［基本］OK.　［戦闘］OK.　［スキル］OK.　

ユカラくんが数日帰省することになった。
夏休みや冬休みを除いて、週末挟んで学校も休むのは今までなかったことだ。

一緒に登下校ができなくなるので、朝だけは深雪ちゃんに車で乗せて行ってもらえないかお願いすることにした。
「朝のラッシュが一人だとちょっと怖いんだよね」
「確かにアズちゃんが一人で乗るのは心配だよね」
と、二つ返事でOKがもらえたので、ひと安心である。

週末は女子三人でショッピングや映画に行ったり、お菓子を作ったりと楽しく過ごしていた。

こういうのもたまにはいいねぇ〜と思っていたら、月曜日に帰ってくる予定のユカラくんから連絡が入った。

「転移装置のアクシデントで帰れなくなった」と。

「アズちゃん、独自の転移陣？とか持ってなかったっけ？」
通信の直後、深雪ちゃんが言った。
「んー？あるけど、女子寮の私のクローゼットの中だから怒られちゃうよ。あと、一応特殊な道具だから一応王宮に許可もらって設置してるんだよー。王宮にも実家に繋がるやつはあるから、うちの実家経由で戻れるとは思うけど……」
これはあまりお勧めしたく無い。
「アズちゃん？」
「出迎えがうちのお母さんやミリ（兄）なら歓迎されるだろうけど、お父さんだった場合は……ユカラくんの命の保証が……」
「何事！？」
「お父さん、今は社長がてら薬品開発をメインでやってるけど、若い頃は騎士団から入団を熱望されてたとかで……実際、行商に冒険者をほとんど雇わないんだよね……」
兄のミリオンベルも色々万能なんだけど、騎士のお爺ちゃまの武芸の才能と、うちの薬師の血を色濃く継いだ父、プランハープはさらに上をいくと聞いている。
今も確かに腹筋バッキバキだもんなぁ……。
「今、この結論の出てない状態でユカラくんがお父さんに会っちゃったら、とんでもないことになると思うよ……殺しはしないとは思うけど」
「殺しはしないって……」
「もしくは泣き崩れるか」
「……なんにしてもアズちゃんへの愛が重たいっていうのだけは分かったよ」
たははと深雪ちゃんが笑った。


「……結論が出るのが伸びて正直ほっとしちゃったよ。深雪ちゃん、どういう結果になってもこれからも仲良くしてね？」
「当たり前でしょ。こちらこそ仲良くしてね」
二人で微笑んでみたものの、

「…………」
「…………」
なにやら気まずい沈黙が続く。

どうしようかな、と俯いてたら深雪ちゃんが口を開いた。
「ねえ、アズちゃん、出来ればこの今の関係性を維持できるのが私としては1番いいと思うんだけど」
「それは……そうだけど……でも、三人で仲良くっていうのは……」
許されないよね？？
「前も話してたけど、法律さえどうにかなればどうとでもなる話だよね」
「どうとでもなるものなの？？」
そうなの！？と私は首を傾げた。
「女王様ならどうにかしてくれそうな気がしない？」
「そりゃ、私たち三人ともヒスカちゃんと仲良しだけど……。ヒスカちゃん、バレットさんや議員さんまでうまく丸め込んでくれるかなぁ……？」
法律に絡むかどうかはわからないけど、レイヤ先生はユカラくんが説明すれば納得はしてくれそうな気はする。
法律さえOKなら我が家も多分……お母さんと私が説得したらお父さんもきっと折れるよね？？
「そこは……どうだろう？」
深雪ちゃんも困り顔である。
「それじゃあっ……お父さんがもっと商品をジェイド王国に卸してればもう少し商人ギルドの貴族の人たちから意見とか通せたりするかなぁ……」
「アズちゃん、それはかなり無茶があるのでは……」
絶対顰蹙買うだろうし、深雪ちゃんが言う通り無茶な話である。
「じゃあ、議員さんや愛人さん何人も囲ってる貴族や有力者を味方につけるとか……」
「誰かが寵姫制度を復活させようとか言い出して余計泥沼になると思うよ」
「うわ！それはヒスカちゃんが悲しくなっちゃうからやめとこう！！」
「うーん………それじゃあ私が宮廷魔術師レベルの実力を……それは無理だぁ……」
そんなに賢かったら、アカデミー入学通り越して研究生とか、客員教授になってるよねぇ。
「アズちゃん、テレビに出てるんだからそっちから攻めないんだね……」
「え？商品名言ってるだけなんだよ？？」
「いやー、アカデミー戻ったら囲まれると思うけどなぁ……」
「それぐらいの影響力じゃ、法律なんて変えようが無いよ〜」
「それもそっか」

