるのだろうか。
　誰に聞いても違うと言われるだろう。そもそも責任を負うような年齢でもなかった。
　それでも心の中にトゲが刺さっていたのかもしれない。自分の存在が、あるべき景色を消してしまったことについて。
　だから、十年以上の空白が簡単に埋まっていることが純粋に嬉しい。

　あるべき景色は、形は変われど、いまここにあった。
　それを見、そしてその景色の中に自分も存在する。

　それはきっと、自分が望んでいたことなのだ。

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--月--日（--）
後悔している暇すらない。


3月27日（土）
クロヒト……じゃなくてクロちゃんと遭遇する。
オレはコイツをもっと前から知っている気がするんだが……思い出せないな……。
家の話とか滅多にすることもないので
これはこれでいい機会なのかもしれない。


4月30日（金）
ゴールデンウィークがはじまる。
今年は何しようかな～～。

ENo.360 瑞稀 とのやりとり


ENo.417 クロヒト とのやりとり

ItemNo.12 移ろう帚星 を破棄しました。
ItemNo.22 白道の衛星 を破棄しました。

ItemNo.19 不思議ゼリー を食べました！
　体調が 0 回復！（30⇒30）
　今回の全戦闘において 器用15 敏捷15 耐疫15 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

龍が起き上がり、空へと消える。

　

龍の頭から小さな光の玉が出て、

空へと飛び去って行くのが見えた。

　

　

　

無事に残っているファッションエリアに入ってみる。

　








　




こちらに気づき、･･･目を背ける。

容姿からしてロストのひとり、アルメシアのようだ。

　

　

　








並ぶ衣服をチラッと見つつ、願いが伝えられた。

まる(1647) に 400 PS 送付しました。

まる(1647) から 強靭な皮 を受け取りました。

響鳴LV を 30 DOWN。（LV35⇒5、+30CP、-30FP）

解析LV を 35 UP！（LV0⇒35、-35CP）
防具LV を 5 UP！（LV55⇒60、-5CP）

ItemNo.4 貫く衛星 に ItemNo.12 強靭な皮 を合成し、貫く衛星 を強化しました！（+40）
　⇒ 貫く衛星／装飾：強さ476／［効果1］器用35 ［効果2］火纏35 ［効果3］－

ItemNo.4 貫く衛星 に ItemNo.17 紫陽花 を合成し、貫く衛星 を強化しました！（+17）
　⇒ 貫く衛星／装飾：強さ493／［効果1］器用35 ［効果2］火纏35 ［効果3］－

まる(1647) の持つ ItemNo.29 不思議な粉 に ItemNo.13 強靭な皮 を合成し、魔力溢れる滑々なぶにゅぶにゅ に変化させました！

まる(1647) により ItemNo.7 ビーフ から料理『干した謎肉』をつくってもらいました！
　⇒ 美酒佳肴！［ 6 6 2 = 14 ］成功！料理の付加効果のLVが増加！
　⇒ 干した謎肉／料理：強さ37／［効果1］活力7 ［効果2］体力7 ［効果3］防御7

ガガミネ(181) とカードを交換しました！

チタン （モータルバイト）


モルダー を研究しました！（深度0⇒1）
モルダー を研究しました！（深度1⇒2）
モルダー を研究しました！（深度2⇒3）
マーシャルアーツ を研究しました！（深度0⇒1）
マーシャルアーツ を研究しました！（深度1⇒2）
マーシャルアーツ を研究しました！（深度2⇒3）

精神変調耐性 を習得！
ブロック を習得！
フェイタルポイント を習得！
コンセントレイト を習得！
リストア を習得！
リンクブレイク を習得！
応酬 を習得！
魔力凝縮 を習得！
アブソリュート を習得！
ウィークサーチ を習得！
ブレイクスルー を習得！
ジャイアントキル を習得！
ローエレメンツ を習得！
コンシアンス を習得！
ジェネラル を習得！
ボンバルディエ を習得！
アスティオン を習得！
心機掌握 を習得！
マーシャルアーツ を習得！
炉火純青 を習得！
紙一重 を習得！
ライブラリ を習得！
乱離骨灰 を習得！
フレアランブル を習得！
リープアイズ を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

まる(1647) は すごいお肉 を入手！
コウト(1636) は 生命の宝石 を入手！
まる(1647) は 地龍の鱗 を入手！
コウト(1636) は 火龍の鱗 を入手！

特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました！

『ミナト区 G-8：チェックポイント《珈琲店》』へ採集に向かうことにしました！
　　 - コウト(1636) の選択は ミナト区 G-8：チェックポイント《珈琲店》

MISSION!!
シモヨメ区 P-11：シモヨメサーキット を選択！
　　 - コウト(1636) の選択は シモヨメ区 P-11：シモヨメサーキット

［821 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［444 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［481 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［200 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［410 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［328 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［263 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［189 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［111 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［146 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［146 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［299 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［41 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［203 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［89 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［99 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［90 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［46 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［76 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［56 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［5 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［100 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［21 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト
［43 / 100］ ―― 《変な像》揺らぎ
［0 / 100］ ―― 《白い渦》不幸
［11 / 100］ ―― 《黒い渦》不運



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

Cross+Rose越しにどこかの様子を見ているエディアン。




　

　

　











いくつかの映像が映し出される。

　







　

不思議そうにするエディアンを見て、軽くため息をつく白南海。






　






　

　

　

チャットが閉じられる――

サーキット場。

瓦礫が多少散乱しているが、まだ形を保っているほうだろうか。

　

･･･何か、音が近づいてくる。

　





　

バイクが一斉に突っ込んでくるッ！！