うーーーーん。

2人で色々考えてみたけれど、たかが三人の国民のために法律を変えるとか、いくら友人でもヒスカちゃんはできないよねぇ、と肩を落とすことになったのであった。

ENo.839 ユカラ とのやりとり


ENo.840 深雪 とのやりとり

ユカラ(839) から 書類 を手渡しされました。

料理LV を 10 UP！（LV50⇒60、-10CP）

コウキ(1026) とカードを交換しました！

七星のコトダマ （ラッキースター）


◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

ユカラ(839) は 歪んだ指輪 を入手！
深雪(840) は ビール瓶 を入手！
アズ(841) は ビール瓶 を入手！
深雪(840) は 上質な布 を入手！
アズ(841) は 闇小晶 を入手！
ユカラ(839) は 書類 を入手！

▼エイド化候補（基本行動にてエイド化可能）
深雪(840) のもとに インテリマン が恥ずかしそうに近づいてきます。
深雪(840) のもとに 闇の騎士 が興味津々な様子で近づいてきます。
深雪(840) のもとに OL がスキップしながら近づいてきます。

ユカラ(839) に移動を委ねました。

チナミ区 D-2（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

MISSION!!
アライ区 F-12：チェックポイント《赤い灯火》 が発生！
　　 - ユカラ(839) が経由した アライ区 F-12：チェックポイント《赤い灯火》
　　 - 深雪(840) が経由した アライ区 F-12：チェックポイント《赤い灯火》
　　 - アズ(841) が経由した アライ区 F-12：チェックポイント《赤い灯火》

［822 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［445 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［490 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［199 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［407 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［325 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［250 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［181 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和
［105 / 500］ ―― 《堤防》顕著な変化
［148 / 400］ ―― 《駅舎》追尾撃破
［5 / 5］ ―― 《美術館》異能増幅
［144 / 1000］ ―― 《沼沢》いいものみっけ
［100 / 100］ ―― 《道の駅》新商品入荷
［288 / 400］ ―― 《果物屋》敢闘
［40 / 400］ ―― 《黒い水》影響力奪取
［199 / 400］ ―― 《源泉》鋭い眼光
［84 / 300］ ―― 《渡し舟》蝶のように舞い
［99 / 200］ ―― 《図書館》蜂のように刺し
［78 / 200］ ―― 《赤い灯火》蟻のように喰う
［45 / 200］ ―― 《本の壁》荒れ狂う領域
［76 / 100］ ―― 《珈琲店》反転攻勢
［100 / 100］ ―― 《屋台》更なる加護
［55 / 100］ ―― 《苺畑》不安定性
［1 / 100］ ―― 《荒波》強き壁
［83 / 100］ ―― 《小集落》猛襲
［13 / 100］ ―― 《落書き壁》リアクト
［38 / 100］ ―― 《変な像》揺らぎ



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

空には変わらず光の玉が、星々を模している。

次第に集まり、大きな光になっていく･･･

　

　

　









　





　

　

　

集まった光がそれぞれ何かの形を成し、地上に落ちてゆく。





　

　

　





　

　

　

チャットが閉じられる――

チェックポイント。



再び現れる守護者。

　　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！